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第35話 護衛依頼
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クランハウスに戻ると運良くライミスさんがいた。
「おや、昼前なのにもうあがりかい?」
「ライミスさん、こんにちは。今対人の練習をしていたんですけど、みんなで話し合って護衛依頼に挑戦してみないか、っていう話になったんです」
「ほう、護衛依頼か。そうだね、1人前になるには必ず通る道だね。それにガレス達のことも話に聞いているからね、やっておいたほうがいいかな」
「ええ、そうですよね」
ガレス達に関してはあくまで可能性の話だけど、からまれたことがある以上は念頭におかないといけない。対人となると頭を使った戦いになるので経験の差が如実に出てしまうと思う。
「ただ君たちはまだDランクだから他のパーティと一緒に受けないといけないんだけど、Bランク以上の人が1人同行できれば受注可能だよ」
「そうなんですね、ありがとうございます。クランの中で誰か協力してくれる方いないでしょうか」
さすがにライミスさん達にも都合あるしね。誰か協力してくれるとありがたいんだけど。とか考えていたら意外な人物から声がかかった。
「それなら私が同行してあげるわ」
「し、師匠!」
「アレーテさん、いいんですか!?」
その声は他ならぬアレサの剣の師匠、剣聖アレーテさんだった。ライミスさんのパーティ勇猛に所属するSランクの剣聖。この国最高レベルの剣の使い手で、銀髪のポニーテールが眩しい大人の女性だ。クールな感じがあるけど優しい人で、もしかしたらアレサのクールぶった口調もアレーテさんに憧れて始めたのかもしれない。昔は普通に女の子っぽい喋り方だったもんな……。
「ええ、アレサに対人戦闘を教えるいい機会だものね」
「そうか、アレーテなら安心だね」
「ありがとうございます!!」
アレーテさんの快諾に僕たちは一斉に頭を下げ、礼を述べた。ランク的には雲の上の人なのでまさか同行してもらえるなんて思ってもいなかったよ。
「なら早速依頼を探しに行こう」
アレーテさんに促され、早速ギルドへと向かう。クランハウスからギルドはさほど離れていない。それこそ歩いて10分程なので非常に便利だ。
ギルドの中に入るとアリシアさんがいた。お昼前なせいか人はまばらだ。依頼の貼り出しもそのそこ残っているみたい。
「アリシア、護衛依頼を探しているの。なるべく盗賊どものいそうなやつがいいわね」
「アレーテ様が受けるのですか?」
「受けるのはこの子たちよ。私が補佐に入るわ」
「でしたらちょうどいいのがありますね。盗賊も結構出る場所なので報酬も相場より高いですよ」
そう言ってアリシアさんは貼り出しからではなく手元の方から依頼の受注書を出てきた。それをサルヴァンが受け取ると、内容を読み上げる。
「えーっと、護衛依頼。依頼主ベルナール商会代表マルタン。目的地と期間は……、ランディゴの街まで明後日から約2週間か。報酬は1人金貨5枚! 水創か収納の魔法を持つ者を強く希望。その場合は上乗せあり」
「ルウがいるからちょうどいいね! 上乗せ期待できるよ!」
確かにそうかも。水創《アクアクリエイト》も収納もあるもんね。しかも時間劣化無しの超特大容量持ちが2人だし。
「なら決まりね。5人で受けるわ。手続きをお願いするわね」
「はい、わかりました。助かります。収納魔法を持っていることが希望でしたのでそれなら、って取っておいたんです」
「なるほど、ライミスに相談するつもりだったわけね」
「ええまぁ。ルウ君を引っ張って来てもらおうかな、なんて考えていました」
心なしか、アリシアさんが少し頬を染めているぽい。ライミスさん男前だもんなー。女の人にモテそうだ。受付嬢の中でも人気が高いのかも。いや、ワンチャン僕にデレた!
……なわけないか。
「ではこれで依頼の受注は完了です。一度ベルナール商会に寄って打ち合わせをお願いします」
「わかった。今から向かうわ。いいわね?」
「はい!」
初の護衛依頼だ。いい評価をもらえれば指名依頼を貰えるかもしれない。何せ指名依頼を貰えるとなれば名実ともに一流の仲間入りってことだもんね!
