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食事
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テーブルの上にはブルーレアに焼かれた肉と添えられた簡素な馬鈴薯、赤ワインが並んでいる。男はカトラリーを手に取る。焼き目のついた肉に、フォークの先端が食い込み、ぐにゃりと歪む。ナイフが肉の繊維を切り裂きながら、かちゃかちゃと音を立てる。
いくらか押し潰された肉からは、赤々とした血が滲み、白い皿に赤い線を描いた。男はゆっくりと小さく切り裂かれた肉を口元へ運ぶ。歯が肉を噛み潰す、ぐちゃりという音が部屋に湿度を持って響いた。咀嚼はゆっくりと続く。
肉は安物だった。だが、よく調理されていた。どこにでもある肉だった。男は大して苦労せず、それを手に入れた。無論、解体だけは面倒な作業だった。どこが美味な部分か、男はまだ知らなかったから。男の歯はさして労せず、肉を噛み砕いた。溢れる血と肉汁。それが唾液と混ざり合い、恍惚とした旨みを舌の味蕾に伝える。男は軽くうなづくと、ゆっくりと肉を嚥下した。食道を通り、それは胃へと落ちる。
続いて、男は赤ワインのグラスを手に取った。こちらも安物には違いない。だが神聖な血の色に似たそれは、男を満足させるに足るものだった。一種の快楽と共に、男は指先でワイングラスを弄ぶと、ゆらゆらと紅色が揺れる。それは薄暗い電燈の下、アルコールの膜を残して、微かに透過している。男は、見よう見まねでワイングラスに鼻を突っ込み、香りを嗅いだ。夢想的な香りなどはしなかった。どこにでも売っている安物の赤ワイン、アルコールの匂いと発酵した葡萄の匂い、それだけだった。血の匂いはしなかった。それが男にとって少し残念だった。肉の解体の時に嗅いだ、あの芳醇な匂いは、ワイングラスからは漂わなかった。
男はその薄く、青白い唇へワイングラスの端をつけた。口内へ侵入した赤ワインが、芳醇とは言えないものの、確かにそれらしい風味を放つ。先ほど嚥下した肉の脂、血を洗い流すように、赤ワインが食堂へと飲み込まれた。鼻腔から抜ける香りに男は目を瞑った。微かに口内に残った血の匂いがする。常日頃、男はそれを天然のソースだと言って憚らなかった。それは肉の種類を選ばなかった。それは美食を嗜好する男の、本心であったと共に、一種の矜持でもあった。最も、肉も赤ワインも安物には変わりなかった。今度はもっといい肉を仕入れよう、と男は心のうちで決意を固めていた。それには、どうさればいいだろうか。いい肉とは、まず新鮮でなければならない。それは達成可能だった。ならば、次は肉そのものの持ち主を選定する必要があった。この肉は、幾分脂から嫌な匂いがした。あまり歳をとっていないものの方が、良いのかもしれない。それに雌の方が美味だとはどの種の肉に関してもよく聞く話だ。男は脳裏に理想的な肉の持ち主の、細身ながら肉感的な体躯を思い浮かべながら、恍惚を覚えた。
男は食事を進める。かちゃかちゃとカトラリーが肉を裂く音と、それを咀嚼する歯や口内の唾液の音、時折挟まれるワイングラスに爪の当たる、かちっとした音が部屋に響く。
脂身の多い部分を咀嚼しながら、男は少し顔を顰めた。安物の肉の決して多くはない脂身は、美味とは言えなかった。それに何より、嫌な匂いは独特なものだった。それはどこか無用な酸味と、不可思議な風味を帯びていた。後味のくどさを洗い流すために、赤ワインはすぐに男の口元に運ばれた。筋張った肉の端の部分は、執拗なナイフの往復によって切り裂かれた。男はそれらに安物を感じながら、自らの矜持と現実の乖離に一種の滑稽さを覚えた。しかし、美味いに違いはない。特別には違いない。肉は安物といえど、血は芳醇で、新鮮だった。脂身の少ない赤身の繊維質は、むしろ旨味を湛えていた。
