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レベル上げを頑張りました 2
しおりを挟む俺は今までのことを全部説明した。
異世界から来たこと、呪いのこと、旅の目的地が魔女だってこと。
自分の現状が情けなかったけど、それがなんだ。
これでウィルも変な誤解が解けて村に戻るだろう。
色々迷惑を掛けられたけど、あれも一応この子なりの善意だった訳だし。まあ、いい子なんだよな。
村に帰ってちゃんとした子と結婚の約束して、立派な次期村長になって欲しい。
「……ということなんだ」
「じゃあ、サクヤはこの世界の人間じゃないってこと?
通りでな!こんな美人見たことねーもん!匂いだって人間と思えねーいい匂いだし!」
「いや、そんな事ないし。それに今そういうのはどうでもいいから……」
「そうだぜ!だからお前を誘ったように見えたのだってあくまで呪いのせいなんだからな!
勘違いすんじゃねーぞ、このくそ犬!」
「う……」
言葉に詰まったウィルがばっと俺の方へ振り向いた。縋るような目を向けてくる。
こういう目で見られると良心がチクチク痛む。でも嘘をつく方が百倍悪いのは分かってる。
ちゃんとウィルの目を見てコクリと頷いた。
途端にガクリと肩を落とすウィル。
ここまで旅に付いて来てくれたのも、例えると女の子が自分に惚れてるっていうなら頑張らなきゃって気持ちだったんだろうか。
うう、申し訳ない……。
掛ける言葉が出てこなくて、撫でて慰めていいのかも分からず手をうろうろさせているとウィルがポツリと呟いた。
「……違うよな。俺が落ち込んでる場合じゃねー。本当に大変なのはサクヤなんだ」
「ウィル……。うん。俺は大丈夫。魔女が原因っぽいのは分かってるから。呪いを解いたり、うまくすれば元の世界に帰れるかもって希望はあるし。
この世界に来てガロスさんやレイシスさんみたいな優しいひとにも会えた。悪いことばっかじゃないよ」
「サクヤは前向きですげーよな」
「そうかな?ここで怒り出さないウィルのがすごいと思うけど。
でもこれで分かっただろ?俺が誘拐された時、あ、あんな感じだったのは呪いのせいで。頭を触られたくなかったからで、そんな気なくって……。
誤解させてたなら本当にごめんな?ここから村まで一人で帰れるか?」
「……帰らない!」
「え」
ウィルが俺をまっすぐ見つめる。
あれ?納得してくれたんじゃないの?
「……サクヤがまだ求婚を受けてくれてないってのは分かった。
でも!俺がサクヤを嫁に欲しいって気持ちに変わりはねーから!旅にもくっついていくし、サクヤがその気になるまでアピールしまくるから」
「ええ~」
その気になんてならないんだけど。
嫁になりたいなんて気持ち、俺に起こるとは一生思えない。
第一、ウィル自身のその気持ちが俺からしたら気の迷いとしか思えない。
「ウィル、だから匂いとかよく分からない理由で一生の相手を決めちゃダメだって。すぐに本当に好きな相手ができるから、こんなことしてないで一回街に帰って……」
「サクヤだけだ!絶対この気持ちは変わらねー!」
離している内に興奮してきたのか、いつの間にかウィルのズボンからしっぽが漏れ出てぶんぶん揺れている。
「ふっ、狼小僧。サクヤは一筋縄ではいかんぞ」
「そりゃ言えるわ。はっきり言ってサクヤはくっそ鈍いからな~」
「俺たちだって何度となく口説いてるのに、未だに本気にされてない。異世界人の思考回路は我々のものと違うのだろうかと疑う程だ」
「え……、マジかよ」
あ、あれ。3人が遠い目をしだした。
いや、好意を持ってくれているのは分かってるよ。
でもそもそも見た目のせいだし。それに、やたらとエッチに流れちゃうのはあくまで呪いのせいだし!
