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変化

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問題というのは、祖母の要介護度のことだ。 
要介護度というのは、その名称通り介護が必要なお年寄りや障がいのある方の区分わけで、介護度の軽い順から


要支援1

要支援2


要介護1


要介護2


要介護3


要介護4


要介護5





ーーー祖母の要介護度は、 "要支援2"だった。









実は、デイサービスは要支援もしくは要介護度の区分に当てはまり、行政から介護保険証をもらっているお年寄りしか利用できない。
そして、ショートステイや施設入所のサービスを利用できるお年寄りは、要介護の区分わけをされたお年寄りのみだ。つまり、今の祖母の要介護度では、デイサービスを使うことは出来ても、介護施設を使うことはできないの







という順になる。




この出来事の数ヶ月前。要介護度認定の用紙が祖母のもとに来る前に、私が祖母と一緒に役所に行って、要介護度認定の手続きをしに行った。



その時は、足の骨折の後遺症と多少の物忘れはあっても、今と比べて祖母は随分しっかりとしていた。



だからだろう。祖母の要介護度認定が軽い順から2番目の要支援2になったのは。 








しかし、今の祖母の要介護度は、どう考えても要支援ではなく、要介護だと私と母は思った。



だから、母が祖母の要介護度認定の区分変更をお願いすることになった。

















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