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薄青と記憶 20
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―ヘキサ―
「じゃあ、オクタさん達はこの辺りで待ってて。動くならいつものでよろしく」
「……そっちは頼んだぞ。分かっているとは思うが何かあればすぐに連絡しろ。いいな?リコリス」
目的の病院から少し離れた空き地で六花とリコリスは車を降りる。
「病院に行くだけなんですよ?そんな大袈裟な……」
リコリスと六花は軽くオクタと言葉を交わすと病院を目指して歩き始めたが、10メートルほど車から離れた時、オクタが声を出してリコリスを呼び止めた。
「私呼ばれてる?」
リコリスは六花に視線を落とす。なかなか動き出さないリコリスを見て、六花は自分を連れて戻るのを躊躇っているのだとわかり、リコリスに耳打ちする。
「行ってきてください。私はここで待ってますから」
「うわっ急に耳元で話さないでよ。びっくりするでしょうが」
リコリスはお道化た様子で答える。それに六花も苦笑いで応えるが事実、怪我のせいで今も歩くのが辛い。
わざわざ戻ってまた病院に向かうくらいならここで待っていたほうが楽だ。
リコリスは六花を壁によりかからせると小走りで車に戻って行く。
六花は壁に体重をかけてもたれかかりながらリコリスの背中を目で追う。今はほとんど何の役にも立たない自分に情けなさを感じつつ、リコリスが戻るのを待った。
「――うん。――それって――ってことでしょ?――えぇ?まぁわかった――」
リコリスの言葉は小さく六花にはほとんど聞こえてこない。
程なくして戻ってきたリコリスに六花は尋ねる。
「師匠は、なんと?」
「え?あー病院の自販機でココアでも買ってやってくれってさ。そのくせお金渡してくれないんだよ?はぁ……自腹切るか~」
「師匠がそんなことを?珍しいですね……」
六花はオクタが自分のためにわざわざリコリスを呼び戻し、ココアを買ってやってくれと頼んだのだと聞き嬉しかった。少し胸が温かくなった気がした。
「後で私が払いますから。病院では出してもらって良いですか?」
「分かったよ。それなら私も何か――」
「――良いですよ。助けてもらいましたし、着くまでに決めておいてください」
リコリスと六花は静まり返った夜の街を歩く。
身体が重く、言うことを聞かない。傷のせいでただ歩いているだけだというのに一仕事終えた時以上に疲れていた。
車から病院まで多く見積もっても百数メートル。六花はこの程度の距離ならば優に一息で移動することが出来たが、今は歩くのでさえ辛く時間もかかってしまうことに嫌気がさしていた。
都心から若干離れたそこそこ栄えた街。その中に病院はあった。
車から見た時は何とも思っていなかったが、病院の前に立ち自分の目でしっかりと見る病院は暗く、入院患者もいるだろうに大きさの割に静かで不気味さすら覚えるほどだ。
(“名前待ち”がいる……組織の息がかかった施設だって聞いてるからかな……)
「えっと、今がここだから東棟は……あっちか」
リコリスはスマホ片手に目的地を探す。その後を追うように六花はとぼとぼと力なく歩いた。
オクタの話ではリコリスはこの病院にいる名前持ちと面識があるらしいが、六花には彼女が頻繁に出かけているイメージがなかった。ましてや彼女が病院に通っているなど想像もつかなかった。
(私に会う前……だったのかな)
リコリスは振り返ることなく呟いた。
「開けてくれてるって言うから早くいこう。多分警備員はいるんだろうけど――」
「……っ」
「心配しないで、巡回パターンは教えてもらってるから。会わないで部屋まで行けるはず」
六花はその言葉を聞いて安心した。何せ今の六花は思うように身体が動かない。しかもほとんど丸腰状態で、一緒にいるのは非戦闘員のリコリスのみ。
