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第39話 水の聖石
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「お、なんか思いついたのか?」
「まぁね。オークとオーガの魔石使ってみてもいい?」
「ああ、好きに使ってくれ」
最近はお金回りも良くなって、オーガの魔石くらいだったら売らずに取っておくようになっていたんだよね。ゴブリンの魔石とかは使い捨ての攻撃魔法の道具を付与の魔法で作る実験に使っていたから。
魔法の道具を作れるのも拡大解釈あってのことだけどね。本当なら魔法道具作成には複雑な知識や高価な素材が必要なのだそうだ。
それに本来付与は武器に魔力を帯びさせて斬れ味を増したり、レイスみたいに普通の物理攻撃が通用しないモンスターへの対策用だったりする。普通に魔石に付与を使っても何も起こらないのだ。
「まずはオークの魔石で実験ね」
オーガは僕らも散々倒しているけど、あれ危険度はCランクだからね。頭が悪いし機敏じゃないからDランクパーティでも倒せるけど、魔石の価値でいえばCランク相当なのだ。さすがに実験では使いたくない。
僕は収納からオークの魔石を取り出す。オークの魔石は黒い球体だ。Eランクモンスターなので実験で使っても問題ない。
「付与 水創」
黒い魔石が光を帯び、白い球体へと変わる。それを鑑定する。
水の聖石。品質 普通。
効能 滋養強壮、殺菌、解毒、怪我の治癒(小)、 免疫向上 、万病緩和、鎮痛 、肌荒れの改善と美肌効果、 内蔵機能回復。使い捨て。
「使い捨てだけどできた!」
「すげぇ! それ売ったらお金になるんじゃ?」
「なりそうだけど、なんかトラブル起こりそうで怖いよ」
サルヴァンの言う通りお金になると思う。でもただでさえ収納魔法でガレスとやらに目をつけられた可能性があるからねぇ。出処がバレたら絶対トラブルになると思う。
「それもそうか。そのへんは戻ったらライミスさんに相談しようぜ」
「そうだね。とりあえず使い方を説明するよ」
僕は空の樽を出した。そして水の聖石をヘタイロスに渡す。
「アクアクリエイトって口に出してから石を樽に入れてみて」
「わかった。あくあくりえいと?」
疑問形になったのはよくわかっていないせいだろうね。魔法はまだ覚えていないから、それは仕方がない。
そしてヘタイロスが樽に石を入れると、石から水が出てきた。それはどんどん溜まっていき、樽の八分目当たりで止まった。うん、分量もバッチリだし成功だ。
そして使い捨てとあった通り魔石は弾けて水の中で消えていった。
「すげぇ! これならもう川の水を飲まなくてもいいんだな!」
ヘタイロスが目を輝かせて喜ぶ。
「そうだね。川の水って見た目は綺麗でも飲み水としてはあまり良くないらしいし」
川の上流にもストリートチルドレンはいる。その水で洗濯したり中に入って遊んだり身体を洗うこともあるし、川の中には色んな生物がいる。川の水が原因で腹を下すとか珍しくないのだ。
「じゃあ今度はオーガの魔石で作ってみるよ」
今度はオーガの魔石を取り出す。そして先程と同じように魔法の付与を行う。今度の聖石は水色か。僕は早速鑑定をした。
水の聖石。品質 極上。
効能 滋養強壮、殺菌、解毒、怪我の治癒(小)、 免疫向上 、万病緩和、鎮痛 、肌荒れの改善と美肌効果、 内蔵機能回復。使用回数20回。
「使用回数20回だって。これ10個くらいあれば当分大丈夫だよね?」
「ああ、感謝するよ!」
「うん。その代わり、この聖石のことは絶対秘密にして欲しい。こんなの持ってるってわかったら絶対に奪いに来る奴らが出てくるから」
「わかった。約束するよ。他の子には俺から言って聞かせておくから」
ヘタイロスがそう言うなら大丈夫だろう。僕らの結束は固い。固くなければ生き抜くことなんて絶対できないからだ。
僕はオーガの魔石で聖石を5つ作り、それを全てヘタイロスに預けた。これで水の問題は解決。次は衛生面だね。この廃屋を回復でできる限り直してみよう。今はかなり魔力も増えたし、ある程度なんとかなればいいよね。
