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File 4
薄青と記憶 24
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―ヘキサ―
夜。時刻は23時を回ったところだ。外はサーっと静かな雨が降っている。
六花はアジトに帰ってきてから軽く仮眠をとるつもりだったが、深夜になるまで眠ってしまっていたようだ。病院にショッピングモールと日中散々連れ回されたせいで思いの外疲れていたらしい。
「……」
重い身体を起こす。身体がズキリと痛む。
上の階からは何の音も聞こえてこない。朝会ったきりラーレはまだ帰ってきていないようだ。
六花がオクタたちに助け出されぺスカの治療を受けてアジトに帰ってきたその時、初めてラーレが仕事でミスをしたと聞いた。狙撃を外した。性格には撃つことが出来なかったと。
彼が女性関係で決めきれないのはもはや恒例となっており、六花もそれを知っていた。しかし、仕事で狙いを外した話は聞いたことがなかった。
幸いなことに彼も六花同様特に重い処分が降った様子はなく、平気そうに見えたが、六花は自分に重ね内心はショックを受けているだろうと声をかけられなかった。
(師匠は……)
六花とリコリスの部屋はアジトの2階。オクタとラーレは3階だ。目を閉じて3階の様子を探るが音はしない。オクタも外に出ているのだろうか。
「……」
六花はここ数日の迷っていた自分を振り返る。オクタのこと。そして家族のこと。
オクタのことについて今すぐ答えを出すことは難しい。なにせ今までの六花は施設や組織とろくな環境にいなかったどころか色恋にうつつを抜かす余裕すらなかった。
この気持ちが何なのか、今の六花には答えが出せない。
リコリスにアドバイスをもらい、彼女がゲームをしている姿を眺めながめている間もそればかり考えていたが、結局まとまらなかった。
頭がこんがらがり変な方向へと進んでしまうような気がして考えることを躊躇ったりもした。
細機に想いを寄せる涼子を見ていたが自分はどうだと考えてもよく分からない。
だが、六花に立ち止まっている時間はない。だから、答えの出そうなものから動くことにした。
答えの出そうなもの。例の一件についてだ。
両親は本当に事故で亡くなったのか。それとも組織の介入によって六花を引き入れるために仕組まれた事件だったのか。
ただ、六花が当時の記録を調べるには限界がある。スマホで調べてみても当時の記事はほとんど出てこない。
当時はどこへ行ってもその話ばかりで逃げるように施設へ入ったと六花は記憶していたが、10年近くも経つとこうもあっさりと忘れられてしまうものなのかと心が苦しくなった。
六花には調査のノウハウがない。これ以上の調査を行うにはその手のプロに力を借りるしかない。
「……秋花さん」
真っ先に頭に浮かんだのはリコリスだ。
リコリスは組織の工作員で情報収集や解析のエキスパートだ。六花を妹のように可愛がっているが、心の底は分からない。彼女の協力を得るには金髪と話したことや六花が組織について疑問を持っていることを話さなくてはならない。
これは大きな賭けだ。組織の工作員はAIに関係する“何か”よって孤児になった者ばかり。当然ながら組織に拾われていなければ、今生きているかもわからない者たちだ。
組織に恩を感じている者は多い。淡白な者もいるが、信者の域にまで達している者もいる。リコリスがどれほどのものなのか六花にはさっぱりだ。淡泊そうに思えるがそれが演技でないとは言い切れない。
組織に疑問を持つ六花はその場で殺されてしまうかもしれない。
鼓動が早まり、呼吸も浅く鋭くなっていく。
(でも、動き出さなきゃ何も変わらない……!)
部屋を出るとき、部屋に置いておいたナイフが目についた。
(……っ)
手を伸ばしかけ、六花は迷った末に、遂にそれを手に取ることはなかった。
意を決してリコリスの部屋のドアを叩く。
しばらく返事を待つが言葉は返ってこない。再度ドアを叩き、すみませんと断りを入れつつドアを開けた。
部屋の中は薄暗く6枚あるデスクのモニターは3枚だけが点いており、ぼんやりと光っていた。声をかけるため近寄ろうと部屋に足を踏み入れた途端、ゴシャっという音とともに地面が歪んだ。足元に視線を落とすと足の踏み場もないほどゴミ袋が散らかっていた。
(なにこれ……一週間ちょっとでこんなに!?)
