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この大陸に来て、もう半年が過ぎた。色々な事が起こり過ぎて、あっという間に過ぎていった時間ではあったけれど、半年と言う短い時間で、街はかなりの発展を遂げていた
僕とトトが、ゲルドラ様の弟子になり共に修行を始めてから、僕達は教えられる事をどんどん吸収し自分のものにしていった。そのスピードは、僕達が思っている以上に早いらしい。これはゲルドラ様から言われた事だ
で、僕達が修行している間に、人材確保に出ていた皆んなが帰って来た。それぞれ人を引き連れて
タミヤとミーニャは自分の家族は勿論、友人から親戚まで引き連れて来ていた。タミヤとミーニャの実家は貴族なんだけど所謂貧乏貴族と言われる貴族だ。だから出稼ぎに辺境伯家に来ていたのだ
持っている領地は、領地と呼べる程大きなものではなく、村は一つあるものの特産品などはない為、収入源がなく貴族であっても平民とかわらない生活をしていたらしい
だから家族は勿論、唯一の領民も引き連れて来たと言っていた。どうやら2人の家族も、話を聞いた瞬間に国に領地返還をするためにすぐ様動き、家族同然の領民に話して周ったそうだ
2人の行動力は両親譲りなんだろうね
で、タミヤとミーニャがそれぞれ30人ほど引き連れてやって来たのだ
取り敢えず2人と居住について話し合って、連れてきた領民の為に集合住宅をもう一棟建てて、そこで暫く暮らしてもらう事に
2人の家族については、話し合いの結果、2人の希望に沿って家を建てる事になった。2人は若い頃に家族と離れていたから、一緒に暮らしたいって事だ。だから、土地の購入費は2人が負担する事になった
で、今はそれぞれ家族と土地を決めに行っている。まぁ、負担するって言っても、まだ土地の値段すら決めていないから、今すぐ払ってもらうわけではないんだけどね
バルトが帰ってきたら、早速そこら辺の事も決めていかないといけないな。でも、先ずは収入源を確保しないと、と考えていると、今度はマイノとカサドが帰ってきた
タミヤ達と同じ様に、2人も家族と友人を連れて来たみたいだ。で、2人が連れて来た人達の年齢層が極端だった
子供と老人が多かったのだ
理由を聞いてみると、2人は隣同士にある村の出身で、年若い者は殆ど村を出て行ったらしいのだ。理由は村にいても自分達に未来はないからだそう
そうやって1人2人といなくなり、いつの間にか幼い子供に、初老の人から老人しかいなくなってしまった。狩もままならず、このままでは村と心中するしか道はないと思っていた時に、マイノとカサドが帰って来た
話を聞いて、これが最後の希望だと思ったらしい。行き先を聞いて、道中の過酷さが心配にはなったけれど、このままここにいても同じだと思いついて来たと言っていた。村長さんが、涙を浮かべてありがとうございますと何度も頭を下げていた
「僕達の村の領主も当然いますが、巻き上げる物は巻き上げて、後は放置ですよ。どうにか改善しよう何て事は全く思わずにね。だから、村が2つ消えた所で何とも思わないでしょう」
「だねー。しっかし、薄情な奴らだよなぁ。俺とマイノはさ、家族の為ってのもあるけど、村の人達の為に働きに出た口でさ。自分の力を試したいって気持ちが無かった訳じゃないけど、それでも自分の為だけに辺境伯家に行った訳じゃないからさ。村の現状を知って愕然としたよ。爺さん婆さんとガキンチョ達だけで、どう暮らして行けってんだよな」
「えぇ。全くもって同感です。なので、帰って来て故郷が無くなっていたとしても、自業自得と言うものですよ。あ、僕達と同じ様に、家族と村のために出稼ぎに行っている人達には、知らせてますから安心して下さいね」
ニッコリと笑って、マイノが言った。2人とも相当頭に来たのだろう
早速2人にも居住の事を話し、取り敢えず今は集合住宅でって事になった。環境に慣れるまで一緒に暮らした方が良いだろうという判断だ
