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第37話 空飛ぶプロテクション!?
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「で、ここから3時間近くかけて戻るのか。軽く夕方になるな」
うん、アレサがボヤくのもわかる。
建物の外に出たからまた歩く羽目になるかと思うとしんどいよね。
「ランニングならちょうどいいかもしれん! 走るか!」
「イヤじゃ!」
アレサなんでそんな楽しそうなのさ!?
修行のし過ぎで脳筋になってきてない?
もう即答で拒否だよそんなの。
「わ、私も走るのはちょっと……」
「まぁ歩くしないな」
それはわかるけど、結構歩いたし疲れたんだけどなぁ。そうだ、いい方法がある。とはいえ、ここだと目立つな。幸いベルナール商会の建物は屋上があるみたいだし、そこを使わせてもらおう。
「いや、いい方法がある。とにかくまずはこの建物の屋上に上がろう」
「お、なんか思いついたのか?」
「まぁね」
僕は早速防壁をたくさん行使して階段を作り、商会の建物の屋上へと登った。
「んでもういっちょ防壁」
屋上へ登った後に防壁を作るんだけど、拡大解釈で形は自由自在だ。落っこちないように箱状にしてある。ちなみに壁は半透明です。
「じゃあみんなこれに乗って」
「お、おう……」
みんなが乗った後はリーネの出番だ。
「リーネ、闇の手でこの壁を運んでくれる?」
「さすがルウ! こんな使い方があったなんて思いもしなかったよ! 闇の手」
リーネが闇の手を行使すると、大人を鷲掴みでそきそうなサイズの真っ黒な手が8つ生まれる。その手は箱型の壁を掴むとクランハウス目指して運び始めた。拡大解釈で防壁が動くのでこんなことができるのだ。
「これはいいな! なかなかのスピードだ!」
「空飛んでるー! すごぉい!」
「いやいやいや! おかしいでしょこれは!」
アレサとリーネはすっごい楽しそうなのにアレーテさんはなんか絶叫してるね。普通にダークハンドでも飛べそうだけど、安全性を考えたらこうしない?
「いやまぁルウだしな……」
「サルヴァンの中で僕はどういう扱いなのさ!」
「色々やってくれるビックリ箱? まぁ、頼りにはしているぞ!」
いい意味で受け取っておくよ……。
んで結局片道3時間が30分程でクランハウスまで戻ることができた。効果時間を強化する必要はあるけどこれは便利だ。行く時もこれを使えばいいかもしんない。
「で、これはどうやって降りるんだ?」
「大丈夫。拡大解釈で仕様を変更すればいいんだよ」
防壁を縦にも動くようにして闇の手でゆっくり下ろして貰う。それでいけました。
僕たちが全員地上に降りると、ガーソリスさんが走ってここまでやって来た。
「お、お前らなにやってたんだ?」
「防壁に乗って空を飛んで戻ってきました!」
「は?」
僕がガーソリスさんに説明すると、怪訝そうな顔で聞き返してきた。
「私も驚いているところよ。まさか魔法の壁に乗って空を飛ぶなんで思いもしなかったわね」
アレーテさんがやれやれと腰に手を当ててため息をつく。ガーソリスさんは目が点になっていた。
「これで行く時の時間も短縮できますね!」
「まぁ、有事の際は使えることだし多目に見てもいいのかしら……」
「目立つのがな。ルウ、人目について騒ぎになるからもう少し考えろ」
あぁ、確かに人目につくと騒ぎになるか。さっきはよく大丈夫だったものだ。何かいい方法を考えてみよう。
「わかりました! 目立たない方法を考えてみます!」
「使うのを控えろと言いたいんだが……」
その後僕は試行錯誤を繰り返し、日中は光膜、夜間はリーネの闇膜を使って目立ちにくくする方法を確立するのだった!
ガーソリスさんは呆れていたけどね。
うん、アレサがボヤくのもわかる。
建物の外に出たからまた歩く羽目になるかと思うとしんどいよね。
「ランニングならちょうどいいかもしれん! 走るか!」
「イヤじゃ!」
アレサなんでそんな楽しそうなのさ!?
修行のし過ぎで脳筋になってきてない?
もう即答で拒否だよそんなの。
「わ、私も走るのはちょっと……」
「まぁ歩くしないな」
それはわかるけど、結構歩いたし疲れたんだけどなぁ。そうだ、いい方法がある。とはいえ、ここだと目立つな。幸いベルナール商会の建物は屋上があるみたいだし、そこを使わせてもらおう。
「いや、いい方法がある。とにかくまずはこの建物の屋上に上がろう」
「お、なんか思いついたのか?」
「まぁね」
僕は早速防壁をたくさん行使して階段を作り、商会の建物の屋上へと登った。
「んでもういっちょ防壁」
屋上へ登った後に防壁を作るんだけど、拡大解釈で形は自由自在だ。落っこちないように箱状にしてある。ちなみに壁は半透明です。
「じゃあみんなこれに乗って」
「お、おう……」
みんなが乗った後はリーネの出番だ。
「リーネ、闇の手でこの壁を運んでくれる?」
「さすがルウ! こんな使い方があったなんて思いもしなかったよ! 闇の手」
リーネが闇の手を行使すると、大人を鷲掴みでそきそうなサイズの真っ黒な手が8つ生まれる。その手は箱型の壁を掴むとクランハウス目指して運び始めた。拡大解釈で防壁が動くのでこんなことができるのだ。
「これはいいな! なかなかのスピードだ!」
「空飛んでるー! すごぉい!」
「いやいやいや! おかしいでしょこれは!」
アレサとリーネはすっごい楽しそうなのにアレーテさんはなんか絶叫してるね。普通にダークハンドでも飛べそうだけど、安全性を考えたらこうしない?
「いやまぁルウだしな……」
「サルヴァンの中で僕はどういう扱いなのさ!」
「色々やってくれるビックリ箱? まぁ、頼りにはしているぞ!」
いい意味で受け取っておくよ……。
んで結局片道3時間が30分程でクランハウスまで戻ることができた。効果時間を強化する必要はあるけどこれは便利だ。行く時もこれを使えばいいかもしんない。
「で、これはどうやって降りるんだ?」
「大丈夫。拡大解釈で仕様を変更すればいいんだよ」
防壁を縦にも動くようにして闇の手でゆっくり下ろして貰う。それでいけました。
僕たちが全員地上に降りると、ガーソリスさんが走ってここまでやって来た。
「お、お前らなにやってたんだ?」
「防壁に乗って空を飛んで戻ってきました!」
「は?」
僕がガーソリスさんに説明すると、怪訝そうな顔で聞き返してきた。
「私も驚いているところよ。まさか魔法の壁に乗って空を飛ぶなんで思いもしなかったわね」
アレーテさんがやれやれと腰に手を当ててため息をつく。ガーソリスさんは目が点になっていた。
「これで行く時の時間も短縮できますね!」
「まぁ、有事の際は使えることだし多目に見てもいいのかしら……」
「目立つのがな。ルウ、人目について騒ぎになるからもう少し考えろ」
あぁ、確かに人目につくと騒ぎになるか。さっきはよく大丈夫だったものだ。何かいい方法を考えてみよう。
「わかりました! 目立たない方法を考えてみます!」
「使うのを控えろと言いたいんだが……」
その後僕は試行錯誤を繰り返し、日中は光膜、夜間はリーネの闇膜を使って目立ちにくくする方法を確立するのだった!
ガーソリスさんは呆れていたけどね。
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