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第一章
7. 肉!
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アレックスが去った後、マシューがフローラに謝罪した。
「ごめんね、アレックスも色々あって気が立っているんだよ」
「ええ、構いませんわ」
――お腹が減ると苛立つよな。その気持ちはよーくわかる。
フローラはアレックスが腹を空かしているのだと思っている。
ダイエット経験のあるフローラは腹を空かしたときの苛立ちをよく知っているのだ。
以前、無理に食事制限をしたときだ。
フローラはお腹が減りすぎて不機嫌になり、フォーブズ家自慢の屈強な兵士を殴り飛ばして調理場に侵入したことがあった。
そう、空腹は人(主にフローラ)を凶暴化させるのだ!
空腹とは最高のスパイスと言うけれど、フローラからしたら空腹とは最大のストレスであった。
もちろん、アレックスが不機嫌になっていたのは別の理由なのだが……。
フローラがそれを知る由もなく。
「僕からの忠告だけど。フローラ嬢、あまり目立つ行動はしないほうが良いよ」
「目立つ行動……とは?」
と小首をかしげてからフローラは周りを見た。
そこで、フローラは自分が注目を集めていることにようやく気がついた。
ここに来て、彼女は自分が場違いなところにいることを知ったのだ!
さすがのフローラでも貴族が一人ということに違和感を……、
――はっ! まさか! 肉を食べる女は珍しいのか!?
そう、ステーキカウンターの列に並んでいるのは全員男だったのだ。
それはフローラの美貌に吸い寄せられ、彼女の顔を拝みたいと考えた下衆な男たちなのだが……。
フローラは、
――肉は男の食べ物だったのか……。くっ、オレも前世は男だったから、半分男のようなものだろ……?
と、的はずれなことを心配をしていた。
もっと他に気にすることがあるだろうに……。
悲しきかな、フローラはポンコツだった。
郷に入れば郷に従え。
フローラはしぶしぶ頷いた。
「わかりました。ご忠告どうもありがとうございます。ですが、今日だけは……食べても良いでしょうか?」
「え、あ……うん。どうぞ。本当に食べるのかい?」
貴族たちがレンゲツツジの料理を粗末な食事だと馬鹿にしていることを、マシューは知っている。
だから、彼はフローラが冷やかしにここを訪れたのでは? と疑いを持っていた。
「ええ、もちろんです」
フローラは頷いてから続ける。
「だって、ここの料理は本当に美味しそうですもの」
――肉が男の食べる料理であっても……オレは肉が食べたい!
フローラの脳内は肉でいっぱいだった。
肉を食べに来たのに肉を食べられずに肉を前にして肉を諦めるなんて憎々しい。
彼女は肉のことしか考えてなかった。
本当にそれだけなのだが……。
マシューの受け取り方は違った!
彼はフローラの言葉に目を見開く。
貴族は自分たちの舌が肥えているのだと威張り、普段の食事から格の違いを見せつけくる連中ばかりだった。
だが、目の前のフローラはそんなことを気にしない、と態度で示した。
それはマシューの抱く貴族のイメージと違っており。
マシューはフローラに対して強い興味を抱いた。
「そうだね、ここの料理はどれも美味しいよ」
「はい、とても期待しております」
ワクワク、ドキドキ。
さあ、待ちに待ったお肉の時間だ!
とフローラは浮足立っている。
彼女はマシューと別れたあと、すぐにステーキカウンターに並んだ。
チンピラに絡まれたせいで、フローラはお腹ペコペコだった。
カウンターで赤身ステーキを注文し受け取り、空いている席に座る。
――さあ、ステーキを食うぞっ!
フローラは愛しの殿方を見つめるかのように、目をハート……否。
目をお肉にして、ステーキを見つめた。
ステーキがじゅわーっと鉄板で熱され、美味しそうな音を出す。
そして、芳ばしい香りが鼻腔をくすぐり……フローラはうっとり。
頭の中がお肉畑になった。
フローラは食べるのが好きだ。
大好きと言っても良い。
太った体が嫌いなだけで、体が太らなければ無限に食べ続けたいと思っている。
ナイフとフォークを使ってステーキを丁寧に切り分け、一口サイズにする。
切り分けたステーキをフォークで刺して……ぱくり。
……はふっ。
――ああ、幸せ……。
お肉を美味しく頬張る。
歯ごたえのある食感。
噛めば噛むほど肉の美味しさが口の中に溢れてくる。
フローラは満面の笑みを浮かべた。
フローラは貴族がよく食べるような柔らかいお肉も好きだ。
口の中でとろけるような高級肉のことである。
しかし、あれは脂が多すぎる。
お腹に来てしまうのだ。
ダイエット戦士であるフローラからすると、高級肉は天敵であった!