だから本気にしたらそれこそ俺が痛い奴だと思うんだけど…。
ウィルは息を吐くと勢いよく顔を上げた。そしてこちらを指さしびしっと宣言をする。
「俺の気持ちが伝わるように頑張るから!覚悟しろよ、サクヤ。んで絶対に俺の嫁にする!」
だ、だめだ。
きらきら曇りない眼差しはどこまでも真っすぐでたじろぐ。
…長期戦で説得しよう。
これを頷かせるパワーはちょっと今出てきません。
◆◆◆
話し込んでしまったせいで中断していた晩御飯を食べ始める。
二人もすごいけど、ウィルの食欲もものすごかった。
二人に比べればすらっとしてるのにな。やっぱり若さのせいかな。
でもこの食欲でこの数日粗食で過ごさせたかと思うと改めて罪悪感が湧いてくる。まだ食べそうだし俺の肉ももっと分けてやろ。
「うめ~!サクヤの作る飯は最高だな!」
「サクヤのために捕ったっつーのに。なんでこいつにが食ってんだよ、ぶつぶつ……。おら!食ったらとっとと自分の寝床に戻れ!」
「まあまあ、はい食後のお茶です。はいウィルも」
「ありがとう!」
ウィルが食事に加わると一気に賑やかになるなあ。
こうして話してると本当にまだ子供だな。
子供があっちこっちで戦いながら旅を続けてるって、やっぱり心配すぎる。
だから早く村に戻ってほしいのに。説得しても全然聞かないし!……はぁ。
あ、そういえばいつも元気そうだから深く考えてなかったけど、ウィルって怪我とか大丈夫だったのかな?
「ウィルは戦闘で怪我とかしてないのか?ちゃんと手当してる?」
「俺?怪我なんて全然してねーよ」
「えっ!?あの戦い方で無傷?」
ウィルは魔法も武器は使わず、自前の爪でモンスターをぶっ飛ばしている。超肉弾戦タイプなのだ。
「心配いらねーよ。もともと獣人は人間より丈夫だからな」
「ああ、中でも狼族は高い身体能力を持つ。
例え怪我をしたとしても、多少のケガなら自己治癒で次の日には元通りになると聞く」
「……すご」
なるほど。
普段の見た目は人間と大して変わらないけど、タフさが桁違いらしい。
もしかしてガロスさん達がウィルを放っといたのも、獣人なら簡単にくたばらないと思ったからなのかな。
「な?俺頼りになるだろ~?これからもモンスターやっつけてやるからな!」
「本当に強いんだな。……すごいな、ウィルは戦えて。俺ももう少しくらい強かったらなぁ」
本音がポロリと零れる。
旅の間、ずーっと思ってたことだ。
俺がもう少し戦える力があればって。
そうしたら旅だって一人行けることができた。こうして人に迷惑かけることもなかったのに。
「そんな危ないことさせられるか!」
「そうだ。それに今だって十分役に立っているではないか」
「……ありがとうございます」
ガロスさんもレイシスさんもあいかわらず優しい。それが嬉しくて愚痴った弱気を飲み込んで、苦笑を向けた。
「サクヤは魔法使えねえの?」
「使えるけど……俺が使えるやつはあんまり役に立たないんだよね」
そういえばさっき俺の話をした時も魔法のことはサラッとしか話していなかった。
もしかしてあの時受けた衝撃から俺が雷魔法でも使えるって勘違いしているのかな。
ウィルなら言いふらしたりしなさそうだし、しばらく一緒に旅をするならどうせバレるしと、嘘発見器と、鏡の変装破りの魔法についても説明した。
「へー、変わった魔法だなぁ」
「ほんとにね」
もっとメジャーな魔法が欲しかったよ。まあ、愚痴ってもしょうがない、やれることを頑張んないと。
「使ってみてよ!」
「へ?だって変装している奴なんてこの辺りにいないぞ?使っても意味ないと思うけど」
「そうか~?見た目と中身が違う奴なんて普通にゴロゴロいるでしょ。あのおっさん達を見てみなよ」
横で聞いていたガロスさんがキョトンとこちらを見た。
「? 俺ぁいつも通りの格好だぜ?」
「さ、サクヤ。それは…どうかと…」
レイシスさんがもにょもにょ何か喋ってるけどどうしたんだろう?まあ、いいか。魔法の練習をするのに異存はない。
手持ち鏡を取り出してさっそく魔法を唱えてみる。
あ、魔法に呪文はいらないんだけどレイシス先生いわく、全くの無意味でもないそうなんだ。ちゃんとイメージすることが大事だから、呪文を唱えることでイメージをもっと明確にできることも多いそう。やってみたらそっちの方が成功率も高かったので、余裕がある時は俺もそうしてる。
「『真実の姿を映せ』」
呪文って言ってもそのまんまだけど。大層な呪文にしたらかっこいいかもしれないけど、唱えることに意識が持っていかれそうだしな。
俺の手から魔力が鏡に映る。成功だ。
そうして鏡に映った二人を見てみると……
ふたりは子供だった!
