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file 1 ある日の夕暮れ
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今日も私は電車に揺られる。席だけが埋まってて電車自体はそこまで混んでいない。そんななんてことのない夕暮れの電車だ。
一様に皆スマホやらPCやらに張り付いている。なんとなくスマホから目を離してぼんやりしていると、普通であり異常とも言える光景がわたしの周りには広がっていた。
そんな時、ふと眩しさを感じその光の先をみる。
その光源は窓の外にも天井にもない。いや、夕日も十分眩しいのだが。
私が見たのは夕日を反射した光だった。
銀色のその鋭い刃が正面に座っていた男の鞄からひょっこりと顔を出しており、夕日の光を煌々と反射させていた。
私はすぐに窓の外へと視線を戻す。その時男の手が一瞬動いたように見えてギョッとしたが、平静を保つようにじっと窓の外をみつめると、どうやら気の所為のようだ。
一様に皆スマホやらPCやらに張り付いている。なんとなくスマホから目を離してぼんやりしていると、普通であり異常とも言える光景がわたしの周りには広がっていた。
そんな時、ふと眩しさを感じその光の先をみる。
その光源は窓の外にも天井にもない。いや、夕日も十分眩しいのだが。
私が見たのは夕日を反射した光だった。
銀色のその鋭い刃が正面に座っていた男の鞄からひょっこりと顔を出しており、夕日の光を煌々と反射させていた。
私はすぐに窓の外へと視線を戻す。その時男の手が一瞬動いたように見えてギョッとしたが、平静を保つようにじっと窓の外をみつめると、どうやら気の所為のようだ。
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