下賜される王子

シオ

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◆ 第一章 黒の姫宮

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「ったくよー、なんなんだよ、お前は」

 雑多な音で賑わう酒場。聴覚を支配する雑踏の中でも一際大きな声が俺の耳元で響く。随分と酔っ払っているその男は、薫芙くんふという名の俺の同僚だった。

 同期入隊で年も近く、蛍星が来る前は一番つるむ相手だった。俺は今、薫芙と共に城下の酒場に来ている。城下のこの通りは飲み屋が多く、右軍や左軍に所属する者があちらこちらに見受けられた。

「なぁ、清玖。お前は、いつの間に三の宮様とお近づきになってんだ?」

 俺の肩に回された腕を退かしながら、俺も酒を煽る。酔っ払ってしまいたいのに、酒に強い己の性質のせいで全く酔いが回ってこない。対して、同じ調子で飲み進めていた薫芙は相当出来上がっている。

 後から蛍星が来て三人で飲む予定なのだが、薫芙がこんな状態で、酒の強くない蛍星が合流するということを考えると、介抱するのは俺一人なのだなと、諦めの境地に心が到達する。

「いやー……、俺にもよく分からん」
「よく分からん、じゃないだろ! そんな運よく三の宮様と知り合えるわけないだろ! あれか!? 蛍星に頼んだのか、この卑怯者!」
「な! そんな訳ないだろ! 蛍星は何も関係ない!」

 あらぬ疑いをかけられ、全力で否定する。俺にとっては、全てが全て予想の範疇を超えたことだったのだ。敢えてきっかけを述べるとしたら、蛍星のあとを追いかけて行ったことが全ての始まりだろう。

 たっぷりと味噌の乗った田楽を口に入れ、勢いよく引き抜いた竹串を薫芙がぶんぶんと振った。そして、その串の先が俺を向く。危ないだろ、と言ってその串を奪い取り、皿の上に乗せる。

「この前だってよー、せっかく宮様が右殿にお越しになったってのに、なんでずっとお前の部屋にいんだよ。お前の部屋に行こうと思ったら、めっちゃ怖ぇ近衛が見張ってるしよ」
「あぁ……あの人は確かに怖い」

 葉桜のことだとすぐに分かった。あれから、幸運にも吉乃様と会う機会が増えたのだが、その度に彼からの刺すような殺気を感じる。侍従長殿が不在でも、必ず葉桜はいる。吉乃様はきっと気付いていないのだろうけれど。

 箸で芋の煮っころがしを掴もうと思ったのだが、狙っていた芋をわざと薫芙に横取りされた。勝ち誇った顔をして、芋を頬張っている。薫芙はこんなに面倒臭い男だっただろうか。

「二人っきりで部屋に籠って何してたんだよ、おい」
「いや、別に……何も」
「ちゃんと俺の方見て言え!」

 別に、意図してお前を見ていなかったわけではない。ただ俺は今度こそ掴もうとした芋を見ていただけだった。けれど、そんなことを懇切丁寧に話しても今の薫芙には意味のないことだと理解して、言葉を飲み込む。

「なんなんだお前は。あれか。玉の輿狙ってんのか」
「はぁ? ……なんでそうなる」
「三の宮様の配偶者になって、豪勢に生きて行こうって算段か!」
「そんな訳ないだろ、何言ってるんだお前は」
「王族の方は殆ど結婚しない……だが、稀に結婚なさる方もいる! それは大体が同性婚だ! つまりお前だ!」
「……はぁ、下らない」
「下らなくない!!」

 ばん、と薫芙の手が机を大きく叩いた。そのせいで俺の猪口に入れた酒が溢れる。自然と舌打ちが出て、こんなに腹が立つことも久しぶりだな、とどこか他人事のように感じる。

 薫芙は、酔っ払ってはいるが偽りを述べたわけではない。天瀬では同性婚が認められている。異性婚の方が圧倒的に多いが、同性婚が禁じられているということもない。

 また、王族の方々は皆、婚姻なさる場合は殆どが同性婚だ。皆、子が生まれるような要因を作りたくないのだろうというのが、王族の方々のお心を察する市井の意見だった。

 王族の同性婚。確かに、そういった現実はある。だがそれは、俺と吉乃様には関係のないことだ。俺は玉の輿など狙ってはいないし、吉乃様と婚姻を結ぶことなどありえない。それなのに、ぐちぐちと薫芙が一方的に俺を詰るのがいい加減頭に来る。