戦闘はおろか逃げる事ですら困難だ。戦闘は避けるのが無難。リコリスに着いてゆっくりと木の陰を通り人目やカメラに映らないように目的の部屋を目指す。
一階の病室端の部屋。窓の一つにリコリスが手をかけると何の抵抗もなくスルッと窓が開いた。
「おっ、ちゃんと空いてるね。わざわざここまで来て窓開けて部屋に戻ったのかな~?」
ニシシと笑いながらリコリスは窓枠を乗り越え、室内の安全を確認すると六花に入ってくるよう促した。
「ありがとうございます」
その後も六花はスマホを頼りに前を歩くリコリスに連れられ、数分。カメラやナースステーションを避けながら、ようやっと目的の場所にたどり着いた。
「ここだね」
リコリスは言うや否や2002と書かれたスライドドアに手をかける。
ドアの向こうには白衣を着た女性がいた。
六花には20代後半程度に見える。落ち着いた雰囲気をまとう女性だ。
色素の薄いボブカットがサッと揺れる。そこまで手入れに力を入れているわけではなさそうな印象を受ける。
落ち着いているせいというよりもお洒落にそこまで気を使っている様子がなく実際の年齢より大人びて見えているのだろう。実際にはリコリスと同じか少し上くらいだろうと予想した。
「…………あぁ?あぁ、リコリスか。また来たの?」
ドアを開けたまましばらくの沈黙の後、彼女は思い出したように“リコリス”の名を口にした。
「久しぶりだね。元気してた?ペスカ」
“ペスカ”それが彼女のコードネーム。外見だけでもリコリスより大人びて見えていたが、2人が会話しているところを見ると若さというのだろうか。彼女のダウナー気味な声のせいで更に大人しそうに見えた。
彼女は気だるげそうに言葉を発する。
「もう来るなって言ってあったはずだけど?」
「ごめんね~。今日は急患なんだ。ってかそんなこと言っといて窓開けといてくれるなんて素直じゃないなぁ」
「……開けたのは私じゃない。他の誰かでしょ。この病院には名前を持ってないのも数人いるはずだから。ほんと目ざわり……」
「ありゃ?信用されてない感じ?」
2人は六花などお構いなしに互いに軽口を叩きあっている。白衣の女性は六花たちと同じ、「名前持ち」の工作員で間違いないようだと六花は確信する。見たところ医療系か薬学系のエキスパートのようだ。
「まぁいい。送られてきたメッセージから察するにそっちのちびがヘキサなんだろう?どんな仕事をしてきたか知らないが、えらいやられようだ。評判ほどの腕じゃなさそうだけど?」
普段の六花ならカチンとくる発言だが、今はそんな元気はない。力なく返事する。
「……よく私がヘキサだって分かりましたね。まだ何も……」
服の上からでも血が滲んでて直ぐわかるよと彼女は半笑いで付け加えた。
「糸目野郎がヘキサの治療をするようにメッセージに入れていやがったからな」
「え、あのライースが?」
リコリスも驚いた様子だった。
「何があったかは知らんが、ここに来るだろうと予測されてたんだろうさ。それにしては連絡が来てから大分遅れてのご到着だったがね」
そう話しつつ、診察室内のベッドに横になるよう促され、六花は素直に従う。正直、立っているのも辛かった。
「じゃあ、脱がすよ。応急処置だけはして来てるだろうけど、私も診てみないことには何も出来ないからね」
「手伝うよ」
横になったまま秋花さんとペスカの手によって服が脱がされていく。
「――ひっ」
「うわ、これは酷いね」
全身につけられたナイフの傷や打撲痕が服の下から次から次へと露わになる。
「マルベリに装備は頼んでたんだろ?あんにゃろしっかり仕事しろよ……」
ペスカは愚痴りながら傷を一つ一つ確認していく。
「すみません……」
「いや、ヘキサが悪いんじゃない。マルベリの装備の問題。はぁ、もっと良いもの作ってやんなよ。私の仕事が増えちゃうでしょ……」
最後にボソッと呟いた言葉を六花は聞き逃さなかった。
(この人、ただのめんどくさがりかも……?)
