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スクリーンには、光と結良を襲った3人の男が映っていた
『こいつだよ。この写真を持っていけよな!こいつ、無能のくせして、俺の邪魔ばかりするんだ!許せないだろ!?だから、懲らしめてやるんだ!』
『あぁ、分かった。だが、懲らしめるって、少し脅せばいいんだな?』
『ダメだ!!再起不能にするんだよ!こんな奴死んだって誰も何も思わないさ!捕まえたら好きにしていいんだぞ!!』
『殺せって事か?おいおい…それじゃぁこれっぽっちの金じゃぁな』
ニヤニヤと笑いながら、舐めるように光の体を見る男たち。光もそれに気づいたのか、それはもう嬉しそうに言った
『仕方ないな!』
そう言って、恥ずかしげもなく衣服を脱ぎ始める光、そして
『一杯愛してくれよな!』
頬を染め、いやらしく男に体を寄せ、行為が始まった。3人の男に恥辱されながら、嬉しそうな声を上げる光
そこまでの映像が流れると、ブツリと映像が消え、会場に灯りが戻った
「これが、君の息子だよ」
「いや、いやよ…そんな、こんな事ありえないわ…」
「信じたくなくとも、これが現実だ。君たち親が、正しく導いてこなかったから、彼は間違った方向へ進み続けた。その結果が今の状況だ」
「ちが、違う…違うわ!そうでしょ、光ちゃん!」
そう言って光に詰め寄った母親
「あー!!お前かっこいいな!」
結良の父を指さし、そう言った光
「ひ、光ちゃん…?」
「おれは光だ!光って呼んでもいいんだからな!名前は何て言いうんだ?」
「光ちゃん!!」
「友達になってやってもいいんだぞ!」
母の言葉など、光にはとうに届いていなかった。光は壊れてしまっていたから。肯定され続けて来た光は、この学園に来て、初めて否定された。愛されなかった。普通なら、些細な事として済ませる事が出来ても、光にはとても大きな事で、耐えられない事だったのだ
少しずつ壊れて行った光は、今は既に正気を失っている。現実を認めたくなくて、放棄したかのように
「そ、そんな…」
光の母は、床に崩れ落ちた
「――――同情なんて、誰もしないよ。自業自得さ。家族もろとも罪を償わせるから、そのつもりでいるんだね」
「あぁ、そうじゃ。日の目を見れると、思うでないぞ?」
「な、に?」
「当然じゃろう?可愛い孫を、あんな目にあわせられたんじゃ。それ相応に、報復させてもらう。お主らが勝手に犯した犯罪とは別に、の」
「そん、な…」
「こんな、事…」
「二度とわし等の前に現れるなよ?わし等の耳に入るような事もするな。不愉快じゃからな」
「気を付ける事だ。我等、花瀬から隠れる事は不可能だからね。普通に生きて行く事を、お勧めするよ―――まぁ、日の目を見れたらの話だがね」
結良の父がそう言ったのを合図に、数人のスーツを来た男たちが、光を含めた矢井田一家を連行していった
これから彼らに何が待っているのか、それは花瀬以外には誰にも分からない
大企業、そして古からある名家。彼らの社会的立場は高い。しかし、そんな彼等にも、恐れる者達がいる。それが「花瀬一族」なのだ
裏の世界のみならず、表の世界でも花瀬一族は恐れられ、花瀬に目を付けられる事は、「終わり」を意味する、とさえ言われるほど
竜元は、改めて思った。結良の家族に、自分の事を認めてもらうのは、至難の業だと。しかし、諦める様な事はしない
必ず認めてもらい、結良をこの腕の中に囲うのだ。そして、誰も触れられぬように…
『こいつだよ。この写真を持っていけよな!こいつ、無能のくせして、俺の邪魔ばかりするんだ!許せないだろ!?だから、懲らしめてやるんだ!』
『あぁ、分かった。だが、懲らしめるって、少し脅せばいいんだな?』
『ダメだ!!再起不能にするんだよ!こんな奴死んだって誰も何も思わないさ!捕まえたら好きにしていいんだぞ!!』
『殺せって事か?おいおい…それじゃぁこれっぽっちの金じゃぁな』
ニヤニヤと笑いながら、舐めるように光の体を見る男たち。光もそれに気づいたのか、それはもう嬉しそうに言った
『仕方ないな!』
そう言って、恥ずかしげもなく衣服を脱ぎ始める光、そして
『一杯愛してくれよな!』
頬を染め、いやらしく男に体を寄せ、行為が始まった。3人の男に恥辱されながら、嬉しそうな声を上げる光
そこまでの映像が流れると、ブツリと映像が消え、会場に灯りが戻った
「これが、君の息子だよ」
「いや、いやよ…そんな、こんな事ありえないわ…」
「信じたくなくとも、これが現実だ。君たち親が、正しく導いてこなかったから、彼は間違った方向へ進み続けた。その結果が今の状況だ」
「ちが、違う…違うわ!そうでしょ、光ちゃん!」
そう言って光に詰め寄った母親
「あー!!お前かっこいいな!」
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「ひ、光ちゃん…?」
「おれは光だ!光って呼んでもいいんだからな!名前は何て言いうんだ?」
「光ちゃん!!」
「友達になってやってもいいんだぞ!」
母の言葉など、光にはとうに届いていなかった。光は壊れてしまっていたから。肯定され続けて来た光は、この学園に来て、初めて否定された。愛されなかった。普通なら、些細な事として済ませる事が出来ても、光にはとても大きな事で、耐えられない事だったのだ
少しずつ壊れて行った光は、今は既に正気を失っている。現実を認めたくなくて、放棄したかのように
「そ、そんな…」
光の母は、床に崩れ落ちた
「――――同情なんて、誰もしないよ。自業自得さ。家族もろとも罪を償わせるから、そのつもりでいるんだね」
「あぁ、そうじゃ。日の目を見れると、思うでないぞ?」
「な、に?」
「当然じゃろう?可愛い孫を、あんな目にあわせられたんじゃ。それ相応に、報復させてもらう。お主らが勝手に犯した犯罪とは別に、の」
「そん、な…」
「こんな、事…」
「二度とわし等の前に現れるなよ?わし等の耳に入るような事もするな。不愉快じゃからな」
「気を付ける事だ。我等、花瀬から隠れる事は不可能だからね。普通に生きて行く事を、お勧めするよ―――まぁ、日の目を見れたらの話だがね」
結良の父がそう言ったのを合図に、数人のスーツを来た男たちが、光を含めた矢井田一家を連行していった
これから彼らに何が待っているのか、それは花瀬以外には誰にも分からない
大企業、そして古からある名家。彼らの社会的立場は高い。しかし、そんな彼等にも、恐れる者達がいる。それが「花瀬一族」なのだ
裏の世界のみならず、表の世界でも花瀬一族は恐れられ、花瀬に目を付けられる事は、「終わり」を意味する、とさえ言われるほど
竜元は、改めて思った。結良の家族に、自分の事を認めてもらうのは、至難の業だと。しかし、諦める様な事はしない
必ず認めてもらい、結良をこの腕の中に囲うのだ。そして、誰も触れられぬように…
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