11 / 17
11 まつの決心
しおりを挟む乳母のまつはソラ様の本心を聞き出すまでは良かったが、ソラ様の味方だと言いながら反対してしまった事を後悔していた。
( やっと寺から帰って来て下さったのに。
ソラ様に嫌われたらどうするのよー私。
あのお方だけが私の愛する人。
ソラ様が私の生きがい。
わかってるのにソラ様が男の子を好きと聞いて動揺してしまった。
頭にカーッと血が昇ってしまった。
ソラ様に嫌われたく無い。
今までのように慕って欲しい。
たかが寺の稚児1人くらい、どうにでもなるわ。
やるのよ、まつ。
命令するだけよ。)
まつは稚児の拓海(たくみ)を、この屋敷の使用人にするため動きだした。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる