喫茶「ヤスラギ」

睦月丸

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タイムマシン【後編】

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(あの日、そう、、、
この日の翌日しおりは突然具合が悪くなる。
そして、そこから意識が戻ることはない。
私は、しおりに言いたいことがあったのにしおりに何も伝えられずに行ってしまった…
でも、今の私にはわかっている。だったら、できることがある…)

(お姉ちゃん、変だったな…
大丈夫かな、、 部屋に様子見に行ってみるか…)

「ガチャ…」

「あれ?いない、、、
いつの間に出かけたんだろう… お店の鍵でも閉め忘れたのかな?」

ーしおりへー
「私宛の手紙?お姉ちゃんから?」
(どうしてわざわざ手紙に書いたんだろう…」

ーしおりへー
「信じなくていいけど、今日しおりと会話した私は今の世界の私ではありません。
私は未来からやってきました。なぜ、こんなことをしているかも詳しくは言えません。
本当は言えば未来が変わるかもしれないから私としてはそっちのほうがいいのかもしれないけど…
しおり、、、あなたの体がよくないことは知っています。
そんなこととは知らずにこの時代の私はしおりにバカ!嘘つき!と怒鳴り散らします。
私はそのことを後悔することになるとも知らずに…
お姉ちゃんはいつもドジでしおりに怒鳴られてばかりだったけどいつもしおりといれて本当に
幸せだった。
本当はまだ一緒にいたいけど…
一緒にいれたらどんなに嬉しいかわからないけど、
でも、お姉ちゃんを許してね。
両親がいなくてずっとさみしい思いをしおりにはさせてきたかもしれないけど私はしおりさえ元気なら
それでよかった。
しおり、、、、、ありがとう。私の妹になってくれて。」

「ううっ…バカ…」

      
「お姉ちゃん…」

「タイムマシン… そうか、こんなことができるのは…」

「はあ…はあ…」

「ガラッ…」

「きーちゃん!」


「あら?しおりちゃん。どうしたの?こんなにおそくに?
みのりが心配するわよ?」


「お願い!タイムマシン貸して!!!」

「タイムマシン?なんのこと?」

「お姉ちゃんは今日タイムマシンに乗ってここへきた。
そんなことができるのは天才発明家のきーちゃんの力に決まってる!!」

「タイムマシンの存在を知っているからおかしいとは思ったけど…
そういうことか…
未来の私がみのりに何らかの事情があって貸したようね…
どこへ行くつもり?」

「直接お姉ちゃんとやり取りできる場所。」

「まあいいよ。」

「スイッチを弱にすると5分間だけタイムスリップできるから…
それと行ける場所はランダムだからね。」

「うん…
大丈夫、きっと1週間前にたどり着く」


(私は何としても…
ごめん、きーちゃん)

「えい!!」

「ブーン」

「あ、あの子今、強のほうにスイッチいれなかった?」







「ただいま…
きーちゃん。 どうだった?」

「うん、すっきりしたよ。
それにしてもすごいね。
まさか本当にタイムスリップできるとは…」


「バーーーン!」

「な!?なんだ?」


「ここはヤスラギ…」


「う、うそ、、、、、
しおり…」


「お姉ちゃん…」

「ま、まさか過去からやってきたの?」


「どうしてもお姉ちゃんと話がしたくて!」

「過去から未来に来た場合は5分じゃなくて50秒しかいられないんだ!!」

「え?」
(どうしよう50秒じゃまともに話なんて…)






「手紙… 読んだ?」




「ボロ… ボロ…」


「う、、、うん…
あのね、お姉ちゃん時間がないからこれだけいうね。
私、、、、、」



(まずい…おそらくもう時間が…)


「お姉ちゃん!ずっと一緒にいれなくてごめん!!
私だって、お姉ちゃんともっと一緒にいたかった。
私の夢はお姉ちゃんに受け継ぐから…
きっと…  きっと、、、 きっと!!!」


「しおり、、、」


「夢!かなえてね!!
みのりお姉ちゃん!」


「うん!」


答えるとしおりは消えてしまった。



(そうだよね…
私と、しおりの二人の夢…)



「お姉ちゃん!しおりは大きくなったらお店屋さんになる!
街で一番人気のある立派なお店を!」


「そうかぁ!じゃあお姉ちゃんもいれてもらおっかな!」

「うん!」




(ヤスラギは私としおりがみんなと心を安らげる場所…
しおり、しおりの夢きっとかなえるからね。)
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