仕事でホテルに行く前までこんなに汚くはなかったはずだ。いくら何でも早すぎるとげんなりした。
リコリスは普段に比べいくらか小さな声で何かを話している。
画面を見る限りゲームの待機画面のようだ。コメントのようなものが右から左へ流れている。
「……あの?」
六花が声をかける直前、リコリスはぴくりと反応して後ろを向いた。
「え?あ、あぁ!あーちょっと待ってて!すぐ終わらせるから」
いつになく慌てた様子でリコリスはゲームを終了し、何かを呟いた後ヘッドホンを外すと椅子ごと六花の方に向き直った。
「親フラならぬ、妹フラ?はじめてだよ……私の配信ではね。そりゃ盛り上がるか~」
「何の話です?」
「今日はカメラついてなくてよかったね。声だけ入ってたみたいだけど、たいして話してないし…‥平気かぁ?」
リコリスは一人ぶつぶつと何かを呟いた。六花にとってそれは呪文のようでありまるで意味がわからない。
「お話があります」
六花は意を決してリコリスに切り出す。
「仕事を頼みたいんです」
仕事と聞きリコリスはうげっと嫌そうな表情を浮かべた。
「仕事?私は今久しぶりの休みを満喫中なんだけどな?」
「秋花さんにしか頼めないんです」
六花は"秋花さん"と強調する。仕事では基本コードネームで呼び合うことになっている。仕事だが、それとは本質的に違う。
「……」
リコリスも六花の言葉からそれを理解した。
「まあ良いよ。聞いてあげる」
リコリスは六花を見つめたまま後ろ手にキーボードをタンと叩いた。
「六花ちゃんがそうやって呼んで仕事を頼んでくるってことはそう言うことでしょ。私も鬼じゃない。話くらいは聞いてあげるよ。でも、部屋はこれ以上汚したくないんだ」
すでにリコリスからいつも感じていた緩い空気はどこかへ消え去っていた。
言葉を間違えれば、今度こそ命はない。六花に緊張が走る。
「ある2つの事件について調べて欲しいんです」
「事件ねぇ?いつのどんなやつ?」
六花は頭の中でそれらを整理する。1つは当然六花の両親について。そしてもう1つは。
「この前の仕事中、敵が言っていたことを思い出したんです。それを確かめたいんです」
本当の目的を隠すつもりはなかった。だが、どこまで話していいものか土壇場になってそこの判断がつかなかった。六花は交渉ごとに駆り出されるような立場の工作員ではない。
そういうのはライースやリエールといった司令部の人間やエランティスやリラのような組織の表の業務を担当している人間の仕事だ。
「ふ~ん?敵の言っていたこと、ねえ」
リコリスは横目でパソコンの画面を確認する。画面に映っているのはアジトの中。各人の私室、トイレ、風呂はプライバシー保護ということでリコリスもカメラを設置していないが、逆に言えばそれ以外の場所には基本取り付けられている。リコリスの部屋からはこのアジト内の様子がぱっと見ることが出来た。
カメラに映る人の姿はない。六花も彼女の身体越しにそれを確認した。秘密を共有するにしても相手は少ない方がいい。
「で?その確認したいことって?」
「この前戦った『工作員殺し』は元々組織の人間だったと得意げに話していました。組織に来たのは組織の仕組んだ事故で家族を失ったからだそうです。それが本当なら……私は……。だからそれが本当なのか調べたいんです」
言っていて自分のしていることが正しいことなのか自信がなくなってきた。拾ってもらった組織を疑うようなこと……。
「……六花ちゃんがここに来る原因にも関係してるんじゃないかってこと?」
「……はい」
六花は返事を返し、顔を上げる。
「――っ!」
リコリスは六花に向かって銃口を向けていた。
夜。時刻は23時を回ったところだ。外はサーっと静かな雨が降っている。
六花はアジトに帰ってきてから軽く仮眠をとるつもりだったが、深夜になるまで眠ってしまっていたようだ。病院にショッピングモールと日中散々連れ回されたせいで思いの外疲れていたらしい。