よく見るとぺスカの使っているデスクは散らかり放題になっている。最低限人が来た時に仕事をするスペースがあるだけで、それも散らかっていたものを端に避けたような印象だ。
彼女はマルベリについて、彼女が用意した装備についてあれこれと愚痴っていたが、そのマルベリに用意してもらっていた装備のおかげもあって、どれも重傷と言うほどのものでは無かった。
しかし、対峙したあの金髪が本気で自分を殺しに来ていたわけではないのだろうとどこか感じていた六花は悔しに近いものを感じていた。
ぺスカは全身をさっと見て、どれも重症ではないことが分かると「治れば見えなくなるだろう」と六花に伝えた。六花はそれを聞いてほっと胸を撫で下ろす。
「そもそも傷は服着たら見えない箇所が多いし普通にしてりゃ分かんないと思うよ。初めは痛むかもしれないけどね」
そう話しながらペスカは全身の傷に的確に処置を施し始めた。しかし、それもしばらくすると、手が止まった。
「あん?」
「どうかしましたか?」
「これ銃傷だろ?相手は銃を使ってたのか?」
「じゃあ、オクタさん達はこの辺りで待ってて。動くならいつものでよろしく」
「……そっちは頼んだぞ。分かっているとは思うが何かあればすぐに連絡しろ。いいな?リコリス」
目的の病院から少し離れた空き地で六花とリコリスは車を降りる。
「病院に行くだけなんですよ?そんな大袈裟な……」
リコリスと六花は軽くオクタと言葉を交わすと病院を目指して歩き始めたが、10メートルほど車から離れた時、オクタが声を出してリコリスを呼び止めた。
「私呼ばれてる?」
リコリスは六花に視線を落とす。なかなか動き出さないリコリスを見て、六花は自分を連れて戻るのを躊躇っているのだとわかり、リコリスに耳打ちする。
「行ってきてください。私はここで待ってますから」
「うわっ急に耳元で話さないでよ。びっくりするでしょうが」
リコリスはお道化た様子で答える。それに六花も苦笑いで応えるが事実、怪我のせいで今も歩くのが辛い。
わざわざ戻ってまた病院に向かうくらいならここで待っていたほうが楽だ。
リコリスは六花を壁によりかからせると小走りで車に戻って行く。
六花は壁に体重をかけてもたれかかりながらリコリスの背中を目で追う。今はほとんど何の役にも立たない自分に情けなさを感じつつ、リコリスが戻るのを待った。
「――うん。――それって――ってことでしょ?――えぇ?まぁわかった――」
リコリスの言葉は小さく六花にはほとんど聞こえてこない。
程なくして戻ってきたリコリスに六花は尋ねる。
「師匠は、なんと?」
「え?あー病院の自販機でココアでも買ってやってくれってさ。そのくせお金渡してくれないんだよ?はぁ……自腹切るか~」
「師匠がそんなことを?珍しいですね……」
六花はオクタが自分のためにわざわざリコリスを呼び戻し、ココアを買ってやってくれと頼んだのだと聞き嬉しかった。少し胸が温かくなった気がした。
「後で私が払いますから。病院では出してもらって良いですか?」
「分かったよ。それなら私も何か――」
「――良いですよ。助けてもらいましたし、着くまでに決めておいてください」
リコリスと六花は静まり返った夜の街を歩く。
身体が重く、言うことを聞かない。傷のせいでただ歩いているだけだというのに一仕事終えた時以上に疲れていた。
車から病院まで多く見積もっても百数メートル。六花はこの程度の距離ならば優に一息で移動することが出来たが、今は歩くのでさえ辛く時間もかかってしまうことに嫌気がさしていた。
都心から若干離れたそこそこ栄えた街。その中に病院はあった。
車から見た時は何とも思っていなかったが、病院の前に立ち自分の目でしっかりと見る病院は暗く、入院患者もいるだろうに大きさの割に静かで不気味さすら覚えるほどだ。
(“名前待ち”がいる……組織の息がかかった施設だって聞いてるからかな……)
「えっと、今がここだから東棟は……あっちか」
リコリスはスマホ片手に目的地を探す。その後を追うように六花はとぼとぼと力なく歩いた。
オクタの話ではリコリスはこの病院にいる名前持ちと面識があるらしいが、六花には彼女が頻繁に出かけているイメージがなかった。ましてや彼女が病院に通っているなど想像もつかなかった。
(私に会う前……だったのかな)
リコリスは振り返ることなく呟いた。
「開けてくれてるって言うから早くいこう。多分警備員はいるんだろうけど――」
「……っ」
「心配しないで、巡回パターンは教えてもらってるから。会わないで部屋まで行けるはず」
六花はその言葉を聞いて安心した。何せ今の六花は思うように身体が動かない。しかもほとんど丸腰状態で、一緒にいるのは非戦闘員のリコリスのみ。
戦闘はおろか逃げる事ですら困難だ。戦闘は避けるのが無難。リコリスに着いてゆっくりと木の陰を通り人目やカメラに映らないように目的の部屋を目指す。