「あー……俺だって三の宮様とお話したかった……」
「これからそういう機会があるかもしれないだろ。戦場で活躍して論功行賞の場で声でも掛けたらいいじゃないか」
「馬鹿野郎……俺程度の身分で声なんて掛けられるもんか……」

 その気持ちは分からないでもない。吉乃様が右殿で卒倒なされた後から、何度か顔を合わせる機会を賜っているが、今でも俺の方から声をかけることに躊躇いを覚える。

「そもそも! 論功行賞ですらない場で声かけられてるお前に言われても、腹立つだけだっつーの!」
「腹を立てられても困る」
「うっせ、清玖の馬鹿野郎……」

 不貞腐れて薫芙は項垂れる。三つ編みに纏めた赤毛が馬の尾のように背中に垂れていた。やっと静かになった。このまま眠ってくれないかな、とついつい思ってしまう。

「……三の宮様に褒めてもらいたい」
「褒めてもらいたいのか」
「良く頑張ってるって、頭を撫でてもらいたい」
「……っ、な、なんだそれ」
「笑うな! 本当腹立つなお前! 俺のささやかな夢なんだから良いだろ!」

 思わず笑ってしまって、悪い悪いと謝る。確かに薫芙は頑張っている。もともと武官を輩出してきたような家の出ではない。身分としても然程高いわけではなく、首筋に花紋が見えている。

 そんな薫芙は、己の剣の腕と機転の利く頭で登りつめてきた。出自を問う喧しい声を、己の実力で黙らせてきたのだ。泥酔する薫芙には怒りを覚えるが、確かに、平素の薫芙は褒められても良いと思う。

「これで夢が叶ったか?」

 その声は、突然降るように落ちてきた。そして、薫芙の頭の上には白い手が。俺はゆっくりとその手の持ち主を見る。箸先で煮込んだすじ肉を掴んでいたのだが、それをぽとりと落としてしまった。まさか、そんなまさか。こんなことがあって良いのか。

「な……っ、な、なん……!」
「さんの、み」
「あー! ちょっと駄目駄目! そうやって呼んだら駄目!」

 そこには、吉乃様と蛍星がいた。三の宮様、と口にしそうになった薫芙の口を、蛍星の手が塞ぐ。吉乃様は外套を深く被り、顔と髪を隠していた。けれど、対峙すればすぐに分かる。そのお顔立ち。そして、黒い瞳。

「蛍星! お前っ、ていうか、これは……どういうことなんだ!?」
「いやー、それがさ。ちょっと黒珠宮寄ってからここ来ようと思ったら、兄上に捕まっちゃって。そしたら一緒に行くって言って聞かないんだよね」
「それを……侍従長殿がお許しになったのか……?」
「全然。でも兄上が、なんとか言いくるめてさ。……あーあ、俺、帰ったら何時間淡月に説教されるんだろう」
「大丈夫、ちゃんと説いて聞かせれば淡月も分かってくれる」

 吉乃様に教えて差し上げたい。侍従長殿の聞き分けがいいのは、吉乃様の前だけなのです、と。それ以外の前では、あの人ほど意固地な人はそうそういないのです、とも。心中でそうぼやいた俺の横で、薫芙が目を見開いて固まっていた。

「おい……大丈夫か、薫芙」

 肩を掴んで幾度か揺さぶると、ゆっくりと視線が俺を見る。そしてその視線は再び吉乃様の方へ戻って行った。薫芙の視線が、吉乃様と蛍星と俺の間を行き来する。

「俺は、飯食いながら寝ちまってんのか? これは夢か?」
「いや、現実だ」
「……そうか」

 物凄く冷静な返事だった。きっとまだ理解力が現実に追いついていないのだろう。薫芙は、口も目を開いたままで、吉乃様を見つめたまま亡羊と化していた。

「薫芙が固まってる……面白い顔」
「この者は薫芙というのか」
「そうなんです。俺の、そこそこの友達」

 そこそこの友達、という表現がなんとも蛍星らしい。薫芙が微塵も動かないことを楽しんで、蛍星が薫芙の頰肉を引っ張っていた。人は驚きすぎると、ここまで無になるのだ。

「清玖。相席しても構わないか?」
「……御心のままに」

 吉乃様がそう願うのであれば、俺は叶える以外の選択肢を持たない。壁に面した長机に一列に座る構成上、俺たちは向き合って座ることが出来なかった。流石に薫芙の横に吉乃様に座って頂くのでは薫芙の心が持たないだろうという判断から、俺と蛍星で吉乃様を挟んで座ることになった。

