姫と妖の園

神無月 花

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灰色の妖狐

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  灰理「俺、きみの守護妖怪になりたい。」


柚葉「わたしはべつにいいけど…なんで?」


  灰理「きみが俺のタイプの女の子だから。」


柚葉「え」


  樟葉「待て。守護妖怪になる前にお前の実力を試させてもらう。」


灰理「いいぜ。俺、強いよ。」


   そう言うと、樟葉は妖力を籠めた愛刀を取り出しそれを灰理に振るった。灰理はそれを自身の妖力を籠め、長くかたく変形した鋭い爪で弾く。


樟葉・灰理((こいつ、強い!))


そして、二人は次の攻撃に出ようとするが出来なかった。 



   柚葉「樟葉。もう灰理のちからはわかったでしょ。灰理ももうやめて。」


    樟葉「御意。」


灰理「わかったよ。」




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