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私はサラ・モンタギユー。この国の聖女になってから王子の婚約者になった。と言うのも、昔からの慣わしみたいなもので王様が決めた事だ。
だから私は将来は王子様と結婚して、できれば聖女の仕事も続けてみたいなーなんて思いながら毎日毎日、一生懸命働いてきた。
それなのに王子様ったら自分の宮殿に女の人をはべらし過ぎ。女には処女性を求めるくせに男は自由に遊び放題って誰が決めたの?私が何も知らないとでも思ってるのかしら。
「 サラ・モンタギユーお前との婚約を破棄する!」
公衆の面前で王子様から婚約破棄されてしまった。あまりの悔しさに言葉も出ない。理由はわかっている。王子は今まで大勢の女の人達と遊んで来たのに最近一人の人だけを宮殿に住まわせているらしい。
神官が呼ばれて式が執り行なわれたとか、いないとか風の噂で私の耳にも入っていた。もしかしたら私にわざと悟らせたのかもしれない。今となってはどうでもいいけど。
とにかく婚約破棄された女は傷物だから、この国ではもう結婚は出来ないし、聖女の仕事も続ける事が出来ない。辛過ぎる。
命を削るようにして、それこそ身を粉にして働いて来た私を、こんなに惨めにポイ捨てするなんて!
恨みたい気持ちが出て来そうになるのを必死で止める。だって私は魔女では無く聖女だったんだから。私が仕返しをしなくても私が祈るのをやめさえすれば、この国は魔獣に侵されるだろう。
その時にどんなに泣きついて来ても知らないんだから。私は自分で幸せになります。
だから私は将来は王子様と結婚して、できれば聖女の仕事も続けてみたいなーなんて思いながら毎日毎日、一生懸命働いてきた。
それなのに王子様ったら自分の宮殿に女の人をはべらし過ぎ。女には処女性を求めるくせに男は自由に遊び放題って誰が決めたの?私が何も知らないとでも思ってるのかしら。
「 サラ・モンタギユーお前との婚約を破棄する!」
公衆の面前で王子様から婚約破棄されてしまった。あまりの悔しさに言葉も出ない。理由はわかっている。王子は今まで大勢の女の人達と遊んで来たのに最近一人の人だけを宮殿に住まわせているらしい。
神官が呼ばれて式が執り行なわれたとか、いないとか風の噂で私の耳にも入っていた。もしかしたら私にわざと悟らせたのかもしれない。今となってはどうでもいいけど。
とにかく婚約破棄された女は傷物だから、この国ではもう結婚は出来ないし、聖女の仕事も続ける事が出来ない。辛過ぎる。
命を削るようにして、それこそ身を粉にして働いて来た私を、こんなに惨めにポイ捨てするなんて!
恨みたい気持ちが出て来そうになるのを必死で止める。だって私は魔女では無く聖女だったんだから。私が仕返しをしなくても私が祈るのをやめさえすれば、この国は魔獣に侵されるだろう。
その時にどんなに泣きついて来ても知らないんだから。私は自分で幸せになります。
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