下賜される王子

シオ

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◆ 第二章 異邦への旅路

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「ようこそ、オルドローズへ。吉乃」

 目の前にユーリがいるということに、現実味がなかった。もっと言えば、自分がオルドローズにいると言うことも、まだ受け入れられていない。それほどまでに、私にとって奇跡に近いことが実現していた。

 黒珠宮で守られて過ごしていた私が清玄を出て、隣国のオルドローズにまで来ているだなんて、数年前の私に言って聞かせても信じてはくれないだろう。

「久しいな、ユーリ」
「本当にね」

 馬車から降りた私を待ち受けていたユーリは、以前よりも背が大きくなったように思う。成長期などはとっくに過ぎているだろうから、私の勘違いかもしれないけれど。

「吉乃は元気だった? 私たちは、あまり良くないお別れをしてしまったから、ずっと気がかりだったんだよ」

 清玖に会いたいという一心で私は清玄を抜け出し、戦地まで駆けて行ったのだ。その結果、富寧の襲撃に遭い、ユーリとはそこで別れてしまった。救出され、黒珠宮で療養していた間に、ユーリはオルドへと帰国していたのだ。さよならだって言ってない。

「私は元気だ。あの時は本当にありがとう。ユーリが私の背を押してくれなければ、清玄を飛び出すなんて勇気、持てなかった」
「でも、勇気を持たせた結果、危険な目に遭わせてしまった。本当にごめんね」
「謝らないでくれ。私はユーリに感謝しているんだ」

 死を覚悟した瞬間すらあった。恐怖や痛みも。けれど、それらの記憶はもう随分と薄くなっていた。そんなこともあったな、と懐かしさすら感じるほどに。満身創痍になりながら私を守ってくれた葉桜には申し訳ないと思うが、私が心と体に負った傷は癒えたのだ。

「ユーリのおかげで、清玖と心を通わせることが出来た」

 私の傍に立っていた清玖の服の裾を少し引いて、近くに導く。そしてその腕に手を添えた。私の夫君であっても清玖は天瀬の武官らしく、深く礼節を重んじる。私が手招かなければ、大抵は淡月よりもやや後方に控えるのだ。

「あ、これが清玖? へぇ、なるほどなるほど。これが吉乃の想い人かぁ」

 ユーリの双眸は、じろじろと不躾なまでに清玖を見つめた。まるで値踏みするような目だった。清玖の周りをぐるりと一周して、清玖のことを隈なく眺める。

「今では、私の夫君になってくれている」
「えっ、それって王族の結婚というやつだろう? そうだったのか。おめでとう、吉乃」

 私が清玖を夫君にするとは思っていなかったのか、ユーリは大きな声を出して驚いた。けれどすぐに祝福の言葉をくれる。確か、オルドローズには同性婚が許されていないはずだ。それでもユーリは偏見や嫌悪を向けることなく、手放しに私たちを祝してくれた。

 おめでとう、と言われたので、ありがとう、と返そうと思った。だが、口がその言葉を述べる前に、近づいてきたユーリが私の体を抱き締めた。驚くのは私の番だった。清玖の目の前で思い切り抱擁するなんて、一体何を考えているのか。私は慌ててユーリの体を押し退ける。

「ユッ、ユーリ! こういうことは、もう駄目だ!」
「どうして? ただのハグ……、えっと、挨拶の抱擁じゃないか」
「私たちは容易く抱擁なんてしない。特に、既婚の者には勝手に触れてはいけないんだ」
「そうなのか、それは申し訳ないことをした」

 致し方のないことだけれど、今の出来事は文化的な違いゆえのものだった。身体的な接触が多いオルドローズと、滅多に体に触れることのない天瀬では、あまりにも習慣が異なる。悪気のないユーリが私に詫びた後に、清玖を見た。

「許してくれるかい? 清玖」

 微笑みを浮かべながら許しを乞うユーリを、清玖は微笑みを返しながら頷いて許す。だが、その目が全く笑っていないことに私は気付いていた。きっと、ユーリもそれを感じ取っていたことだろう。

「長旅だったんだろう? まずは疲れを癒した方が良い。セーレンでの私の住まいであり、吉乃の宿となる我が離宮へ案内するよ。さぁ、私の馬車へ乗って」

 ユーリの馬車へ導くときにユーリが私の手を握ろうとした。だが途中で、これも駄目だよね、と言って両手を上げながら、触っていませんと言う姿勢を示す。手を引いての案内は彼らの文化だが、やはり私は清玖以外に容易く触れて欲しくはなかったので、ユーリの配慮を有り難く受け取った。

「オルドローズの馬車は、随分と派手なんだな」
「そうかな? これでも大人しい装飾の部類だと思うけれど」
「これで……?」

 導かれた先で、ユーリの馬車に乗る。私が乗ってきたものとは随分と装いが異なっていた。形は基本的に同じだ。馬が繋がれており、御者席があり、車が付いている。

 だが、その車の装飾が随分と華美なのだ。黄金が多く使われて、ぴかぴかと眩しい。天瀬の車は黒に近い深い青のものが人気で、そういった色合いをよく見かける。清玄の中に走る馬車で、ユーリの馬車ほど煌びやかなものは一つとしてなかった。

「天瀬の馬車は、二重の車輪で衝撃を緩和しているそうだね。随分と実用的だ。でも、芸術性を疎かにしているように見える。オルドローズでは逆で、機能性をかなぐり捨ててでも、華美なもの、目立つものを、という傾向があるんだ」
「なるほど……、馬車にすらそれぞれの個性が現れると言うことだな」

