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18章
オレのだ
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「―――――ちゃ…」
ん…うるさいなぁ
「しょ…ちゃ…」
まだ眠いから あと10分だけ
「しょーちゃん」
重い瞼を上げれず、気だるい体をもてあますオレの唇に柔らかいものが触れる。
少しひんやりした唇から冷たい水が喉に流れ込んでくる。
オレ喉乾いてたんだ―――――
コクコクと飲み干すと安堵したかのようなため息が聞こえ、うっすら目を開くと心配げな海瑠の顔が見えた。
「しょーちゃん、だいじょぶ?ゴメンね…手加減出来なかった」
乱れた金髪がおでこに張り付き、裸のままの上半身の筋肉がエロイ。
手にしてたペットボトルをサイドテーブルへと置き、オレを抱き込むようにベッドヘッドにもたれて座る海瑠にされるがままになる。
「だる…」
体中全部が力を失ったかのようにダルい。頭を海瑠の胸元に預けながら自分の体を確認すると薄手のバスローブを着せられていて、汚れてたはずの下半身もサラサラとして綺麗になっていたが下着ははかせてもらえてなかった。
「痛いとこない?」
背中をさすりながら心配そうな青い目が顔をのぞき込んでくる。
「痛い…とこないけど、あちこちがダルイ、特に下半身……」
申し訳なさそうな顔で謝罪を続けながら腰や足をさすってくるがやめて欲しい。また変な気分になられても困る。
オレのHPはもう0だ。
「おまえなぁ、こっちは初めてなんだからもっと手加減してくれっちゅーの」
ギュと抱きつきながら見上げ不満を唇に表しとがらせる
「うん、わかってるんだけど。俺も記憶としては経験あったけど…この体では初めてだからさ。あんなに我慢できないくらい気持ちいいとは…」
やめろ。そんな色気たっぷりな顔で恥ずかしい事言うんじゃない。
見つめてくる顔が綺麗すぎてウットリ見とれてしまう。
やっとだ―――――
同じ素材のバスローブの胸元をキュッと握りしめ赤くなったであろう顔を伏せる。
やっとしてくれた―――――
嬉しくてフフと笑いが漏れちゃう。
「しょーちゃん?」
長く美しい指が顎にかかり上を向かされる。
あぁ―――――好きだ。
長い長い間、幼馴染で親友だった。
「好き」
うふふと笑い、ギューッと抱きつく。
愛してるという言葉、しょーちゃんだけだという言葉をいくらもらっても不安がぬぐえなかった日々。
最後までしてくれたことで、オレはようやく心から安心できた。
オレのだ―――――
嬉しさがあふれそうでエヘエヘと笑っちゃうオレを見て、ホッとしたように海瑠も笑った。
「渉こなかったな」
心臓の音を聞くかのように胸に頭を預ける。
「うん、来れないって連絡あったんだ。明日来るってさ」
「そっか」
目を閉じ、心地よい脱力感に身を任せる。
明日どこいこうか
何食べたい?
だんだんと遠くなる声に返事を返しながら、オレの意識は幸せな夜の海へと沈んでいった。
ん…うるさいなぁ
「しょ…ちゃ…」
まだ眠いから あと10分だけ
「しょーちゃん」
重い瞼を上げれず、気だるい体をもてあますオレの唇に柔らかいものが触れる。
少しひんやりした唇から冷たい水が喉に流れ込んでくる。
オレ喉乾いてたんだ―――――
コクコクと飲み干すと安堵したかのようなため息が聞こえ、うっすら目を開くと心配げな海瑠の顔が見えた。
「しょーちゃん、だいじょぶ?ゴメンね…手加減出来なかった」
乱れた金髪がおでこに張り付き、裸のままの上半身の筋肉がエロイ。
手にしてたペットボトルをサイドテーブルへと置き、オレを抱き込むようにベッドヘッドにもたれて座る海瑠にされるがままになる。
「だる…」
体中全部が力を失ったかのようにダルい。頭を海瑠の胸元に預けながら自分の体を確認すると薄手のバスローブを着せられていて、汚れてたはずの下半身もサラサラとして綺麗になっていたが下着ははかせてもらえてなかった。
「痛いとこない?」
背中をさすりながら心配そうな青い目が顔をのぞき込んでくる。
「痛い…とこないけど、あちこちがダルイ、特に下半身……」
申し訳なさそうな顔で謝罪を続けながら腰や足をさすってくるがやめて欲しい。また変な気分になられても困る。
オレのHPはもう0だ。
「おまえなぁ、こっちは初めてなんだからもっと手加減してくれっちゅーの」
ギュと抱きつきながら見上げ不満を唇に表しとがらせる
「うん、わかってるんだけど。俺も記憶としては経験あったけど…この体では初めてだからさ。あんなに我慢できないくらい気持ちいいとは…」
やめろ。そんな色気たっぷりな顔で恥ずかしい事言うんじゃない。
見つめてくる顔が綺麗すぎてウットリ見とれてしまう。
やっとだ―――――
同じ素材のバスローブの胸元をキュッと握りしめ赤くなったであろう顔を伏せる。
やっとしてくれた―――――
嬉しくてフフと笑いが漏れちゃう。
「しょーちゃん?」
長く美しい指が顎にかかり上を向かされる。
あぁ―――――好きだ。
長い長い間、幼馴染で親友だった。
「好き」
うふふと笑い、ギューッと抱きつく。
愛してるという言葉、しょーちゃんだけだという言葉をいくらもらっても不安がぬぐえなかった日々。
最後までしてくれたことで、オレはようやく心から安心できた。
オレのだ―――――
嬉しさがあふれそうでエヘエヘと笑っちゃうオレを見て、ホッとしたように海瑠も笑った。
「渉こなかったな」
心臓の音を聞くかのように胸に頭を預ける。
「うん、来れないって連絡あったんだ。明日来るってさ」
「そっか」
目を閉じ、心地よい脱力感に身を任せる。
明日どこいこうか
何食べたい?
だんだんと遠くなる声に返事を返しながら、オレの意識は幸せな夜の海へと沈んでいった。
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