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弐
新たな守護妖怪と生徒会の顧問
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柚葉の前に跪いた楼は、柚葉の手を取り、
楼「姫。本日より貴女の守護妖怪に加わりました。大戌 楼です。」
そう言った。そしてその唇は、服従の証として柚葉の手のひらに口づけを落とした。
その様子を、他の妖達は黙って見守っていたが、樟葉だけは恨めしげに楼を見ているのであった。
・*・*
柚葉達が妖界から去り、学園に戻った頃。妖界のとある屋敷に、数人の妖が集まっていた。
「鴉さまは、”姫”に直接会ったのでしょう?」
「ああ。今まで術を使い、何度か”姫”を観てきたが、”姫”は人間にしては美しい少女だった。それこそ、我々上位妖怪と並んでも見劣りしない程には。」
「ふん。あの程度で美しいのか?人間の美醜の差というのは大したことが無い。」
「そうか?〝鴉〟の言う通り、それなりに美しい娘だったぞ。あれならば、男の妖をたった数日で従えさせたのも頷ける。」
「それはそうと、”姫”の 守護妖怪がまた増えたらしいな。」
「そうだ。新たな守護妖怪は、狼の妖だ。」
「狼...?!それはまた、随分と位の高い妖だ。」
「そろそろ此方から仕掛けた方が良いのではないか?」
「いや。まだ駄目だ。」
楼「姫。本日より貴女の守護妖怪に加わりました。大戌 楼です。」
そう言った。そしてその唇は、服従の証として柚葉の手のひらに口づけを落とした。
その様子を、他の妖達は黙って見守っていたが、樟葉だけは恨めしげに楼を見ているのであった。
・*・*
柚葉達が妖界から去り、学園に戻った頃。妖界のとある屋敷に、数人の妖が集まっていた。
「鴉さまは、”姫”に直接会ったのでしょう?」
「ああ。今まで術を使い、何度か”姫”を観てきたが、”姫”は人間にしては美しい少女だった。それこそ、我々上位妖怪と並んでも見劣りしない程には。」
「ふん。あの程度で美しいのか?人間の美醜の差というのは大したことが無い。」
「そうか?〝鴉〟の言う通り、それなりに美しい娘だったぞ。あれならば、男の妖をたった数日で従えさせたのも頷ける。」
「それはそうと、”姫”の 守護妖怪がまた増えたらしいな。」
「そうだ。新たな守護妖怪は、狼の妖だ。」
「狼...?!それはまた、随分と位の高い妖だ。」
「そろそろ此方から仕掛けた方が良いのではないか?」
「いや。まだ駄目だ。」
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