「……」
重い身体を起こす。身体がズキリと痛む。
上の階からは何の音も聞こえてこない。朝会ったきりラーレはまだ帰ってきていないようだ。
六花がオクタたちに助け出されぺスカの治療を受けてアジトに帰ってきたその時、初めてラーレが仕事でミスをしたと聞いた。狙撃を外した。性格には撃つことが出来なかったと。
彼が女性関係で決めきれないのはもはや恒例となっており、六花もそれを知っていた。しかし、仕事で狙いを外した話は聞いたことがなかった。
幸いなことに彼も六花同様特に重い処分が降った様子はなく、平気そうに見えたが、六花は自分に重ね内心はショックを受けているだろうと声をかけられなかった。
(師匠は……)
六花とリコリスの部屋はアジトの2階。オクタとラーレは3階だ。目を閉じて3階の様子を探るが音はしない。オクタも外に出ているのだろうか。
「……」
六花はここ数日の迷っていた自分を振り返る。オクタのこと。そして家族のこと。
オクタのことについて今すぐ答えを出すことは難しい。なにせ今までの六花は施設や組織とろくな環境にいなかったどころか色恋にうつつを抜かす余裕すらなかった。
この気持ちが何なのか、今の六花には答えが出せない。
リコリスにアドバイスをもらい、彼女がゲームをしている姿を眺めながめている間もそればかり考えていたが、結局まとまらなかった。
頭がこんがらがり変な方向へと進んでしまうような気がして考えることを躊躇ったりもした。
細機に想いを寄せる涼子を見ていたが自分はどうだと考えてもよく分からない。
だが、六花に立ち止まっている時間はない。だから、答えの出そうなものから動くことにした。
答えの出そうなもの。例の一件についてだ。
両親は本当に事故で亡くなったのか。それとも組織の介入によって六花を引き入れるために仕組まれた事件だったのか。
ただ、六花が当時の記録を調べるには限界がある。スマホで調べてみても当時の記事はほとんど出てこない。
当時はどこへ行ってもその話ばかりで逃げるように施設へ入ったと六花は記憶していたが、10年近くも経つとこうもあっさりと忘れられてしまうものなのかと心が苦しくなった。
六花には調査のノウハウがない。これ以上の調査を行うにはその手のプロに力を借りるしかない。
「……秋花さん」
真っ先に頭に浮かんだのはリコリスだ。
リコリスは組織の工作員で情報収集や解析のエキスパートだ。六花を妹のように可愛がっているが、心の底は分からない。彼女の協力を得るには金髪と話したことや六花が組織について疑問を持っていることを話さなくてはならない。
これは大きな賭けだ。組織の工作員はAIに関係する“何か”よって孤児になった者ばかり。当然ながら組織に拾われていなければ、今生きているかもわからない者たちだ。
組織に恩を感じている者は多い。淡白な者もいるが、信者の域にまで達している者もいる。リコリスがどれほどのものなのか六花にはさっぱりだ。淡泊そうに思えるがそれが演技でないとは言い切れない。
組織に疑問を持つ六花はその場で殺されてしまうかもしれない。
鼓動が早まり、呼吸も浅く鋭くなっていく。
(でも、動き出さなきゃ何も変わらない……!)
部屋を出るとき、部屋に置いておいたナイフが目についた。
(……っ)
手を伸ばしかけ、六花は迷った末に、遂にそれを手に取ることはなかった。
意を決してリコリスの部屋のドアを叩く。
しばらく返事を待つが言葉は返ってこない。再度ドアを叩き、すみませんと断りを入れつつドアを開けた。
部屋の中は薄暗く6枚あるデスクのモニターは3枚だけが点いており、ぼんやりと光っていた。声をかけるため近寄ろうと部屋に足を踏み入れた途端、ゴシャっという音とともに地面が歪んだ。足元に視線を落とすと足の踏み場もないほどゴミ袋が散らかっていた。
(なにこれ……一週間ちょっとでこんなに!?)
