27 / 45
27
しおりを挟む
不幸事があり、執筆出来ていませんでした。申し訳ないです
*******
―――結良
「ん…」
後頭部から、鈍い痛みが。そのせいなのか、酷い頭痛がする
痛む頭を押さえながら、辺りを確認してみると、どうやら薄暗い倉庫のような場所に居る事が分かった。体を起こそうとして、手足が縛られている事に気づく
「え…?」
嫌な予感がした
現状的に、縛られていて、尚且つ使われていないであろう、倉庫に。ここまで考えれば、今の状況が良くない事は分かる
体を捩っても、きつく縛られているからか、どうにもならない事が分かった。これは、確実にピンチだ
「どうしよう…僕が居ない事に、気づいてくれるかな?もし、ここに居るって、分からなかったら…」
不安ばかり感じてしまって、涙が滲んでくる。もしこのまま見つけて貰えなかったら、自分はこのまま死んでしまうかもしれない。そう思うと恐ろしくてならない
そもそも、何故こんな場所に、囚われてしまっているのか、その理由さえも分からないのだ
不安に押しつぶされそうになっている時、
―――ギィ
使われなくなって久しいからか、鈍い音を立てて倉庫の扉が開いた
突然の訪問者に、少しばかり期待を込めて、入口を見てみると、見知らぬ男が3人立っていた
「あれ~?もう目ぇ覚めたのか?」
「そらそうだろうよ。あれから何時間たってると思ってんだ」
「はぁ…やっとだぜ。お前が、目が覚めてないと面白くない、なんて言い出すから、予定が大幅にくるちまった。とっととおっぱじめようぜ」
ゲスイた笑い声を上げながら、男たちが近づいてくる
「はぁぁ…しっかし、好きにしていいとは言っても、こんな地味野郎になぁ…」
「それは俺も同感だぜ!犯るの止めて、ボコっちまうか?」
「おぉ!そっちの方が、やる気でるわ」
ニヤニヤと笑いながらそう言った。そして、手足の縄をほどいていく。チャンスかもしれない。手足は自由になった。相手は3人いたが、何とかスキをつけば何とかなるかもしれない
後ろに下がりながら、様子を伺うと、ニヤニヤと笑いながら、結良をどうボコボコにするかを考えている。今だ!
そう思って、出口まで駆け出す
(あと少し…!)
話すのに気を取られていた3人は、結良が急に走り出し、慌てて追いかけてくる
「てっめぇ!!」
「捕まえろ!」
緊張で足がもつれる。何度も転びそうになりながらも、何とか走りつづける。出口まで、あと数歩
出口に行けば、逃げられた、と言う訳では無い。そこから先も、人がいる所まで行かなければならない。だけど、出口が目前に迫った所まで来て、逃げられる。そう思った瞬間に、気が緩んでしまった
腕を掴まれ、後ろに強く引かれ倒れ込んだ
後少しだったのに
無常にも、目の前で閉められていく扉。結良には、その光景が、スローモーションに見えていた
――――ガコン
完全に扉が閉まってしまった。もう逃げ出す事は出来ない。絶望だけが、結良の胸の中にあった
「やってくれるなぁ…おい。舐めた真似してくれんじゃないの」
髪を掴まれ、無理やり上を向かされる
結良の目から、静かに涙がこぼれた
*******
―――結良
「ん…」
後頭部から、鈍い痛みが。そのせいなのか、酷い頭痛がする
痛む頭を押さえながら、辺りを確認してみると、どうやら薄暗い倉庫のような場所に居る事が分かった。体を起こそうとして、手足が縛られている事に気づく
「え…?」
嫌な予感がした
現状的に、縛られていて、尚且つ使われていないであろう、倉庫に。ここまで考えれば、今の状況が良くない事は分かる
体を捩っても、きつく縛られているからか、どうにもならない事が分かった。これは、確実にピンチだ
「どうしよう…僕が居ない事に、気づいてくれるかな?もし、ここに居るって、分からなかったら…」
不安ばかり感じてしまって、涙が滲んでくる。もしこのまま見つけて貰えなかったら、自分はこのまま死んでしまうかもしれない。そう思うと恐ろしくてならない
そもそも、何故こんな場所に、囚われてしまっているのか、その理由さえも分からないのだ
不安に押しつぶされそうになっている時、
―――ギィ
使われなくなって久しいからか、鈍い音を立てて倉庫の扉が開いた
突然の訪問者に、少しばかり期待を込めて、入口を見てみると、見知らぬ男が3人立っていた
「あれ~?もう目ぇ覚めたのか?」
「そらそうだろうよ。あれから何時間たってると思ってんだ」
「はぁ…やっとだぜ。お前が、目が覚めてないと面白くない、なんて言い出すから、予定が大幅にくるちまった。とっととおっぱじめようぜ」
ゲスイた笑い声を上げながら、男たちが近づいてくる
「はぁぁ…しっかし、好きにしていいとは言っても、こんな地味野郎になぁ…」
「それは俺も同感だぜ!犯るの止めて、ボコっちまうか?」
「おぉ!そっちの方が、やる気でるわ」
ニヤニヤと笑いながらそう言った。そして、手足の縄をほどいていく。チャンスかもしれない。手足は自由になった。相手は3人いたが、何とかスキをつけば何とかなるかもしれない
後ろに下がりながら、様子を伺うと、ニヤニヤと笑いながら、結良をどうボコボコにするかを考えている。今だ!
そう思って、出口まで駆け出す
(あと少し…!)