「おや、昼前なのにもうあがりかい?」
「ライミスさん、こんにちは。今対人の練習をしていたんですけど、みんなで話し合って護衛依頼に挑戦してみないか、っていう話になったんです」
「ほう、護衛依頼か。そうだね、1人前になるには必ず通る道だね。それにガレス達のことも話に聞いているからね、やっておいたほうがいいかな」
「ええ、そうですよね」
ガレス達に関してはあくまで可能性の話だけど、からまれたことがある以上は念頭におかないといけない。対人となると頭を使った戦いになるので経験の差が如実に出てしまうと思う。
「ただ君たちはまだDランクだから他のパーティと一緒に受けないといけないんだけど、Bランク以上の人が1人同行できれば受注可能だよ」
「そうなんですね、ありがとうございます。クランの中で誰か協力してくれる方いないでしょうか」
さすがにライミスさん達にも都合あるしね。誰か協力してくれるとありがたいんだけど。とか考えていたら意外な人物から声がかかった。
「それなら私が同行してあげるわ」
「し、師匠!」
「アレーテさん、いいんですか!?」
その声は他ならぬアレサの剣の師匠、剣聖アレーテさんだった。ライミスさんのパーティ勇猛に所属するSランクの剣聖。この国最高レベルの剣の使い手で、銀髪のポニーテールが眩しい大人の女性だ。クールな感じがあるけど優しい人で、もしかしたらアレサのクールぶった口調もアレーテさんに憧れて始めたのかもしれない。昔は普通に女の子っぽい喋り方だったもんな……。
「ええ、アレサに対人戦闘を教えるいい機会だものね」
「そうか、アレーテなら安心だね」
「ありがとうございます!!」
アレーテさんの快諾に僕たちは一斉に頭を下げ、礼を述べた。ランク的には雲の上の人なのでまさか同行してもらえるなんて思ってもいなかったよ。
「なら早速依頼を探しに行こう」
アレーテさんに促され、早速ギルドへと向かう。クランハウスからギルドはさほど離れていない。それこそ歩いて10分程なので非常に便利だ。
ギルドの中に入るとアリシアさんがいた。お昼前なせいか人はまばらだ。依頼の貼り出しもそのそこ残っているみたい。
「アリシア、護衛依頼を探しているの。なるべく盗賊どものいそうなやつがいいわね」
「アレーテ様が受けるのですか?」
「受けるのはこの子たちよ。私が補佐に入るわ」
「でしたらちょうどいいのがありますね。盗賊も結構出る場所なので報酬も相場より高いですよ」
そう言ってアリシアさんは貼り出しからではなく手元の方から依頼の受注書を出てきた。それをサルヴァンが受け取ると、内容を読み上げる。
「えーっと、護衛依頼。依頼主ベルナール商会代表マルタン。目的地と期間は……、ランディゴの街まで明後日から約2週間か。報酬は1人金貨5枚! 水創か収納の魔法を持つ者を強く希望。その場合は上乗せあり」
「ルウがいるからちょうどいいね! 上乗せ期待できるよ!」
確かにそうかも。水創《アクアクリエイト》も収納もあるもんね。しかも時間劣化無しの超特大容量持ちが2人だし。
「なら決まりね。5人で受けるわ。手続きをお願いするわね」
「はい、わかりました。助かります。収納魔法を持っていることが希望でしたのでそれなら、って取っておいたんです」
「なるほど、ライミスに相談するつもりだったわけね」
「ええまぁ。ルウ君を引っ張って来てもらおうかな、なんて考えていました」
心なしか、アリシアさんが少し頬を染めているぽい。ライミスさん男前だもんなー。女の人にモテそうだ。受付嬢の中でも人気が高いのかも。いや、ワンチャン僕にデレた!
……なわけないか。
「ではこれで依頼の受注は完了です。一度ベルナール商会に寄って打ち合わせをお願いします」
「わかった。今から向かうわ。いいわね?」
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