いずれ最強の少女 ~白き髪と紅の瞳~

カイゼリン

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転生者の生活

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目が覚めると教室だった
あれ?と思い目を擦ると鮮やかな髪の人たちがいる

あぁ...転生したんだったな

俺はもう翔平と呼ばれることはない
そう言えば気になったことがある


「お、ヘルガー。起きたか。」
「あぁ。今なんの授業だ?」
「お前なぁ、いくらここが教師から見えないとはいえ...歴史だ」


そんな説教はどうでもいい
にしても歴史か...

ここは日本のようで日本じゃない
それに日本語が通じる
もしかすると日本語だと思っているが変換されているのかもしれないが

今は歴史か
歴史は俺らのいた時代の話だ
冷蔵庫やカメラなど古代の道具について話している


まさか地球は科学の星から魔法の星に変わってしまったのか?
そして俺らはタイムスリップしてしまったのか?

そんなことを考えていると段々どうでもよくなり寝てしまう
先生に当てられたとしても答えは簡単なので楽勝だ


---


今日最後の授業を終えてアイツのとこへ行く

「エルサレム」
「あ!し...ヘルガー」

まだ慣れないのかとはなで笑ってやると
頬を膨らませる

性別が違っていたら良かったのに
そう思うほどかわいい

背伸びをして頭を撫でてやる
エルサレムは軽くかがみ、にへらっと笑う


「お前は犬か」
「そしたら、ヘルガーは兎だね」

首をかしげると


「背が僕より何センチも小さいし、かわいいし、寂しがりやなところとか...」

「それ以上言うな」


前髪をいじりながら右下を見る
目を会わせたら恥ずかしさで死ぬ


「ヘルガーって身長何センチ?」
「158」


ニヤニヤして俺の頭を撫でてくる
なんだよっ
小さくて悪かったな。前世も今も小さいのに悩んでるんだよ!


「僕は186だよー。現在進行形で身長がまだ延びてまーす」


一発顔面に殴ってやりたい
でもコイツマジ固いからな

ちくしょう


「前世では何センチだったけか?」
「192」


ばかでけぇ
それに並んで歩いてた俺は子供?
アイツは保護者?


「でも身長があるぶん辛いこともあるんだよ」
「小さくてもあるんだよっ!」


脛に蹴りをお見舞いする
いくら固くても弁慶の泣き所を蹴られてはひとたまりもないようだ


「ほら、さっさと戻るぞ」

エルサレムに一言言って先に寮に行く
部屋は一部屋につき二人だ
そして俺とエルサレムは同じ部屋だ


「ちょっとまってー」


急いで立ち上がりついてくる
本当に犬みたいだな

ゴールデンレトリバーかな?
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