祖母が認知症になりました。

神無月 花

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変化

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仕事を終え帰宅した私は、鍵を開けようとドアノブにのせた手を動かす。すると、鍵もさしてないのに、なぜか鍵が開いた。 私は1度ベランダ側にまわって、電気がついていないかを確認する。しかし、リビングの電気はついていなかった。




私(ばぁちゃん、寝ちゃったのかな) 



祖母は、寝る時は必ず電気を消して眠る人だった。鍵も開いているし、私はこの日も祖母が家に来ていて、家で寝入ってしまったのだと思った。


私(台所の電気もついてないな)




私はドアを開け、部屋の中に入った。




私「.....あれ?」



私の予想に反し、祖母は何処にも居なかった。
私はすぐさま自分のスマートフォンから祖母の家電に電話をかけた。



《はい。》



やはり、ばぁちゃんは自分の家に戻っていた。私は、ばぁちゃんが私の家の鍵をかけずに出た事を話した。しかし祖母は....



「ばぁちゃんは鍵かけて出た!」




の一点張りで、私の話を聞いてくれなかった。









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