下賜される王子

シオ

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◆ 第二章 異邦への旅路

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 俺が最後に果てた時には、吉乃は意識を飛ばしていた。やりすぎた、と後悔しても遅い。俺は慌てて吉乃を抱きしめて、湯殿へと運ぶ。行為の終了を悟って、侍従たちも部屋へ入ってきた。

 おそらく、侍従の手によってユーリイ殿下の目隠しも取られたのだろう。吉乃の体を綺麗にし、寝室に戻った時には殿下の姿はなくなっていた。濡れたままの吉乃を侍従の手に託し、自分自身を清潔にする。

 さっぱりとして湯殿を出れば、吉乃は全身を乾かされ、真新しくなった寝台の上に寝かされていた。穏やかに上下する胸を見て安堵する。健やかに眠っている吉乃に、自然と頬が緩んだ。

 求めすぎたと言う自覚がある。見せつけたかったのかもしれない。あのユーリイ殿下に、分からせてやりたかった。目隠しをしていたのだから、見えていないことは分かっている。それでも俺は、あの男に見せつけていた。

 吉乃が求めるのは俺なのだと。俺が触れるからこそ、これほどまでに乱れるのだと、ユーリイ殿下に分からせてやりたかった。そんな我儘な感情で吉乃を追い立ててしまった。

「……すまない、吉乃」

 眠ったままの吉乃の頭をそっと撫でた。静かに侍従たちが部屋から出ていく。俺も眠ろうかと思ったが、その前に手水へ行こうと寝室を出た。俺がそばにいなくとも、近衛たちが吉乃を守る。

 音を立てないようにそっと扉を閉じて、俺は薄暗い廊下を進んだ。手燭を持って手水に向かい、用を済ませてきた道を戻る。その廊下の道中で、俺を待ち構えている人がいた。ユーリイ殿下だ。

「吉乃は大丈夫?」

 壁に背中を預けながら、顔だけをこちらに向けて問いかけてくる。殿下も湯浴みを済ませたようで、まだ髪の一部が濡れているように見えた。

「えぇ、今はぐっすり寝ています」
「それは良かった」

 よいしょ、と声を出しながらユーリイ殿下が壁から背を離す。一歩、二歩と足を動かして俺の前にやってきた。近い距離で対峙する。この距離感で見つめ合うことが今までなかったので知らなかったのだが、殿下は俺よりわずかに背が低かった。

「吉乃はとても可愛らしい声で鳴くね。堪らなかったよ」

 音だけで十分楽しんでいたようだ。ものを扱いていたのは知っているが、この人は果てたのだろうか。少しばかり考えて見たが、さほど興味もないのですぐに思考は終わる。

「殿下が、その声を聞くことはもう二度とありません」
「そうだね。約束は守るさ」

 軽薄な人ではあるが、義理堅い人なのだろう。俺たちとの約定をこのひとは守ると、そう信じることが出来た。吉乃に触れる男を一人減らせられたことを、素直に嬉しく思う。

「もちろん、相手が君だからということなのだと思うけれど……、声が全く違った。愛されていることを嬉しいと思っている。それが伝わってくる声だったよ」

 吉乃は、この男に抱かれた時、どんな声を出したのだろう。気にはなるが、知りたくない。名状し難い感情が俺の中に渦巻いた。それが嫉妬から発するものであることは、分かっている。

「君たちは、良い夫婦だね」

 揶揄うでも、嘲笑うでもなく、穏やかな笑みを浮かべてユーリイ殿下はそう言った。彼に対する険を帯びた気持ちが和らいでいく。このひとは、心から俺たちを祝福してくれているのだ。

「えぇ、そう思います」

 俺が頷けばユーリイ殿下は、あーあ、と言って大きな溜息を発した。吉乃の寝室から近い場所であれば、その口を手で塞いでいただろうが、俺たちが立っている場所は吉乃から遠い。

「私も早く、私にとっての吉乃を見つけたいなぁ」
「まずはその歪んだ性癖を直した方が宜しいのでは?」
「辛辣だなぁ」

 失礼な物言いをする俺を、笑って許す。きっと、こんなことを何度も言われてきたのだろう。言われ慣れているような雰囲気があった。殿下のおもてに浮いていた笑みが少しずつ消えていく。

「でもまぁ、そうだよね。直せるものなら直したいんだけどね。……こればっかりは、どうにも自分では好きなように選べないようだ」

 自分の気持ちなのに、自分では変えることが出来ない。普通に人を愛してみたいと、殿下は漏らす。天瀬の民であれば、黒闢天がお決めになったことだと、諦念を抱くところなのだろう。だが、殿下は諦めることができないままに愛する者を求め続けていた。

「吉乃のことは好ましく思っているから、これからも天瀬へ行くときは親しくさせてもらおうと思っているわけだけれど、それは許していただけるのかな? 夫君殿」
「姫宮の寝所へ行かないのであれば、どうぞご自由に」

 ありがとう、と殿下は言った。高貴な身でありながらも、驕ることのない人柄は好ましい。もっと違う場所で、違うように出会っていたら、友情を築けていたのかも、とも思う。

「吉乃は、オルドローズを楽しんでくれただろうか」
「楽しんでいたと、思います。この旅の全てを吉乃は楽しんでいましたが、やはりオルドと天瀬の文化の違いを満喫していたように見えます」
「そうかそうか、それは良かった」
「吉乃を、オルドへ招いて下さって、ありがとうございました」
「やめてくれよ。別に、君のために吉乃を招いたわけじゃない」
「もちろん、承知しております。ですが、感謝を申し上げたかったのです。この旅は、吉乃との新婚旅行でした。旅路の上には多くの幸喜がありました。ユーリイ殿下が我々に、その幸せを下さったのです」

 ユーリイ殿下からの手紙は、きっかけに過ぎなかったと思う。けれど、その手紙がなければ、この旅はなかったかもしれない。そう考えると、自然に胸の中に感謝が湧いてきたのだ。

「随分と褒めてくれるんだね」
「別に、褒めているわけでは。本心ですよ」
「照れくさいなぁ……。……君たちを祝福するよ。これからもずっと、吉乃を幸せにしてあげてね」
「もちろんです」
「でも、もし吉乃が夫君殿に嫌気がさして、私に鞍替えすると言ったら素直に引き下がるように」
「そんなことにはならないので、ご安心ください。というか、殿下のことを想う吉乃であれば、殿下の趣味からは外れるのでは?」
「まぁ、それはね……そうなんだよね。でも、吉乃は可愛いし、美人だし、吉乃なら趣味から外れてもいいよ」
「そんなことにはならないので、ご安心ください」
「あ、二回も言ったな」

 わずかに盛り上がった雑談を終えて、俺たちは軽く挨拶をした後に別れた。そして吉乃が眠る寝所へ戻る。そっと扉を開けて入室し、後ろ手で静かに閉めた。寝台に潜り込むと、隣で眠っていた吉乃が小さく口を開く。

「……しんく、どこに行っていたんだ?」

 寝ぼけ眼だ。半分ほどしか目が開いていない。眠たさに抗いながらも、必死で言葉を発している。そんな吉乃が可愛らしくて、俺は悶えてしまいそうだった。

「手水だよ。一人にして、すまない」
「冷たい体だな……、私が温めてあげる」

 吉乃の隣で横になれば、吉乃の両手が私を抱きしめた。温かい掛け布の中で、吉乃の体はぽかぽかとしており、温石のようだった。俺も両腕を吉乃に巻きつけ手て、吉乃の全てを堪能する。

「吉乃は温かいな」
「ずっと布団に包まれていたから」
「それだけじゃないよ。吉乃は本当に、何もかもが温かいんだ」

 小さな体を抱きしめる。柔らかくて、温かくて。俺が思う幸福の全てが、吉乃に詰まっていた。俺の抱擁を受けて微笑む吉乃。堪らなくなり、吉乃の額に口付けを落とした。

「吉乃。まだ、目覚めるような時間じゃない。ゆっくり寝よう」
「……うん、おやすみ、清玖」
「おやすみ、吉乃」

 目を閉じて、夢も見ないままに深く眠る。そして、目が覚めた時には窓から差し込む光が随分と明るいものになっていた。腕の中で眠る吉乃の姿を眺めながら堪能していると、吉乃も目を開く。

 軽く口付けを交わし合って朝の挨拶をする。そして、着替えを始めた。侍従長たちが入室して、吉乃を手伝う。口を濯いで、朝食を食べ終えた頃。前触れもなくユーリイ殿下がやってきた。

「やぁ、吉乃。おはよう」
「……おはよう、ユーリ」

 窓際に立って、窓から見える景色を一緒に眺めていたのだ。あのあたりを歩いたんだ、だの、少しだけ橋が見えるだのと、俺と吉乃は楽しんでいた。だが、ユーリイ殿下が現れた瞬間に、吉乃は楽しげだったおもてをひそめながら、ふい、と逸らす。

「おや? どうして顔を逸らすんだい? あ、分かったぞ。恥ずかしいんだね、吉乃」
「……だって、あんな……あんなことをしたのに、普通に顔なんて……見れない」

 俺とユーリイ殿下には微塵も湧いてこなかった羞恥が、吉乃の中には大いに沸いているようだった。顔を逸らすだけでは足りなかったのか、吉乃は俺の後ろに隠れてしまう。そんな吉乃を面白がってユーリが追いかけた。俺の周りを、二人がぐるぐると回る。

 不毛な追いかけっこを終わらせるために、俺は吉乃を抱きしめて腕の中に閉じ込める。そして、ユーリイ殿下に見えないように隠してしまった。吉乃も俺の胸に顔を寄せて、この腕の中に隠れていることを決め込んだようだ。

「ああ、ごめんね、吉乃。少し揶揄っただけだよ。顔を見せて」

 追いかけることをやめて、吉乃に語りかけるユーリイ殿下。腕の中の吉乃がおずおずと顔を出す。己を揶揄ってきた男を、吉乃は恨めしそうに見た。

「……ユーリは意地悪だ」
「そうだね。私は意地悪だね」

 微笑みながら肯定する殿下。軽薄で、不真面目なこの人を、どうして俺たちは憎みきることが出来ないのだろう。吉乃が俺の腕の中から出てきた。少し髪の乱れた吉乃の頭を撫でて、その乱れを正す。

「ねぇ、吉乃。海を見に行かないかい?」
「……海?」
「そう。今日は天気も良いし、比較的温かい。散歩日和だよ」

 吉乃は振り返って俺を見た。どうやら吉乃は海を見に行きたいようだ。了承の気持ちも込めて頷く。そして、吉乃は次に侍従長殿を見た。侍従長殿も頷く。嬉しそうに笑いながら、吉乃は殿下に向き合った。

「行きたい。オルドの海を、見てみたい」


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