転生貴族のスローライフ

マツユキ

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辺りが暗くなってきた事もあり、僕達はゲルドラ様と共に拠点に帰る事にした

拠点までの道中。来た時とあまりに違う光景に、驚きっぱなしだった。ゲルドラ様がいた場所を中心に、大きな木々が生い茂り、様々な草花が咲いている

森を抜けると荒野は消え去り、緑が広がる美しい平原が広がっていた

空気がとても澄んでいて、心地い風が頬を撫でる

「これは、早急に大陸の再調査と地図の作成をしなければいけませんね」

「うん」

みんなの顔には、笑みがこぼれていてとても嬉しそうだった

荒野だった時は砂の大地が何処までも続いていたけど、今は何処を見ても美しい緑が、何処までも広がっていた。ゲルドラ様が復活した。変わった事と言えば、たったそれだけと言えるだろう。だけど、そのたったそれだけの事が、まさに奇跡が起こらない限り、起こりえない事だったのだと、そう思う

色んな小さな奇跡が、大きな奇跡を生み出した。それがゲルドラ様の復活だったのだろう

もしかすると、僕はこの大陸に来る運命だったのかもしれない。僕だけでは無く、僕について来てくれた皆も同様に


そんな事を、思い耽っているといつの間にか拠点に着いていたッみたいだ。森を出てから、いい意味で景色が変わらなかったから、全然気づかなかった

拠点にも一面に草木が生い茂っていて、ここが本当に僕達がいた拠点なのか疑ってしまう程、様変わりしていた

「これは開拓するのに、骨が折れそうだな」

溜息をつきつつも、どこかやる気に満ちているダノバス

「調度いい。街を作る事はもう決まっておるんじゃ。開拓ついでに街の図案を決めて、それに沿って建造して行けば手間も減るじゃろう」

「えぇ、そうですね。あらかじめ図案を作成しておけば、街を作るのも楽になりますし。早速取り掛かるとしましょう」

そう言うとバルトとバハト、それに加えて女性陣達で街の図案の作成を開始した。とりあえず僕を含め、やる事のない組で周辺の木々を切り倒し、食事の準備を始める事に

食事が完成し手からは、皆で食事を囲み、代わる代わる希望や提案などをしていき、寝る時間になる頃には図案は完成していた

出来た図案を見る限り、この図案通りに街が完成したら、どの国の街並みよりも美しいだろうな、とそう思う程の完成度だった

明日は人員確保の班と開拓の班とに分かれて作業開始だ

どんな人が来るのだろうか。どんな街になるのか。色々考えると、今からワクワクしてしまって、中々寝付けないな



明日から、大変な毎日が始まる。大変だけどとても楽しい、充実した毎日が
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