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第71話 テレシアとの対面
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「お待ちしておりました」
4人が邸宅に入ったところでテレシア・リフォリア子爵令嬢が待っていた。
これは予定外の行動だったが、『いつものこと』とカルトメリは受け入れた。
「紹介しよう。リフォリア子爵家のテレシア・リフォリア子爵令嬢だ」
カルトメリの紹介に合わせて、テレシアがスカートを持ち上げつつ頭を下げた。
テレシアが顔を上げたところで、アラーナ(タルバン)の動きが止まる。
そんなアラーナ(タルバン)の顔を見てテレシアも目を見開いた。
「うん?どうした?」
「あ、ああ、えーと、テレシア・リフォリアです。どうぞよろしくお願いいたします」
「リフォリア子爵家はワーレンバーグ公爵家の遠縁に当たる関係だ」
「え、ええ、そ、そうです」
「王都にはリフォリア子爵家の邸宅もあるのだがなあ」
「図々しくも長らくお邪魔していますの」
テレシアが笑みを見せると、ようやくアラーナ(タルバン)も笑顔を返した。
カルトメリはアラーナ(タルバン)の手から腕を外す。
「こちらがクリスパ伯爵家のアラーナ・クリスパ伯爵令嬢だ」
テレシアと同じようにアラーナ(タルバン)もスカートの端を持ち上げつつ礼を返す。
「初めましてテレシア様、アラーナ・クリスパです。こちらこそどうぞよろしくお願いいたします」
顔を上げたアラーナ(タルバン)をテレシアが見つめる。
「あの…何か?」
「あ、いいえ。でも、テレシアと呼んでくださらない?私もアラーナと呼びたいの」
アラーナ(タルバン)は微笑みで承諾する。
「はい、テレシア」
「ありがとう、アラーナ。それでは、また後ほど」
挨拶を終えるとスカートをひるがえしてテレシアは去っていく。
その背中をアラーナ(タルバン)が見送った。
「両親と合わせて夕食時に紹介する予定だったのだがな…」
「そうでしたか…」
もうテレシアの姿は見えない。
「きっと待ちきれなかったのでしょう」
「ああ、そうかもしれないな」
使用人らには荷物を運ぶように指示を出して、カルトメリ自らアラーナの部屋へと先導した。
「公爵邸は広いですね」
アラーナ(タルバン)の言葉にカルトメリはクスッと笑って首を振る。
「ここは公爵邸ではないぞ」
「え?」
「ワーレンバーグ公爵家の邸宅は隣。こちらは使われていなかった別棟だ」
「…そうなんですね」
「ちなみに本宅は別棟の3倍はある」
「冗談では…」
「ない。まあ、迷子にならないよう気を付けてくれ」
アラーナ(タルバン)ら3人は『あるところにはあるものだ』を実感した。
4人が邸宅に入ったところでテレシア・リフォリア子爵令嬢が待っていた。
これは予定外の行動だったが、『いつものこと』とカルトメリは受け入れた。
「紹介しよう。リフォリア子爵家のテレシア・リフォリア子爵令嬢だ」
カルトメリの紹介に合わせて、テレシアがスカートを持ち上げつつ頭を下げた。
テレシアが顔を上げたところで、アラーナ(タルバン)の動きが止まる。
そんなアラーナ(タルバン)の顔を見てテレシアも目を見開いた。
「うん?どうした?」
「あ、ああ、えーと、テレシア・リフォリアです。どうぞよろしくお願いいたします」
「リフォリア子爵家はワーレンバーグ公爵家の遠縁に当たる関係だ」
「え、ええ、そ、そうです」
「王都にはリフォリア子爵家の邸宅もあるのだがなあ」
「図々しくも長らくお邪魔していますの」
テレシアが笑みを見せると、ようやくアラーナ(タルバン)も笑顔を返した。
カルトメリはアラーナ(タルバン)の手から腕を外す。
「こちらがクリスパ伯爵家のアラーナ・クリスパ伯爵令嬢だ」
テレシアと同じようにアラーナ(タルバン)もスカートの端を持ち上げつつ礼を返す。
「初めましてテレシア様、アラーナ・クリスパです。こちらこそどうぞよろしくお願いいたします」
顔を上げたアラーナ(タルバン)をテレシアが見つめる。
「あの…何か?」
「あ、いいえ。でも、テレシアと呼んでくださらない?私もアラーナと呼びたいの」
アラーナ(タルバン)は微笑みで承諾する。
「はい、テレシア」
「ありがとう、アラーナ。それでは、また後ほど」
挨拶を終えるとスカートをひるがえしてテレシアは去っていく。
その背中をアラーナ(タルバン)が見送った。
「両親と合わせて夕食時に紹介する予定だったのだがな…」
「そうでしたか…」
もうテレシアの姿は見えない。
「きっと待ちきれなかったのでしょう」
「ああ、そうかもしれないな」
使用人らには荷物を運ぶように指示を出して、カルトメリ自らアラーナの部屋へと先導した。
「公爵邸は広いですね」
アラーナ(タルバン)の言葉にカルトメリはクスッと笑って首を振る。
「ここは公爵邸ではないぞ」
「え?」
「ワーレンバーグ公爵家の邸宅は隣。こちらは使われていなかった別棟だ」
「…そうなんですね」
「ちなみに本宅は別棟の3倍はある」
「冗談では…」
「ない。まあ、迷子にならないよう気を付けてくれ」
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