話すのに気を取られていた3人は、結良が急に走り出し、慌てて追いかけてくる
「てっめぇ!!」
「捕まえろ!」
緊張で足がもつれる。何度も転びそうになりながらも、何とか走りつづける。出口まで、あと数歩
出口に行けば、逃げられた、と言う訳では無い。そこから先も、人がいる所まで行かなければならない。だけど、出口が目前に迫った所まで来て、逃げられる。そう思った瞬間に、気が緩んでしまった
腕を掴まれ、後ろに強く引かれ倒れ込んだ
後少しだったのに
無常にも、目の前で閉められていく扉。結良には、その光景が、スローモーションに見えていた
――――ガコン
完全に扉が閉まってしまった。もう逃げ出す事は出来ない。絶望だけが、結良の胸の中にあった
「やってくれるなぁ…おい。舐めた真似してくれんじゃないの」
髪を掴まれ、無理やり上を向かされる
結良の目から、静かに涙がこぼれた
328
あなたにおすすめの小説
運命の番は僕に振り向かない
ゆうに
BL
大好きだったアルファの恋人が旅先で運命の番と出会ってしまい、泣く泣く別れた経験があるオメガの千遥。
それ以来、ずっと自分の前にも運命の番があらわれることを切に願っていた。
オメガひとりの生活は苦しく、千遥は仕方なく身体を売って稼ぐことを決心する。
ネットで知り合った相手と待ち合わせ、雑踏の中を歩いている時、千遥は自分の運命の番を見つけた。
ところが視線が確かに合ったのに運命の番は千遥を避けるように去っていく。彼の隣には美しいオメガがいた。
ベータのような平凡な見た目のオメガが主人公です。
ふんわり現代、ふんわりオメガバース、設定がふんわりしてます。
【完結 一気読み推奨】片想いの相手が「そろそろ恋愛したい」と言ったので、用済みの俺はニートになることにしました。
はぴねこ
BL
高校生の頃、片想いの親友に告白した。
彼はノンケだったから玉砕して友人関係も終わるものだと思っていた。
もしかすると気持ち悪いと軽蔑される覚悟までしていたのに、彼は「今は恋愛をしている時間がないんだ」と自分の夢を語ってくれた。
彼は会社を興した祖父のことをとても尊敬していて、自分も起業したいと熱く語ってくれた。
そして、俺の手を握って「できれば親友のお前には俺の右腕になってほしい」と言われた。
同性愛者の俺のことを気持ち悪いと遠ざけることもせずに、親友のままでいてくれた彼に俺は感謝して、同じ大学に進学して、大学の頃に彼と一緒にゲームを作成する会社を起業した。
あれから二十年間、本当に二人三脚で駆け抜けてきた。
そして、昨年売り出したVRMMOが世界的に大ヒットし、ゲーム大賞を取ったことを祝うパーティーで親友が語った言葉に俺の覚悟も決まった。
「俺もそろそろ恋愛したい」
親友のその言葉に、俺は、長年の片想いを終わらせる覚悟をした。
不憫な拗らせアラフォーが”愛”へと踏み出すお話です。
キミと2回目の恋をしよう
なの
BL
ある日、誤解から恋人とすれ違ってしまった。
彼は俺がいない間に荷物をまとめて出てってしまっていたが、俺はそれに気づかずにいつも通り家に帰ると彼はもうすでにいなかった。どこに行ったのか連絡をしたが連絡が取れなかった。
彼のお母さんから彼が病院に運ばれたと連絡があった。
「どこかに旅行だったの?」
傷だらけのスーツケースが彼の寝ている病室の隅に置いてあって俺はお母さんにその場しのぎの嘘をついた。
彼との誤解を解こうと思っていたのに目が覚めたら彼は今までの全ての記憶を失っていた。これは神さまがくれたチャンスだと思った。
彼の荷物を元通りにして共同生活を再開させたが…
彼の記憶は戻るのか?2人の共同生活の行方は?
【本編完結】才色兼備の幼馴染♂に振り回されるくらいなら、いっそ赤い糸で縛って欲しい。
ホマレ
BL
才色兼備で『氷の王子』と呼ばれる幼なじみ、藍と俺は気づけばいつも一緒にいた。
その関係が当たり前すぎて、壊れるなんて思ってなかった——藍が「彼女作ってもいい?」なんて言い出すまでは。
胸の奥がざわつき、藍が他の誰かに取られる想像だけで苦しくなる。
それでも「友達」のままでいられるならと思っていたのに、藍の言葉に行動に振り回されていく。
運命の赤い糸が見えていれば、この関係を紐解けるのに。
春を拒む【完結】
璃々丸
BL
日本有数の財閥三男でΩの北條院環(ほうじょういん たまき)の目の前には見るからに可憐で儚げなΩの女子大生、桜雛子(さくら ひなこ)が座っていた。
「ケイト君を解放してあげてください!」
大きなおめめをうるうるさせながらそう訴えかけてきた。
ケイト君────諏訪恵都(すわ けいと)は環の婚約者であるαだった。
環とはひとまわり歳の差がある。この女はそんな環の負い目を突いてきたつもりだろうが、『こちとらお前等より人生経験それなりに積んどんねん────!』
そう簡単に譲って堪るか、と大人げない反撃を開始するのであった。
オメガバな設定ですが設定は緩めで独自設定があります、ご注意。
不定期更新になります。
長年の恋に終止符を
mahiro
BL
あの人が大の女好きであることは有名です。
そんな人に恋をしてしまった私は何と哀れなことでしょうか。
男性など眼中になく、女性がいればすぐにでも口説く。
それがあの人のモットーというやつでしょう。
どれだけあの人を思っても、無駄だと分かっていながらなかなか終止符を打てない私についにチャンスがやってきました。
これで終らせることが出来る、そう思っていました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる