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第1話「無能力者・遊馬と炎鰐:フレイ」
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この世には、『異能者』という人間がいる。先天性の能力発現によるもの『発現異能者』と、後天的に異能力を持ったものと契約しそのものの力を手に入れた『半妖異能者』がいる。そして、どちらでもないものを『無能力者』と呼んでいる。
この物語の主人公:遊馬翼(あすまつばさ)もその『無能力者』である。
20XX年4月15日18時00分。朝陽高校陸上部専用グラウンド。
ここは神奈川県にある朝陽高校。俺、遊馬翼(あすまつばさ)が通う高校である。
俺は陸上部で専門は、中距離と長距離だが1年だからという理由であまりグラウンドは部活中は使えないのである。そのため、毎日1時間残って自主練をしている。
ガサガサ・・・(近くの草むらが揺れる音)
「なんだ??誰かいるのか???」
恐る恐る草むらの中を見ると弱った赤い鰐の子供が隠れていた。
「鰐???」
「・・・けて・・・。」
「えーーー!!!!しゃべったーーー!!!!???」
「たす・・・けて・・・・」
「助けてって言ってるのか???でもどうしたら・・・。保健室??いやでも・・・。」
「み・・ず・・・ちょう・・・だい・・・。」
「み、水だな・・・。ちょっと待ってろ!今持ってくるから・・・!!!!」
そう言って俺は水道の蛇口をひねってペットボトルに水を注いだ。
急いで草むらに戻り赤い鰐に飲ませた。
「どうだ・・・???大丈夫か???」
「うん。ありがとう。助かったよ。」
「それはよかったよ・・・。」
「ってなんで鰐が人間の言葉話すんだ・・・??」
「なんで君は僕と話せてるんだ・・・???」
『・・・。』
しばらく沈黙が続いた。解決に至るようなものはなかった。
「とりあえず、、、無事でよかったよ・・・。今度から気をつけろよ。」
「うん・・・わかった・・・。」
「あ、すまない。もうこんな時間だ。俺は帰るしここは人間が多い場所だからあまり近寄るなよ・・・。えっと・・・名前は??」
「僕は、炎鰐(フレイカイマン)のフレイ。君は???」
「遊馬翼だ。つばさでいいよ。」
「じゃあね、つばさ。僕も帰るよ。」
そういって僕らはそこで解散した。
俺は着替えをするために更衣室に入った。
「グルルルルルル・・・」
「え???」
20XX年4月15日18時33分。朝陽高校陸上部更衣室。
「グルルルルルル・・・」
「え???フレイか??だめだぞ、、、ここまで来たら・・・。」
バン!(なにかが破裂する音)
「な、、、なんだ???フレイじゃない!!!????なんだこいつ???」
そこには得体のしれない何かがいた。俺はできた穴から逃げ始めた。
「はぁはぁ・・・。なんでこんなことに・・・。」
「グルルルルル・・・。」
「やばい見つかった!!!」
その得体のしれない何かが攻撃を仕掛けてきたときに・・・。
「つばさ!」
「???・・・。だれ???」
「え???あ・・・フレイだよ。」
「フレイ??でもさっきと形が・・・。」
「わからないけどなんか形が変わったんだ。」
「そ・・・そうなのか・・・。」
「それも突然だったんだ。僕もまだ驚いてるけれども!」
「ひとまず安全なところに逃げよう!!」
「わかった!!!」
そのまま俺はフレイの背中に乗って近くの大きめの公園まで逃げた。
「つばさ!!あそこに誰かいるよ!!」
「え???お前たちは???」
20XX年4月15日18時35分。????