半分ほど肉を食べ終え、男は添えられた馬鈴薯にフォークを立てた。それは程よくボイルされ、バターが上に溶けていた。皿に広がる肉の血をソースのように馬鈴薯につけながら、男はそれを口に運んだ。口内でほろりと崩れる馬鈴薯は、バターの香りを纏って、濃厚だった。それに血の味が変化を添えていた。肉汁と混ざったそれは濃密に、生物を感じさせた。生命を食べるというのは、実に愉快な行為だった。それは人間の根本を満足させる、何ものかに溢れていた。
男はこの添え物の馬鈴薯に満足した。肉を余すことなく味わうために、必要なものだと断定した。次も添え物はこの馬鈴薯にしようと男は心に決めた。馬鈴薯は、皿に散らばった血を拭き取り、吸収し、男の口に運ぶために、うってつけだった。何よりこの血は、最もこの肉の美味な部分だった。
程なくして、男は緩やかな酔いを感じ始めた。顔が火照り、手足に熱感があった。男は酒に強いわけではなかった。アルコールは口内から吸収され始め、血管を巡った。肉は残すところ一欠片ほどになっていた。それに男は少々の寂しさを覚えた。男はどこか厳かに、それにフォークを突き立てた。脂身が半分、赤身が半分の一切れを口に運ぶ。口内で咀嚼され、それは変わらず芳醇な血の香りと味わいを男に伝えた。男は目を瞑ってゆっくりと咀嚼した。蕩け出す脂身、歯で噛み締めると溢れる血、肉汁。脂身の雑味。それらを余すことなく味わおうと、男は心を尽くした。やがて肉は形を無くし、嚥下された。口内に肉の風味の残るうちに、男は赤ワインを口に運んだ。赤ワインは血と脂、旨味と混ざり合い、食道へとゆっくりながら落ちた。
皿には馬鈴薯が一欠片残っていた。男はそれにフォークを刺すと、ナイフで皿に広がる血を集めながら、それを馬鈴薯に吸わせた。黄色味がかった馬鈴薯は、赤黒く染まった。最後の一口を男が頬張る。バター、肉の血と脂、馬鈴薯の旨みは一体となり、男の味蕾を喜ばせた。
赤ワインはまだボトルに半分以上も残っていた。それをどうするか、男は思案した。味が劣化してしまうのは仕方がなかった。料理に使うのもいいだろう、男はそう考えた。次の肉は煮込みにしてみるのもいいかもしれない。そうすれば、例え安物の肉でもこの脂身の雑味を消し去れるかもしれない。何より、理想の肉がすぐ手に入るという算段はなかなかつかなかった。それには持ち主の選定をゆっくり進める必要があった。行動範囲を広げる必要があった。それは男を空想に誘った。ともすれば、男の思い描く理想の肉の持ち主は、食事以外の快楽さえ男に与えるかもしれなかった。それならば欲求も今よりは満足を覚えるかもしれない、それは実にいい考えだと、男は思った。
来週には、より良い肉を探しに街に出なければならない。そのためには身なりを整えて、美食に相応しい紳士であらねばならない。男はまず、スーツを思い浮かべた。久しく袖を通していなかった。クリーニングに出す必要があるかもしれなかった。それに靴を思い浮かべた。革靴は幾分くたびれていた。買い換える必要がある。髪はまだ整えたばかりだったが、オイルがポマードを買って、しっかりとセットする必要があった。さらに、口調にも気をつけねばならない。それは欠片ほどの粗野を含んではならず、紳士たるものでなければならない。男は自らの口調を思い返し、それは少しの努力で可能だと結論づけた。
さらに男は思考を巡らせた。解体は上手く行った。しかし、改善の余地があった。まず、美味な箇所の選定をこの安物の肉で試す必要があった。より良い肉をより良く食すために、それは必要な作業だった。明日の夕食は違う部位を使ってみる必要がある、そうなれば、さらに刃物を増やす必要があるだろう。何より、用意していた包丁や鋸は思いの外切れ味に劣っていた。これは買い替えなければならない。それに、骨を砕く金槌も必要だった。恐らく次の肉は今の肉より解体しやすく、柔らかいだろう。だが、より新鮮に完全に食すためには、下準備は怠るべきではなかった。
それにしても、と男は考えた。次の肉はどこで手に入れるべきか。それが問題だった。街に出れば、目的の肉はあるに違いない。だが、それを手に入れる方法は考えものだった。今し方食べ終えた肉ほど、容易には手に入らないだろう。買うにも、場所を選ばねばならない。肉を買う、その言葉に男は少々の面白みを感じずにはいられなかった。それは二つの意味を孕んでいたから。…