「まぁね。オークとオーガの魔石使ってみてもいい?」
「ああ、好きに使ってくれ」
最近はお金回りも良くなって、オーガの魔石くらいだったら売らずに取っておくようになっていたんだよね。ゴブリンの魔石とかは使い捨ての攻撃魔法の道具を付与の魔法で作る実験に使っていたから。
魔法の道具を作れるのも拡大解釈あってのことだけどね。本当なら魔法道具作成には複雑な知識や高価な素材が必要なのだそうだ。
それに本来付与は武器に魔力を帯びさせて斬れ味を増したり、レイスみたいに普通の物理攻撃が通用しないモンスターへの対策用だったりする。普通に魔石に付与を使っても何も起こらないのだ。
「まずはオークの魔石で実験ね」
オーガは僕らも散々倒しているけど、あれ危険度はCランクだからね。頭が悪いし機敏じゃないからDランクパーティでも倒せるけど、魔石の価値でいえばCランク相当なのだ。さすがに実験では使いたくない。
僕は収納からオークの魔石を取り出す。オークの魔石は黒い球体だ。Eランクモンスターなので実験で使っても問題ない。
「付与 水創」
黒い魔石が光を帯び、白い球体へと変わる。それを鑑定する。
水の聖石。品質 普通。
効能 滋養強壮、殺菌、解毒、怪我の治癒(小)、 免疫向上 、万病緩和、鎮痛 、肌荒れの改善と美肌効果、 内蔵機能回復。使い捨て。
「使い捨てだけどできた!」
「すげぇ! それ売ったらお金になるんじゃ?」
「なりそうだけど、なんかトラブル起こりそうで怖いよ」
サルヴァンの言う通りお金になると思う。でもただでさえ収納魔法でガレスとやらに目をつけられた可能性があるからねぇ。出処がバレたら絶対トラブルになると思う。
「それもそうか。そのへんは戻ったらライミスさんに相談しようぜ」
「そうだね。とりあえず使い方を説明するよ」
僕は空の樽を出した。そして水の聖石をヘタイロスに渡す。
「アクアクリエイトって口に出してから石を樽に入れてみて」
「わかった。あくあくりえいと?」
疑問形になったのはよくわかっていないせいだろうね。魔法はまだ覚えていないから、それは仕方がない。
そしてヘタイロスが樽に石を入れると、石から水が出てきた。それはどんどん溜まっていき、樽の八分目当たりで止まった。うん、分量もバッチリだし成功だ。
そして使い捨てとあった通り魔石は弾けて水の中で消えていった。
「すげぇ! これならもう川の水を飲まなくてもいいんだな!」
ヘタイロスが目を輝かせて喜ぶ。
「そうだね。川の水って見た目は綺麗でも飲み水としてはあまり良くないらしいし」
川の上流にもストリートチルドレンはいる。その水で洗濯したり中に入って遊んだり身体を洗うこともあるし、川の中には色んな生物がいる。川の水が原因で腹を下すとか珍しくないのだ。
「じゃあ今度はオーガの魔石で作ってみるよ」
今度はオーガの魔石を取り出す。そして先程と同じように魔法の付与を行う。今度の聖石は水色か。僕は早速鑑定をした。
水の聖石。品質 極上。
効能 滋養強壮、殺菌、解毒、怪我の治癒(小)、 免疫向上 、万病緩和、鎮痛 、肌荒れの改善と美肌効果、 内蔵機能回復。使用回数20回。
「使用回数20回だって。これ10個くらいあれば当分大丈夫だよね?」
「ああ、感謝するよ!」
「うん。その代わり、この聖石のことは絶対秘密にして欲しい。こんなの持ってるってわかったら絶対に奪いに来る奴らが出てくるから」
「わかった。約束するよ。他の子には俺から言って聞かせておくから」
ヘタイロスがそう言うなら大丈夫だろう。僕らの結束は固い。固くなければ生き抜くことなんて絶対できないからだ。
僕はオーガの魔石で聖石を5つ作り、それを全てヘタイロスに預けた。これで水の問題は解決。次は衛生面だね。この廃屋を回復でできる限り直してみよう。今はかなり魔力も増えたし、ある程度なんとかなればいいよね。
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