「この六人が無能力者か???」
「そうですね。今日は全員学校に残ってるようです。ですので襲撃のチャンスかと。」
「そうだな・・・。」
「ミスのないようにな。確実に仕留めろ。」
『御意』
この世には、『異能者』という人間がいる。先天性の能力発現によるもの『発現異能者』と、後天的に異能力を持ったものと契約しそのものの力を手に入れた『半妖異能者』がいる。そして、どちらでもないものを『無能力者』と呼んでいる。
これは、6人の無能力者の高校生が生涯の相棒と出会う物語である。
ながいながい話である。
この物語の主人公:遊馬翼(あすまつばさ)もその『無能力者』である。
20XX年4月15日18時00分。朝陽高校陸上部専用グラウンド。
ここは神奈川県にある朝陽高校。俺、遊馬翼(あすまつばさ)が通う高校である。
俺は陸上部で専門は、中距離と長距離だが1年だからという理由であまりグラウンドは部活中は使えないのである。そのため、毎日1時間残って自主練をしている。
ガサガサ・・・(近くの草むらが揺れる音)
「なんだ??誰かいるのか???」
恐る恐る草むらの中を見ると弱った赤い鰐の子供が隠れていた。
「鰐???」
「・・・けて・・・。」
「えーーー!!!!しゃべったーーー!!!!???」
「たす・・・けて・・・・」
「助けてって言ってるのか???でもどうしたら・・・。保健室??いやでも・・・。」
「み・・ず・・・ちょう・・・だい・・・。」
「み、水だな・・・。ちょっと待ってろ!今持ってくるから・・・!!!!」
そう言って俺は水道の蛇口をひねってペットボトルに水を注いだ。
急いで草むらに戻り赤い鰐に飲ませた。
「どうだ・・・???大丈夫か???」
「うん。ありがとう。助かったよ。」
「それはよかったよ・・・。」
「ってなんで鰐が人間の言葉話すんだ・・・??」
「なんで君は僕と話せてるんだ・・・???」
『・・・。』
しばらく沈黙が続いた。解決に至るようなものはなかった。
「とりあえず、、、無事でよかったよ・・・。今度から気をつけろよ。」
「うん・・・わかった・・・。」
「あ、すまない。もうこんな時間だ。俺は帰るしここは人間が多い場所だからあまり近寄るなよ・・・。えっと・・・名前は??」
「僕は、炎鰐(フレイカイマン)のフレイ。君は???」
「遊馬翼だ。つばさでいいよ。」
「じゃあね、つばさ。僕も帰るよ。」
そういって僕らはそこで解散した。
俺は着替えをするために更衣室に入った。
「グルルルルルル・・・」
「え???」
20XX年4月15日18時33分。朝陽高校陸上部更衣室。
「グルルルルルル・・・」
「え???フレイか??だめだぞ、、、ここまで来たら・・・。」
バン!(なにかが破裂する音)
「な、、、なんだ???フレイじゃない!!!????なんだこいつ???」
そこには得体のしれない何かがいた。俺はできた穴から逃げ始めた。
「はぁはぁ・・・。なんでこんなことに・・・。」
「グルルルルル・・・。」
「やばい見つかった!!!」
その得体のしれない何かが攻撃を仕掛けてきたときに・・・。
「つばさ!」
「???・・・。だれ???」
「え???あ・・・フレイだよ。」
「フレイ??でもさっきと形が・・・。」
「わからないけどなんか形が変わったんだ。」
「そ・・・そうなのか・・・。」
「それも突然だったんだ。僕もまだ驚いてるけれども!」
「ひとまず安全なところに逃げよう!!」
「わかった!!!」
そのまま俺はフレイの背中に乗って近くの大きめの公園まで逃げた。
「つばさ!!あそこに誰かいるよ!!」
「え???お前たちは???」
20XX年4月15日18時35分。????
「この六人が無能力者か???」
「そうですね。今日は全員学校に残ってるようです。ですので襲撃のチャンスかと。」
「そうだな・・・。」
「ミスのないようにな。確実に仕留めろ。」
『御意』
この世には、『異能者』という人間がいる。先天性の能力発現によるもの『発現異能者』と、後天的に異能力を持ったものと契約しそのものの力を手に入れた『半妖異能者』がいる。そして、どちらでもないものを『無能力者』と呼んでいる。
これは、6人の無能力者の高校生が生涯の相棒と出会う物語である。
ながいながい話である。
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