宵闇に暮れ、食事と夢想は終わった。男の鼻腔にはまだ肉の血の匂いと、解体の記憶が残っていた。
いくらか押し潰された肉からは、赤々とした血が滲み、白い皿に赤い線を描いた。男はゆっくりと小さく切り裂かれた肉を口元へ運ぶ。歯が肉を噛み潰す、ぐちゃりという音が部屋に湿度を持って響いた。咀嚼はゆっくりと続く。
肉は安物だった。だが、よく調理されていた。どこにでもある肉だった。男は大して苦労せず、それを手に入れた。無論、解体だけは面倒な作業だった。どこが美味な部分か、男はまだ知らなかったから。男の歯はさして労せず、肉を噛み砕いた。溢れる血と肉汁。それが唾液と混ざり合い、恍惚とした旨みを舌の味蕾に伝える。男は軽くうなづくと、ゆっくりと肉を嚥下した。食道を通り、それは胃へと落ちる。
続いて、男は赤ワインのグラスを手に取った。こちらも安物には違いない。だが神聖な血の色に似たそれは、男を満足させるに足るものだった。一種の快楽と共に、男は指先でワイングラスを弄ぶと、ゆらゆらと紅色が揺れる。それは薄暗い電燈の下、アルコールの膜を残して、微かに透過している。男は、見よう見まねでワイングラスに鼻を突っ込み、香りを嗅いだ。夢想的な香りなどはしなかった。どこにでも売っている安物の赤ワイン、アルコールの匂いと発酵した葡萄の匂い、それだけだった。血の匂いはしなかった。それが男にとって少し残念だった。肉の解体の時に嗅いだ、あの芳醇な匂いは、ワイングラスからは漂わなかった。
男はその薄く、青白い唇へワイングラスの端をつけた。口内へ侵入した赤ワインが、芳醇とは言えないものの、確かにそれらしい風味を放つ。先ほど嚥下した肉の脂、血を洗い流すように、赤ワインが食堂へと飲み込まれた。鼻腔から抜ける香りに男は目を瞑った。微かに口内に残った血の匂いがする。常日頃、男はそれを天然のソースだと言って憚らなかった。それは肉の種類を選ばなかった。それは美食を嗜好する男の、本心であったと共に、一種の矜持でもあった。最も、肉も赤ワインも安物には変わりなかった。今度はもっといい肉を仕入れよう、と男は心のうちで決意を固めていた。それには、どうさればいいだろうか。いい肉とは、まず新鮮でなければならない。それは達成可能だった。ならば、次は肉そのものの持ち主を選定する必要があった。この肉は、幾分脂から嫌な匂いがした。あまり歳をとっていないものの方が、良いのかもしれない。それに雌の方が美味だとはどの種の肉に関してもよく聞く話だ。男は脳裏に理想的な肉の持ち主の、細身ながら肉感的な体躯を思い浮かべながら、恍惚を覚えた。
男は食事を進める。かちゃかちゃとカトラリーが肉を裂く音と、それを咀嚼する歯や口内の唾液の音、時折挟まれるワイングラスに爪の当たる、かちっとした音が部屋に響く。
脂身の多い部分を咀嚼しながら、男は少し顔を顰めた。安物の肉の決して多くはない脂身は、美味とは言えなかった。それに何より、嫌な匂いは独特なものだった。それはどこか無用な酸味と、不可思議な風味を帯びていた。後味のくどさを洗い流すために、赤ワインはすぐに男の口元に運ばれた。筋張った肉の端の部分は、執拗なナイフの往復によって切り裂かれた。男はそれらに安物を感じながら、自らの矜持と現実の乖離に一種の滑稽さを覚えた。しかし、美味いに違いはない。特別には違いない。肉は安物といえど、血は芳醇で、新鮮だった。脂身の少ない赤身の繊維質は、むしろ旨味を湛えていた。
半分ほど肉を食べ終え、男は添えられた馬鈴薯にフォークを立てた。それは程よくボイルされ、バターが上に溶けていた。皿に広がる肉の血をソースのように馬鈴薯につけながら、男はそれを口に運んだ。口内でほろりと崩れる馬鈴薯は、バターの香りを纏って、濃厚だった。それに血の味が変化を添えていた。肉汁と混ざったそれは濃密に、生物を感じさせた。生命を食べるというのは、実に愉快な行為だった。それは人間の根本を満足させる、何ものかに溢れていた。