仕事でホテルに行く前までこんなに汚くはなかったはずだ。いくら何でも早すぎるとげんなりした。
リコリスは普段に比べいくらか小さな声で何かを話している。
画面を見る限りゲームの待機画面のようだ。コメントのようなものが右から左へ流れている。
「……あの?」
六花が声をかける直前、リコリスはぴくりと反応して後ろを向いた。
「え?あ、あぁ!あーちょっと待ってて!すぐ終わらせるから」
いつになく慌てた様子でリコリスはゲームを終了し、何かを呟いた後ヘッドホンを外すと椅子ごと六花の方に向き直った。
「親フラならぬ、妹フラ?はじめてだよ……私の配信ではね。そりゃ盛り上がるか~」
「何の話です?」
「今日はカメラついてなくてよかったね。声だけ入ってたみたいだけど、たいして話してないし…‥平気かぁ?」
リコリスは一人ぶつぶつと何かを呟いた。六花にとってそれは呪文のようでありまるで意味がわからない。
「お話があります」
六花は意を決してリコリスに切り出す。
「仕事を頼みたいんです」
仕事と聞きリコリスはうげっと嫌そうな表情を浮かべた。
「仕事?私は今久しぶりの休みを満喫中なんだけどな?」
「秋花さんにしか頼めないんです」
六花は"秋花さん"と強調する。仕事では基本コードネームで呼び合うことになっている。仕事だが、それとは本質的に違う。
「……」
リコリスも六花の言葉からそれを理解した。
「まあ良いよ。聞いてあげる」
リコリスは六花を見つめたまま後ろ手にキーボードをタンと叩いた。
「六花ちゃんがそうやって呼んで仕事を頼んでくるってことはそう言うことでしょ。私も鬼じゃない。話くらいは聞いてあげるよ。でも、部屋はこれ以上汚したくないんだ」
すでにリコリスからいつも感じていた緩い空気はどこかへ消え去っていた。
言葉を間違えれば、今度こそ命はない。六花に緊張が走る。
「ある2つの事件について調べて欲しいんです」
「事件ねぇ?いつのどんなやつ?」
六花は頭の中でそれらを整理する。1つは当然六花の両親について。そしてもう1つは。
「この前の仕事中、敵が言っていたことを思い出したんです。それを確かめたいんです」
本当の目的を隠すつもりはなかった。だが、どこまで話していいものか土壇場になってそこの判断がつかなかった。六花は交渉ごとに駆り出されるような立場の工作員ではない。
そういうのはライースやリエールといった司令部の人間やエランティスやリラのような組織の表の業務を担当している人間の仕事だ。
「ふ~ん?敵の言っていたこと、ねえ」
リコリスは横目でパソコンの画面を確認する。画面に映っているのはアジトの中。各人の私室、トイレ、風呂はプライバシー保護ということでリコリスもカメラを設置していないが、逆に言えばそれ以外の場所には基本取り付けられている。リコリスの部屋からはこのアジト内の様子がぱっと見ることが出来た。
カメラに映る人の姿はない。六花も彼女の身体越しにそれを確認した。秘密を共有するにしても相手は少ない方がいい。
「で?その確認したいことって?」
「この前戦った『工作員殺し』は元々組織の人間だったと得意げに話していました。組織に来たのは組織の仕組んだ事故で家族を失ったからだそうです。それが本当なら……私は……。だからそれが本当なのか調べたいんです」
言っていて自分のしていることが正しいことなのか自信がなくなってきた。拾ってもらった組織を疑うようなこと……。
「……六花ちゃんがここに来る原因にも関係してるんじゃないかってこと?」
「……はい」
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