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壱話
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その日の夜。支度を終えた六花と六輝は、父とともに京都に向かった。(六花と六輝の母は健在であるが、結界の維持の為留守番する事にしたので、京都には向かわないのだ。)
******
六花・六輝「「着いたー!」」
京都にある、六花達の一族の総本家。そこに着くなり、六花と六輝は声を揃えてこう言った。息ぴったりで、さすが仲良し双子。という感じだ。
六花達の父「早く行くぞ。
そうして、六花達は宗家(総本家現当主)の部屋の隣にある話会用の部屋に向かって再び歩き始めた。
***
六花達の父,六輝,六花「「「宗家、ただいま到着しました。」」」
話会の行われる部屋の前に着いた六花達は、 部屋の障子の前でそう告げる。告げ終えると、六花と六輝の父である、東京分家の当主がその障子を開けた。
そして、 障子を開けると、3人は総本家の現当主が居る部屋の中央まで歩みを進めた。
宗家「これで全家揃ったな。では、今から緊急話会を始める。」
宗家の見た目は、己の一族全てを担う者にしては、かなり若かった。
それもその筈。現総本家当主は、六花と六輝のたった5つ歳上....つまり、まだ21歳だった。
が、やはり一族全員を統括する存在なだけある。若いのに、総本家の当主の声にはその歳以上の威厳があった。
東京分家当主「宗家、宗家は全家揃ったと言いましたが、福井分家の当主が居ない。どうされたのか?」
宗家「 それなんだが、実は今回の緊急招集の理由は、その福井分家の当主に関係することなんだよ。」
名古屋分家当主「と、言いますと?」
宗家「福井分家の当主が、呪いにかけられた。」
”呪い”という言葉を聞いた瞬間、その場は騒めきで埋め尽くされた。
六花「.....えっ?!」
奈良分家当主「誰がその呪いをかけた術者か判っておられるんで?」
宗家「いや、それに関してはまだ調査中だ。ただ.....」
宗家「 福井分家の当主の体からは、妖気が発せらていた。」
和歌山分家当主「.....妖気?!」
「どうゆうことですか?」
「宗家、どんな妖の気か、とかは判ってはるんですか?」
宗家「いや。まだだ。だから、皆にも協力して欲しい。」
全員「「「「「「「「分かりました。」」」」」」」」
******
六花・六輝「「着いたー!」」
京都にある、六花達の一族の総本家。そこに着くなり、六花と六輝は声を揃えてこう言った。息ぴったりで、さすが仲良し双子。という感じだ。
六花達の父「早く行くぞ。
そうして、六花達は宗家(総本家現当主)の部屋の隣にある話会用の部屋に向かって再び歩き始めた。
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六花達の父,六輝,六花「「「宗家、ただいま到着しました。」」」
話会の行われる部屋の前に着いた六花達は、 部屋の障子の前でそう告げる。告げ終えると、六花と六輝の父である、東京分家の当主がその障子を開けた。
そして、 障子を開けると、3人は総本家の現当主が居る部屋の中央まで歩みを進めた。
宗家「これで全家揃ったな。では、今から緊急話会を始める。」
宗家の見た目は、己の一族全てを担う者にしては、かなり若かった。
それもその筈。現総本家当主は、六花と六輝のたった5つ歳上....つまり、まだ21歳だった。
が、やはり一族全員を統括する存在なだけある。若いのに、総本家の当主の声にはその歳以上の威厳があった。
東京分家当主「宗家、宗家は全家揃ったと言いましたが、福井分家の当主が居ない。どうされたのか?」
宗家「 それなんだが、実は今回の緊急招集の理由は、その福井分家の当主に関係することなんだよ。」
名古屋分家当主「と、言いますと?」
宗家「福井分家の当主が、呪いにかけられた。」
”呪い”という言葉を聞いた瞬間、その場は騒めきで埋め尽くされた。
六花「.....えっ?!」
奈良分家当主「誰がその呪いをかけた術者か判っておられるんで?」
宗家「いや、それに関してはまだ調査中だ。ただ.....」
宗家「 福井分家の当主の体からは、妖気が発せらていた。」
和歌山分家当主「.....妖気?!」
「どうゆうことですか?」
「宗家、どんな妖の気か、とかは判ってはるんですか?」
宗家「いや。まだだ。だから、皆にも協力して欲しい。」
全員「「「「「「「「分かりました。」」」」」」」」
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