「兄上って、こういうの食べたことある?」
「……肉類は滅多に無いな」
「何か、食べてはならぬという決まりでもおありなのですか?」
「あー……と、私の、まぁ仕事上のことだが、菜食が基本とされていているんだ。肉を食べると脂肪がついて無駄な贅肉がつくし、体臭も臭くなるということらしい」

 仕事、というのは姫宮として、ということだろう。言いにくそうに仕事と濁して仰られた。そんなことをこの場で話させてしまった己の愚かさを呪う。

「確かに、兄上っていつも良い匂いしますよね。臭いなんて思ったこと一回もない」
「こら、蛍星。くすぐったいよ」

 くんくんと、蛍星が鼻先を吉乃様の首筋に寄せて匂いを嗅いでいた。こんなこと、この国の中で蛍星しか出来ないことだろう。滅多に見れない光景を、俺も薫芙もまじまじと見つめてしまった。

「……信じられない、俺の目の前に尊い御方がいる」
「宮様方のこうした風景は、俺も未だに見慣れない。……にしても、他の者にばれないか冷や冷やするな」

 吉乃様は外套で髪を隠してはいるが、外套の縁からは黒髪が垂れ落ちている。隠すため、こぼれた毛を外套の中に押し込みたいが、畏れ多くて、黒髪に触れることすら出来なかった。

「大丈夫だろう。皆酔っぱらっているし、見間違いか幻覚にでも思ってくれるのではないか?」
「だとしても、兄上、絶対その外套は外さないで下さいね。すっぽり頭を隠さなきゃ駄目ですよ」
「ああ、分かっているよ。任せてくれ」
「んー……大丈夫かなぁ」

 どうしても吉乃様には危機感というものが薄い気がする。貴方がここで姿を現せば、皆混乱はするものの最後には平伏して崇め出すことになるのだ。そうなるということを分かっていなさそうだな、と思いながら吉乃様を見れば、吉乃様は何故か薫芙のことじっと見ていた。

「あ、な、何か……?」
「いやなに、そなたを見たことがあるような、と思ってな」
「薫芙はよく俺や蛍星と手合せをしているので、その時にでもご覧になったのでは?」
「あぁ、なるほど。そういうことか。その赤毛、よく覚えている」
「こ、光栄で御座いますっ」

 薫芙は緊張で声が裏返ってしまった。一瞬笑いそうになったが、笑ってしまうのはあまりにも可哀想で俺はぐっとそれを堪える。なのに蛍星は大きな声を出して笑っていた。少し薫芙に同情する。

「私の同い年の弟が、似たような髪色で覚えやすかったんだ」
「え? そうですか? 四の兄上ってもっと暗い赤じゃなかった?」
「いや、これくらいだ。いつも暗い場所に閉じこもっているから暗く見えるだけで」
「ふーん。そういえば、最近全然会ってないなぁ。元気なのかな」
「ついこの間会ったばかりだけれど、とりあえず元気だったよ」

 書庫に住んでいると噂される四の宮様の名が挙がった。確か、吉乃様とは一月か二月しか差の無い弟君だ。三の宮様と、七の宮様が、四の宮様について話し合っている。そんな光景が目の前にあって、戸惑いながら感動した。

「宮様方って、本当に生きてるんだな。なんか、今まで存在に現実味がなかったけど、今、生きてるんだって感じる」
「薫芙、分かるぞ。俺も一の宮様と二の宮様にお会いした時はそう思った」
「お、お前……なんていう方々と面識があるんだよ……恐ろしいな」

 俺だって、あの時は心臓が止まるかと思ったよ。そう小さく呟けば、薫芙が俺の背をぽんと叩いてくれた。きっと俺のここ最近の心労を労ってくれているのだろう。

「お前、なんでそんな綺麗な髪なんだ? どこの染料使ってんだよ」

 聞きなれない粗野な声が聞こえた。それは俺の声でも、薫芙の声でも、蛍星の声でもない。ましてや、吉乃様の声でもなかった。無礼な言葉を撒き散らす男が、そこには立っていたのだ。


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