転生貴族のスローライフ

マツユキ

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「ですが、やはり電化製品も特産物としては不向きですな。そもそも、この街以外で使えませんからな」

「そうだね。そもそもこの街以外で普及する予定は無いから、電化製品は省いてもいい。だけど、そこからヒントを得て、気軽に使える魔道具を考案できないかな?」

「ほう…それは確かに。生活をする上で、電化製品は画期的な物ばかり」

「うん。例えば、ボタンを押せば小さな火が出る魔道具。動力源を少量の魔力とするか、魔石とするかで価格も変わると思うけど、あくまでも販売対象は平民や冒険者だ。そうなれば価格もそうだけど、魔道具の大きさも重要になって来る。ってな具合に、コンパクトで低価格、低コストで手に入れやすい魔道具を作りたいな」

分かりやすい形で言えば、現代のライターや着火マン何かだね。それよりも魔道具だから、着火用の燃料が入る場所を必要としない。なので、折り畳み式にも出来るだろうし、複雑な機能も必要なく、出力も弱めに設定すれば軽量化も実現できると思う。

「それはいいですな。着眼点を平民の生活や、冒険者の野営時などに置く。生活に役立つ魔道具の考案。であれば、魔道具も問題なく特産物として扱えるでしょうな」

フランクさんの意見に同意したのは、当然ユリウスさんだった

「えぇ。これならば、問題ありません。そうなって来ると、新たに考案する部署を設け、そう言った魔道具の考案と開発を集中的に出来るようにした方が良いでしょう」

「そうですね。今はカリナとコリン、それから数名の者が魔道具研究員としております。魔道具研究施設に、新たに考案部署を設ける事としましょう。同じ研究所内に部署があれば、考案と開発がスムーズに出来るでしょう」

「うん。じゃぁその件はバルトに任せるよ」

「分かりました」

ユグドラやルべリオンでは、電気が普及してるから、そもそもそう言った魔道具の必要性はかなり少ないのだ。

だけど、ルシュドラ大陸に探索に行く時とか、街を離れる時は必要になる事もあるだろうしね。

「では作物についてですね。現在はかなりの種類の作物や果実などが収穫出来ております。これらも輸出は可能になりますが、どうでしょうか」

「まず、加工に回す作物は特産品から除外して、それらの作物から出来る加工品を、主な特産品としたい。それ以外の作物は、収穫量や希少性によって特産物として扱うかを決めよう」

「分かりました。では、その選定も私の方で行い、決定しましたら書類にまとめ報告致します」

「うん。人員がまだ決まっていないから、大変だけどお願いします」

「お任せください」

そう言って、ユリウスさんは早速動いてくれるようだ


こうして主だった議題が制定して行ったのだった。


会議が終わり、僕は早速研究所に行く事にした。会議の中で色々な意見が上がり、前世の知識を使って色んな加工品を作る為に研究せねばと思ったからだ。

そもそも、その思いは僕の欲と直結しているから、早いうちから取り掛かる事はとても良い事だと結論付ける。

「さ、やりますか!」



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