 馬車についての説明をしながら、ユーリが車に乗り込む。私もその後に続き、清玖も入ってきた。私たちが乗る馬車を、オルドの警備の者と、葉桜を筆頭とした近衛が囲んで進み出す。小さな窓からは、馬に乗った葉桜の姿が見えた。

「今も姫宮の務めを?」
「あぁ、もちろん。……私には、兄上である国王陛下が崩御なさるまで姫宮の座を担う責任がある」
「せっかく、愛する人と結婚出来たのに。随分と過酷なことを強いられるんだね」

 対峙するように座るユーリが、私の隣の清玖を見た。私たちにとって、一番触れてほしくないところにユーリは遠慮なく触ってくる。そう言った無神経なところが、以前からあったように思う。

「姫宮であることは、私が天瀬王家の一員である証であり、誇りだ。ユーリの発言は、私の誇りを侮辱している」

 はっきりと告げる。言葉の端々に怒りが滲み出てしまったかもしれない。それでも私は、そんなふうにユーリに哀れに思って欲しくなかったのだ。

「ごめんね、そんなつもりはなかったんだ。ただ、……吉乃のことが心配で」
「気遣ってくれてありがとう。でも、私はもう大丈夫だよ」

 慌てたように言葉を重ねたユーリに、私は感謝を伝える。ユーリは良くも悪くも正直だ。私を憐れんだ言葉も素直な心から出たのだろう。そしてその憐憫が私を心配に思う心から出たのも真実なのだ。

「随分と強くなったね。見違えたよ。私が抱いた時に清玖の名を呼んで泣いていた姫宮と、同一人物だとは思えないくらいに、逞しくなった」
「……なっ、なんでそれを言うんだ!」
「だって事実だろう?」
「だからって……っ」
「言ってはいけない話だったかい?」

 一瞬、何を言われたのかが分からなくなった。それほどに、あまりにも突然の発言だったのだ。ユーリは、私の初めての務めのことを言っている。恥ずかしい記憶が蘇ってきた。そうだ。私はあの時、ユーリのことを清玖と呼んでしまったのだ。

 その話を清玖に知られたくなかった。別に、聞かれてまずい話でもない。それでも何故か私は清玖にだけは、その失態を明かしたくなかったのだ。ちらりと清玖を盗み見れば、彼は相変わらず、笑っていない目でユーリに笑いかけていた。

「ユーリイ殿下は、他の者を想う相手を抱くのがお好きなんだとか?」

 清玖も清玖で、一体何を言い始めるのか。私は混乱の渦中に落とされてしまったらしい。私は嫌な汗をかき始める。ユーリについて随分前に清玖に話したことがあったが、彼がそのことを今でも記憶していることに驚いた。

「そうなんだよ。困った性癖だろう? だが、そんな私にとって吉乃との夜は最高としか言いようのないものだった」
「……そうですか」
「怒っているのかい?」
「そうですね。外交問題に発展しないのであれば、思いっきり殴りつけてやりたいほどには」
「怖い怖い。では、外交問題に発展させるので殴らないでくれ、と言っておこう」

 純度の高い怒りの視線を向けられても、ユーリは臆するどころか肩をすくめて笑っている。見ているこちらがはらはらとしてしまった。以前、ユーリのことを私が話したときには平然と聞いていたような気がするが、あの時も本当は怒っていたのだろうか。

「清玖は随分と焼きもちやきのようだ。姫宮の夫君をしていて、辛くは無いのかい?」
「辛さなどありません。吉乃のそばにいられることが、何よりもの幸福なので」
「それほどまでに思い合える相手と添い遂げられて、羨ましいことだ」

 その瞬間だけは、彼の心の中の感情が曝け出されたように見えた。正直者でありながらも、どこか人に本心を悟られないように振る舞うユーリの、心の核。己の理想の人と添い遂げたいという、彼の願いが見えたような気がしたのだ。

「今夜は存分に愛し合うといい。香油もたっぷりと用意しておいた」
「ユーリ!」

 そんなからかいを受けていると、ユーリの馬車が目的地に着いたのか速度を落として停止した。馬車の扉が開き、まずはユーリがひょいと降りる。そして清玖が降りて、私が続いた。そっと手を差し出してくれる清玖の手に己の手を重ねながら、ゆっくりと馬車から降りる。

「ここは、我々王家の所有する離宮のひとつで、私の生活の拠点でもある。見事な庭園などはないけれど、住み心地はとてもいい。天瀬の建築とは随分と異なっていると思うけれど、吉乃にとっても居心地のいい場所になったら嬉しいな」

 天瀬王家にも離宮というものが存在するが、天瀬の離宮とは何もかもが違っていて、目の前の建物をなんと表現したら良いのかが分からなかった。荘厳、という一言に尽きる。ぽかんと口を開けたまま、離宮を眺める私にユーリが言葉を向けた。

「使用人たちはあまり天瀬の言葉を理解していない。あとで通訳の者を寄越すよ」
「何から何まで、ありがとう。ユーリ」
「どういたしまして。吉乃が来てくれるというからね、私も色々と張り切ったんだ」

 茶目っ気を込めながら片目を閉じてユーリが笑う。その片目を閉じるという、天瀬には存在しない行為を私は知っていた。オルドローズの文化を学んだときに知ったのだが、それは“うぃんく”と言うのだ。どういう意味を込めた行為なかは、情けないことに忘れてしまった。


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