男はこの添え物の馬鈴薯に満足した。肉を余すことなく味わうために、必要なものだと断定した。次も添え物はこの馬鈴薯にしようと男は心に決めた。馬鈴薯は、皿に散らばった血を拭き取り、吸収し、男の口に運ぶために、うってつけだった。何よりこの血は、最もこの肉の美味な部分だった。
程なくして、男は緩やかな酔いを感じ始めた。顔が火照り、手足に熱感があった。男は酒に強いわけではなかった。アルコールは口内から吸収され始め、血管を巡った。肉は残すところ一欠片ほどになっていた。それに男は少々の寂しさを覚えた。男はどこか厳かに、それにフォークを突き立てた。脂身が半分、赤身が半分の一切れを口に運ぶ。口内で咀嚼され、それは変わらず芳醇な血の香りと味わいを男に伝えた。男は目を瞑ってゆっくりと咀嚼した。蕩け出す脂身、歯で噛み締めると溢れる血、肉汁。脂身の雑味。それらを余すことなく味わおうと、男は心を尽くした。やがて肉は形を無くし、嚥下された。口内に肉の風味の残るうちに、男は赤ワインを口に運んだ。赤ワインは血と脂、旨味と混ざり合い、食道へとゆっくりながら落ちた。
皿には馬鈴薯が一欠片残っていた。男はそれにフォークを刺すと、ナイフで皿に広がる血を集めながら、それを馬鈴薯に吸わせた。黄色味がかった馬鈴薯は、赤黒く染まった。最後の一口を男が頬張る。バター、肉の血と脂、馬鈴薯の旨みは一体となり、男の味蕾を喜ばせた。
赤ワインはまだボトルに半分以上も残っていた。それをどうするか、男は思案した。味が劣化してしまうのは仕方がなかった。料理に使うのもいいだろう、男はそう考えた。次の肉は煮込みにしてみるのもいいかもしれない。そうすれば、例え安物の肉でもこの脂身の雑味を消し去れるかもしれない。何より、理想の肉がすぐ手に入るという算段はなかなかつかなかった。それには持ち主の選定をゆっくり進める必要があった。行動範囲を広げる必要があった。それは男を空想に誘った。ともすれば、男の思い描く理想の肉の持ち主は、食事以外の快楽さえ男に与えるかもしれなかった。それならば欲求も今よりは満足を覚えるかもしれない、それは実にいい考えだと、男は思った。
来週には、より良い肉を探しに街に出なければならない。そのためには身なりを整えて、美食に相応しい紳士であらねばならない。男はまず、スーツを思い浮かべた。久しく袖を通していなかった。クリーニングに出す必要があるかもしれなかった。それに靴を思い浮かべた。革靴は幾分くたびれていた。買い換える必要がある。髪はまだ整えたばかりだったが、オイルがポマードを買って、しっかりとセットする必要があった。さらに、口調にも気をつけねばならない。それは欠片ほどの粗野を含んではならず、紳士たるものでなければならない。男は自らの口調を思い返し、それは少しの努力で可能だと結論づけた。
さらに男は思考を巡らせた。解体は上手く行った。しかし、改善の余地があった。まず、美味な箇所の選定をこの安物の肉で試す必要があった。より良い肉をより良く食すために、それは必要な作業だった。明日の夕食は違う部位を使ってみる必要がある、そうなれば、さらに刃物を増やす必要があるだろう。何より、用意していた包丁や鋸は思いの外切れ味に劣っていた。これは買い替えなければならない。それに、骨を砕く金槌も必要だった。恐らく次の肉は今の肉より解体しやすく、柔らかいだろう。だが、より新鮮に完全に食すためには、下準備は怠るべきではなかった。
それにしても、と男は考えた。次の肉はどこで手に入れるべきか。それが問題だった。街に出れば、目的の肉はあるに違いない。だが、それを手に入れる方法は考えものだった。今し方食べ終えた肉ほど、容易には手に入らないだろう。買うにも、場所を選ばねばならない。肉を買う、その言葉に男は少々の面白みを感じずにはいられなかった。それは二つの意味を孕んでいたから。…
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