六花の陰陽師

神無月 花

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二話

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さらに1週間経った。そして私は今日も夢をみる。


***


夢の中で目覚める感覚は、最初は慣れなかったけど、今はもう慣れた。


目が覚めた先は、やっぱりあの何も無い真っ白な空間だ。 



「寝てるとこごめんね。 大祭の準備も忙しいのに。」


そして、やっぱり目の前にはあの女の子が居た。 


六花「どうして、そんな事まで知ってるの。貴女、何者....?」


   六花は警戒の眼差しを謎の少女に向けた。


六花は「やっぱり、顔が見えない相手は怪しいよね。」


     彼女は、苦笑を浮かべそう言った。いや、顔が見えないから正確には”そうみえる”だけだけど。



「私は、貴女よ。」


六花「え...?」


  六花が警戒と不思議なものを見る眼差しで少女を見返すと、少女の顔にかかった霧が徐々に晴れていった。


そしてその顔は、



六花「私....?!」

「ね、だから言ったでしょ。”私”は”貴女”だって。」


六花とそっくりだった。


「正確に言うと、私は”もう1人の私”。いや.......”私の本来の姿”かな。」



  六花「本来の....姿....?でも貴女は私と見た目が変わらないじゃない。」


「よく、見てて。」


そう言うと、もう1人の六花は、胸の前で刀印を組むと聞いたことの無い呪文を唱えた。


すると



六花「髪が、白く....?!」


「だって私は、貴女は、1割だけだけど白狐の血を引いてるんだもん。もっとよく見てみて。」


そう言われた立花は、じっ、と自分そっくりな少女を見つめた。



六花「目が琥珀色になって....」


「といっても、私はここまでしか姿変わらないけどね。」


六花「そういえばさっき、”1割しか白狐の血を継いでない”って....」


「そう。だけどね、この姿になると出来ることがあるの。」



そう言うと、白い髪の六花は、上に向かって手をかざした。


すると



六花「火炎符を使ってないのに火が.....」


「でもね、私にはもう1つ使える術があるのよ。」


六花「どんな?」


「私はね、させる事が出来るのよ。」


六花「え、そうなの.....?」


「ちなみに現在、一族内で白狐を憑依させれるのは私だけよ。」


六花「そうなの....?」

「今はまだ、出来ないけど。誕生日を過ぎたらやってみて。必ず出来るわ。憑依術が使いこなせるようになれば、白狐の最高位である葛の葉姫の玉を体内に取り込んで白狐の玉の力を使えるようにもなるの。」


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