だから、たまぁーにしか食べない。
自分へのご褒美のときだけだ。
そのたまぁーに食べるときに太ってしまうのがフローラの悩みでもあった。
――それはさておき、
「このお肉、なかなかに美味しいですわ」
フローラはごっくんと肉を飲み込んでから、お肉を褒め称えた。
ここは平民が利用する食堂。
しかし、シューベルト王立学院の食堂なのである。
そこで出される料理は一級品のモノばかり。
庶民が食べる料理と言って馬鹿にできない美味しさがある。
大好きなステーキを食べられて大満足のフローラ。
そして、彼女の食べる姿を見ていた生徒諸君はというと、
――なんて美味しそうに食べるんだ……。
とフローラを凝視していた。
食堂に訪れた多くの生徒がフローラとマシューの会話を聞いていた。
フローラが本当に庶民の食事を口にするのか、と半信半疑の者もいた。
しかし、フローラの満足そうに食べる表情を見ていた彼らは、フローラが心から食事を堪能していることがわかった。
絶世の美少女であり、高位貴族のご令嬢であるフローラが自分たちと同じ食事をしている。
そのことに感激する者までいた。
念の為言っておくと、フローラはただ食べているだけである。
感激するところは一つもなく……むしろ、
――肉! 肉! 肉! 肉がうめえぇー!
と頭の中が肉でいっぱいだった。
肉に対する欲求でいっぱい……まさに肉欲の塊!
もちろん、卑猥な意味の肉欲ではない。
純粋に頭の中が肉でいっぱいの残念な少女である。
だが間違っても、フローラは美少女である。
彼女の外見だけは超一流なのだ!
美しいとは罪なことである。
付け加えていうと、食べ方も綺麗だった。
一応は貴族令嬢であるフローラ。
上品な食べ方をする。
しかし、
「はむっ……! んっ、んんー!」
豪快なたべっぷり!
それは見るものを引きつけるフードファイターの姿だった!
ごくり、と喉を鳴らす生徒たち。
気がつけば、とあるカウンターの列だけ人がたくさん並んでいた。
それはステーキカウンターの列だ。
フローラの食べる姿を見てステーキを食べたいと思う生徒が続出!
その日のステーキの売上が通常の三倍になるほどだった。
と、そんな周りの視線に気づかないフローラは、
――ああ、美味しかったぁ……。
美味しいお肉を食べられ、満足の様子であった。
しばらく後の話だが、平民たちはフローラのことを『肉姫』と呼び始めるようになる。
もちろん、敬意と羨望、そして親しみを込めてのあだ名だ。
間違ってもフローラを貶めるためのあだ名ではない。
フローラは豚令嬢から肉姫に進化したのだ!
大変喜ばしいことである!
こうしてフローラは自身の知らぬ間に平民生徒たちからの人気を獲得していた。
「ごめんね、アレックスも色々あって気が立っているんだよ」
「ええ、構いませんわ」
――お腹が減ると苛立つよな。その気持ちはよーくわかる。
フローラはアレックスが腹を空かしているのだと思っている。
ダイエット経験のあるフローラは腹を空かしたときの苛立ちをよく知っているのだ。
以前、無理に食事制限をしたときだ。
フローラはお腹が減りすぎて不機嫌になり、フォーブズ家自慢の屈強な兵士を殴り飛ばして調理場に侵入したことがあった。
そう、空腹は人(主にフローラ)を凶暴化させるのだ!
空腹とは最高のスパイスと言うけれど、フローラからしたら空腹とは最大のストレスであった。
もちろん、アレックスが不機嫌になっていたのは別の理由なのだが……。
フローラがそれを知る由もなく。
「僕からの忠告だけど。フローラ嬢、あまり目立つ行動はしないほうが良いよ」
「目立つ行動……とは?」
と小首をかしげてからフローラは周りを見た。
そこで、フローラは自分が注目を集めていることにようやく気がついた。
ここに来て、彼女は自分が場違いなところにいることを知ったのだ!
さすがのフローラでも貴族が一人ということに違和感を……、
――はっ! まさか! 肉を食べる女は珍しいのか!?
そう、ステーキカウンターの列に並んでいるのは全員男だったのだ。
それはフローラの美貌に吸い寄せられ、彼女の顔を拝みたいと考えた下衆な男たちなのだが……。
フローラは、
――肉は男の食べ物だったのか……。くっ、オレも前世は男だったから、半分男のようなものだろ……?
と、的はずれなことを心配をしていた。
もっと他に気にすることがあるだろうに……。
悲しきかな、フローラはポンコツだった。
郷に入れば郷に従え。
フローラはしぶしぶ頷いた。
「わかりました。ご忠告どうもありがとうございます。ですが、今日だけは……食べても良いでしょうか?」
「え、あ……うん。どうぞ。本当に食べるのかい?」
貴族たちがレンゲツツジの料理を粗末な食事だと馬鹿にしていることを、マシューは知っている。
だから、彼はフローラが冷やかしにここを訪れたのでは? と疑いを持っていた。
「ええ、もちろんです」
フローラは頷いてから続ける。
「だって、ここの料理は本当に美味しそうですもの」
――肉が男の食べる料理であっても……オレは肉が食べたい!