幼い子も多いから妥当だろうな。また一棟、集合住宅が新しく建てられたのだった
僕とトトが、ゲルドラ様の弟子になり共に修行を始めてから、僕達は教えられる事をどんどん吸収し自分のものにしていった。そのスピードは、僕達が思っている以上に早いらしい。これはゲルドラ様から言われた事だ
で、僕達が修行している間に、人材確保に出ていた皆んなが帰って来た。それぞれ人を引き連れて
タミヤとミーニャは自分の家族は勿論、友人から親戚まで引き連れて来ていた。タミヤとミーニャの実家は貴族なんだけど所謂貧乏貴族と言われる貴族だ。だから出稼ぎに辺境伯家に来ていたのだ
持っている領地は、領地と呼べる程大きなものではなく、村は一つあるものの特産品などはない為、収入源がなく貴族であっても平民とかわらない生活をしていたらしい
だから家族は勿論、唯一の領民も引き連れて来たと言っていた。どうやら2人の家族も、話を聞いた瞬間に国に領地返還をするためにすぐ様動き、家族同然の領民に話して周ったそうだ
2人の行動力は両親譲りなんだろうね
で、タミヤとミーニャがそれぞれ30人ほど引き連れてやって来たのだ
取り敢えず2人と居住について話し合って、連れてきた領民の為に集合住宅をもう一棟建てて、そこで暫く暮らしてもらう事に
2人の家族については、話し合いの結果、2人の希望に沿って家を建てる事になった。2人は若い頃に家族と離れていたから、一緒に暮らしたいって事だ。だから、土地の購入費は2人が負担する事になった
で、今はそれぞれ家族と土地を決めに行っている。まぁ、負担するって言っても、まだ土地の値段すら決めていないから、今すぐ払ってもらうわけではないんだけどね
バルトが帰ってきたら、早速そこら辺の事も決めていかないといけないな。でも、先ずは収入源を確保しないと、と考えていると、今度はマイノとカサドが帰ってきた
タミヤ達と同じ様に、2人も家族と友人を連れて来たみたいだ。で、2人が連れて来た人達の年齢層が極端だった
子供と老人が多かったのだ
理由を聞いてみると、2人は隣同士にある村の出身で、年若い者は殆ど村を出て行ったらしいのだ。理由は村にいても自分達に未来はないからだそう
そうやって1人2人といなくなり、いつの間にか幼い子供に、初老の人から老人しかいなくなってしまった。狩もままならず、このままでは村と心中するしか道はないと思っていた時に、マイノとカサドが帰って来た
話を聞いて、これが最後の希望だと思ったらしい。行き先を聞いて、道中の過酷さが心配にはなったけれど、このままここにいても同じだと思いついて来たと言っていた。村長さんが、涙を浮かべてありがとうございますと何度も頭を下げていた
「僕達の村の領主も当然いますが、巻き上げる物は巻き上げて、後は放置ですよ。どうにか改善しよう何て事は全く思わずにね。だから、村が2つ消えた所で何とも思わないでしょう」
「だねー。しっかし、薄情な奴らだよなぁ。俺とマイノはさ、家族の為ってのもあるけど、村の人達の為に働きに出た口でさ。自分の力を試したいって気持ちが無かった訳じゃないけど、それでも自分の為だけに辺境伯家に行った訳じゃないからさ。村の現状を知って愕然としたよ。爺さん婆さんとガキンチョ達だけで、どう暮らして行けってんだよな」
「えぇ。全くもって同感です。なので、帰って来て故郷が無くなっていたとしても、自業自得と言うものですよ。あ、僕達と同じ様に、家族と村のために出稼ぎに行っている人達には、知らせてますから安心して下さいね」
ニッコリと笑って、マイノが言った。2人とも相当頭に来たのだろう
早速2人にも居住の事を話し、取り敢えず今は集合住宅でって事になった。環境に慣れるまで一緒に暮らした方が良いだろうという判断だ
幼い子も多いから妥当だろうな。また一棟、集合住宅が新しく建てられたのだった
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