一階の病室端の部屋。窓の一つにリコリスが手をかけると何の抵抗もなくスルッと窓が開いた。
「おっ、ちゃんと空いてるね。わざわざここまで来て窓開けて部屋に戻ったのかな~?」
ニシシと笑いながらリコリスは窓枠を乗り越え、室内の安全を確認すると六花に入ってくるよう促した。
「ありがとうございます」
その後も六花はスマホを頼りに前を歩くリコリスに連れられ、数分。カメラやナースステーションを避けながら、ようやっと目的の場所にたどり着いた。
「ここだね」
リコリスは言うや否や2002と書かれたスライドドアに手をかける。
ドアの向こうには白衣を着た女性がいた。
六花には20代後半程度に見える。落ち着いた雰囲気をまとう女性だ。
色素の薄いボブカットがサッと揺れる。そこまで手入れに力を入れているわけではなさそうな印象を受ける。
落ち着いているせいというよりもお洒落にそこまで気を使っている様子がなく実際の年齢より大人びて見えているのだろう。実際にはリコリスと同じか少し上くらいだろうと予想した。
「…………あぁ?あぁ、リコリスか。また来たの?」
ドアを開けたまましばらくの沈黙の後、彼女は思い出したように“リコリス”の名を口にした。
「久しぶりだね。元気してた?ペスカ」
“ペスカ”それが彼女のコードネーム。外見だけでもリコリスより大人びて見えていたが、2人が会話しているところを見ると若さというのだろうか。彼女のダウナー気味な声のせいで更に大人しそうに見えた。
彼女は気だるげそうに言葉を発する。
「もう来るなって言ってあったはずだけど?」
「ごめんね~。今日は急患なんだ。ってかそんなこと言っといて窓開けといてくれるなんて素直じゃないなぁ」
「……開けたのは私じゃない。他の誰かでしょ。この病院には名前を持ってないのも数人いるはずだから。ほんと目ざわり……」
「ありゃ?信用されてない感じ?」
2人は六花などお構いなしに互いに軽口を叩きあっている。白衣の女性は六花たちと同じ、「名前持ち」の工作員で間違いないようだと六花は確信する。見たところ医療系か薬学系のエキスパートのようだ。
「まぁいい。送られてきたメッセージから察するにそっちのちびがヘキサなんだろう?どんな仕事をしてきたか知らないが、えらいやられようだ。評判ほどの腕じゃなさそうだけど?」
普段の六花ならカチンとくる発言だが、今はそんな元気はない。力なく返事する。
「……よく私がヘキサだって分かりましたね。まだ何も……」
服の上からでも血が滲んでて直ぐわかるよと彼女は半笑いで付け加えた。
「糸目野郎がヘキサの治療をするようにメッセージに入れていやがったからな」
「え、あのライースが?」
リコリスも驚いた様子だった。
「何があったかは知らんが、ここに来るだろうと予測されてたんだろうさ。それにしては連絡が来てから大分遅れてのご到着だったがね」
そう話しつつ、診察室内のベッドに横になるよう促され、六花は素直に従う。正直、立っているのも辛かった。
「じゃあ、脱がすよ。応急処置だけはして来てるだろうけど、私も診てみないことには何も出来ないからね」
「手伝うよ」
横になったまま秋花さんとペスカの手によって服が脱がされていく。
「――ひっ」
「うわ、これは酷いね」
全身につけられたナイフの傷や打撲痕が服の下から次から次へと露わになる。
「マルベリに装備は頼んでたんだろ?あんにゃろしっかり仕事しろよ……」
ペスカは愚痴りながら傷を一つ一つ確認していく。
「すみません……」
「いや、ヘキサが悪いんじゃない。マルベリの装備の問題。はぁ、もっと良いもの作ってやんなよ。私の仕事が増えちゃうでしょ……」
最後にボソッと呟いた言葉を六花は聞き逃さなかった。
(この人、ただのめんどくさがりかも……?)
よく見るとぺスカの使っているデスクは散らかり放題になっている。最低限人が来た時に仕事をするスペースがあるだけで、それも散らかっていたものを端に避けたような印象だ。
彼女はマルベリについて、彼女が用意した装備についてあれこれと愚痴っていたが、そのマルベリに用意してもらっていた装備のおかげもあって、どれも重傷と言うほどのものでは無かった。
しかし、対峙したあの金髪が本気で自分を殺しに来ていたわけではないのだろうとどこか感じていた六花は悔しに近いものを感じていた。
ぺスカは全身をさっと見て、どれも重症ではないことが分かると「治れば見えなくなるだろう」と六花に伝えた。六花はそれを聞いてほっと胸を撫で下ろす。
「そもそも傷は服着たら見えない箇所が多いし普通にしてりゃ分かんないと思うよ。初めは痛むかもしれないけどね」
そう話しながらペスカは全身の傷に的確に処置を施し始めた。しかし、それもしばらくすると、手が止まった。
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