フローラの脳内は肉でいっぱいだった。
肉を食べに来たのに肉を食べられずに肉を前にして肉を諦めるなんて憎々しい。
彼女は肉のことしか考えてなかった。
本当にそれだけなのだが……。
マシューの受け取り方は違った!
彼はフローラの言葉に目を見開く。
貴族は自分たちの舌が肥えているのだと威張り、普段の食事から格の違いを見せつけくる連中ばかりだった。
だが、目の前のフローラはそんなことを気にしない、と態度で示した。
それはマシューの抱く貴族のイメージと違っており。
マシューはフローラに対して強い興味を抱いた。
「そうだね、ここの料理はどれも美味しいよ」
「はい、とても期待しております」
ワクワク、ドキドキ。
さあ、待ちに待ったお肉の時間だ!
とフローラは浮足立っている。
彼女はマシューと別れたあと、すぐにステーキカウンターに並んだ。
チンピラに絡まれたせいで、フローラはお腹ペコペコだった。
カウンターで赤身ステーキを注文し受け取り、空いている席に座る。
――さあ、ステーキを食うぞっ!
フローラは愛しの殿方を見つめるかのように、目をハート……否。
目をお肉にして、ステーキを見つめた。
ステーキがじゅわーっと鉄板で熱され、美味しそうな音を出す。
そして、芳ばしい香りが鼻腔をくすぐり……フローラはうっとり。
頭の中がお肉畑になった。
フローラは食べるのが好きだ。
大好きと言っても良い。
太った体が嫌いなだけで、体が太らなければ無限に食べ続けたいと思っている。
ナイフとフォークを使ってステーキを丁寧に切り分け、一口サイズにする。
切り分けたステーキをフォークで刺して……ぱくり。
……はふっ。
――ああ、幸せ……。
お肉を美味しく頬張る。
歯ごたえのある食感。
噛めば噛むほど肉の美味しさが口の中に溢れてくる。
フローラは満面の笑みを浮かべた。
フローラは貴族がよく食べるような柔らかいお肉も好きだ。
口の中でとろけるような高級肉のことである。
しかし、あれは脂が多すぎる。
お腹に来てしまうのだ。
ダイエット戦士であるフローラからすると、高級肉は天敵であった!
だから、たまぁーにしか食べない。
自分へのご褒美のときだけだ。
そのたまぁーに食べるときに太ってしまうのがフローラの悩みでもあった。
――それはさておき、
「このお肉、なかなかに美味しいですわ」
フローラはごっくんと肉を飲み込んでから、お肉を褒め称えた。
ここは平民が利用する食堂。
しかし、シューベルト王立学院の食堂なのである。
そこで出される料理は一級品のモノばかり。
庶民が食べる料理と言って馬鹿にできない美味しさがある。
大好きなステーキを食べられて大満足のフローラ。
そして、彼女の食べる姿を見ていた生徒諸君はというと、
――なんて美味しそうに食べるんだ……。
とフローラを凝視していた。
食堂に訪れた多くの生徒がフローラとマシューの会話を聞いていた。
フローラが本当に庶民の食事を口にするのか、と半信半疑の者もいた。
しかし、フローラの満足そうに食べる表情を見ていた彼らは、フローラが心から食事を堪能していることがわかった。
絶世の美少女であり、高位貴族のご令嬢であるフローラが自分たちと同じ食事をしている。
そのことに感激する者までいた。
念の為言っておくと、フローラはただ食べているだけである。
感激するところは一つもなく……むしろ、
――肉! 肉! 肉! 肉がうめえぇー!
と頭の中が肉でいっぱいだった。
肉に対する欲求でいっぱい……まさに肉欲の塊!
もちろん、卑猥な意味の肉欲ではない。
純粋に頭の中が肉でいっぱいの残念な少女である。
だが間違っても、フローラは美少女である。
彼女の外見だけは超一流なのだ!
美しいとは罪なことである。
付け加えていうと、食べ方も綺麗だった。
一応は貴族令嬢であるフローラ。
上品な食べ方をする。
しかし、
「はむっ……! んっ、んんー!」
豪快なたべっぷり!
それは見るものを引きつけるフードファイターの姿だった!
ごくり、と喉を鳴らす生徒たち。
気がつけば、とあるカウンターの列だけ人がたくさん並んでいた。
それはステーキカウンターの列だ。
フローラの食べる姿を見てステーキを食べたいと思う生徒が続出!
その日のステーキの売上が通常の三倍になるほどだった。
と、そんな周りの視線に気づかないフローラは、
――ああ、美味しかったぁ……。
美味しいお肉を食べられ、満足の様子であった。
しばらく後の話だが、平民たちはフローラのことを『肉姫』と呼び始めるようになる。
もちろん、敬意と羨望、そして親しみを込めてのあだ名だ。
間違ってもフローラを貶めるためのあだ名ではない。
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