しかもレイシスさんのが子供??
「ぶはははは!」
「ガロス、貴様はいつも滅茶苦茶な事をやると思ってはいたが中身が子供だったとは…」
「何言ってんだ!お前の方が俺よりもガキじゃねーか!」
「ぐ!貴様など、今よりもさらに頭の悪そうな顔してるぞ!」
「そういうてめえは今よりももっと性格が捻くれてる目ぇ、してんじゃねーか!」
ぎゃあぎゃあ大人気ない口喧嘩が始まってしまった。
そ、そうか。子供…。子供なら喧嘩も仕方ないのかな?
「あーあ、ったく。おっさん達はしょうがねえなー。なな。サクヤはどんな中身なんだ?」
「う」
真実の姿っていうのは変装を解くだけじゃないらしい。心の姿を見せるってことなんだ。
ウィルの言葉に思わず固まる。
……中身を見せるっていうのは意外に怖いもんなんだな。
気楽にやっちゃったけど、ふたりにも断ってからやればよかった。
俺はどんな奴なんだろう?どうしようもない嫌な奴だったりして。自分でも分からない心の姿を見せるのは正直嫌だ。
って、ダメダメ。二人の心を勝手に覗いておいて、自分ひとり見せないなんて道理が通らないだろ。
ふんっと気合を入れ直し呪文を唱える。
「『真実の姿を映せ』」
ぽう、と魔力が鏡に流れる。
すぐに見る勇気がなくて思わず目を瞑ってしまった。
「へえ…」
横からウィルの感心したような声が聞こえ、怖々閉じてた目をあける…。が、鏡に映っているのはいつも通りの俺の顔だった。
あれ?魔法が失敗した?そんなことないよな。鏡からはちゃんと魔力を感じる。
「サクヤは…そのまんまなんだ」
「中身もかわいいってことだな!」
「外見と変わらず清廉潔白な中身だとは…すばらしい」
そういうことか。
うーん、清廉とは縁がないけど、まあ外見と中身の齟齬がないのは何よりだ。
自覚してない変な本性なんてのがなくてほっとした。
「じゃ、俺見てみてよ」
「ウィルも?いいのか?……じゃあ『真実の姿を映せ』」
そうして浮かび上がったのは……
「え!オオカミ!?」
思わず、少年と鏡を何度も見直す。
俺は驚いたが、少年の方は納得した顔だ。
「へー、中身はやっぱこっちなんだ。人形にはなってるけど、俺たちの本性は獣だからな」
そうなんだ。
獣人のタフさを聞いてもびっくりしたけど、見た目が似てても全く違う種族なんだ。
驚いている俺の肩をポンと大きな手に叩かれた。
見上げるとレイシスさんが苦笑している。
「言っただろう、サクヤ。使い道次第で皆が欲しがる希少な魔法になると。
真実の魔法はとんでもない可能性を秘めているな。なるべく魔法を使ってレベルを上げてみろ。
何といってもお前はあのエルフのお墨付きなのだ。また新たに役立つ魔法を得られるかもしれん」
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