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第1章
庭師アルサル目線02:未来の夢は、ただの悪夢か真実か
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ようやく、想いを伝えられた。愛するガーネットの初々しい唇に、口付けることが出来た。
中庭の噴水前でキスの予行練習という体裁で雰囲気づくりをしながら、そっと触れた唇は想像以上に柔らかく。もっともっと……と欲が出てしまった。
腹違いの兄ヒストリアの怒りを買って、オレ達の甘いラブシーンは途中で中断されてしまったけれど。それでも、オレにとっては嬉しい恋の進展だ。
それに、ガーネットを部屋に送る際に勇気を出して交わした『おやすみのキス』は、ほっぺたではなく唇同士なわけで。彼女の心の中に、兄ヒストリアではなく弟のアルサルという男を咲かせることは出来ただろう。
今夜はガーネットの剣の師匠となるスメラギ様のご好意で、各々独立した部屋でゆったりと過ごせる。歩き疲れた身体を癒すために、湯に浸かって筋肉をほぐし、明日のために就寝。
きっと、ガーネットが乙女剣士の称号を得るための儀式も上手くいくだろう。そんな風に考えながらフカフカのベッドで眠りにつく。
だが、神からの警告なのか、それとも噂通りこの世界は一定の時間軸でタイムリープしているのか。
やたらリアリティのある夢は、オレの心の淵に根付く『罪悪感』を呼び起こすものだった。
* * *
夢の中でガーネットとオレは、まだご令嬢と庭師という関係で、お互い気になる存在ではあるものの、恋人にはなっていなかった。
「ガーネット嬢が、倒れたっ?」
「ええ、なんでも貧血だという話ですが……心もかなり疲れているようです。今は、庭園で花を眺めたいと出ていますよ……」
ある日、魔法の庭園で行われるティータイムの最中に、ガーネットが倒れてしまう。医師の診断によると、貧血ではあるがそれ以上に気持ちの面で疲労が溜まっているとのこと。
原因は分かっていた……おそらくヒストリアとの仲が上手くいっていないせいだろう。腹違いの兄ヒストリアと婚約しているガーネットだが、その関係は良好とは言えず、周囲の人間は婚約破棄を促していた。
ヒストリアはこの国の第三王子という肩書きから、社交界などで様々なご令嬢とダンスをする機会が多い。特に婚約破棄の噂が流れてからは、婚約者であるガーネットを差し置いて、他のご令嬢を……という縁談めいた話もあったそうだ。
ないがしろにされているガーネットは、無理して高飛車で気丈なキャラを貫こうとしていたが……。ある日庭園で、涙をこぼしている姿に遭遇してしまった。
「あっアルサル! やだ、私ったら……泣いているのを見られてしまうなんて……。悪役令嬢失格ね……ガーネット嬢は、いつでも気高く気丈でいなきゃいけないのに」
「……ガーネット嬢。もしよければ庭園の管理部屋で、この薔薇を浮かべた紅茶を一緒に飲みませんか? あなたのことを笑顔にしたい」
薔薇の花びらを浮かべた紅茶は、普段のアフタヌーンティーでは出さないものだ。正式なティータイムでは用いられない紅茶の楽しみ方かも知れないが、オレが育った田舎ではそのような楽しみ方も風流とされていた。
食用の薔薇を砂糖漬けにして、紅茶に浮かべる方法は、祖母から母へ、そしてオレが受け継いだ我が家のレシピ。
常に人目を気にしながら紅茶を飲むよりも、人目の少ない庭園の管理部屋で休む方が今の彼女には良いだろう。管理部屋は、ブランローズ公爵から与えられたオレの自室でもあった。
国王の隠し子というオレの生い立ちを知るブランローズ公爵は、さりげなくだがオレに婚約破棄の場合はガーネットをもらって欲しい旨を伝えることが多かった。
おそらく、オレがガーネットに恋慕していたことに気づいていたのだろう。権力の中枢にいるヒストリア王子と婚約破棄後に結婚出来そうな男なんて、そうそう見つからない。いろいろな意味で、オレとガーネット嬢が結びつくのは『必然』だった。
「お花を紅茶に浮かべるなんて、可愛いらしい飲み方があるのね。ありがとう、なんだか元気が出たわアルサル」
「オレの前では、無理して世間が望む『悪役令嬢ガーネット』にならなくていい。オレも、あなたの前では庭師アルサルでもなく国王の隠し子でもない……ただの男になれるから。オレの……妻になってくれますか?」
はじまりは、哀しみの隙間を埋めるための恋愛でも構わなかった。だが、彼女の心に水をやり手入れをしているのは、もともとこのオレだ。出会った頃は、幼さの残る少女だったガーネットを麗しい大人の女性へと育てたのは、彼女に言葉をかけて心に水をやることを欠かさなかったオレだと自負している。
「……アルサル、私なんかでいいの?」
「君がいい、君じゃなきゃダメなんだ。ガーネット……」
そっと口付けて抱きしめると、ガーネットは無言で抱き返してくれた。
だから、腹違いの兄ヒストリアから彼女を奪うことになっても、それは自然の流れだと思っていた。ほとんど破綻しておきながら、キープをし続けている兄ヒストリアが悪いのは明白である。
何と言っても、ガーネットの父親本人からすでに結婚を促されているのだ。身分を隠すために庭師をしているが、オレには金も爵位もある。それに隣国の王家の血も流れているため、いざとなったら国外でも暮らしていける。
だから結婚後は2人で田舎暮らしでも良いし、将来設計は余裕のはず……ヒストリアの気が変わりさえしなければ。
(もし、万が一……ヒストリアがやっぱりガーネットと結婚したいって言い始めたらどうしよう。すでにガーネットの心は、ヒストリアに振り回されて傷ついているのに)
焦る気持ちのあったオレは、すぐにガーネット嬢の美しい花……即ち『純潔』を奪うことにした。
まだ誰も触れたことのない彼女の花園をこの手で拓き、情熱で貫き、揺さぶり……。
「愛してるよ、ガーネット」
「私もよ……アルサル」
オレの想いはガーネットの中でギュウッ……とキツく締め付けられて、溢れ出す恋心はすべて中へと注ぎ込まれた。
初めての情事の後……心も身体も結ばれた充足感で、外へ出るために部屋のドアを開けると、足元には大きな花束と手紙。
『ガーネット嬢、僕達の婚約は解消致しましょう。お幸せに』
腹違いの兄ヒストリアからのガーネット嬢宛の手紙が、オレが借りている部屋の前に……。その意味は、言葉にせずとも察せられるもので、オレとガーネットは隣国で夫婦生活を送ることにした。
誰にも邪魔されず、甘い生活が待っているはずが……そこで記憶が消去される。オレとガーネットの『命の灯火』が消えてしまったのだろう。
嗚呼……こんなに愛し合っているのに、ようやくガーネットを笑顔に出来たのに。何故、オレ達は何度繰り返しても死ななくてはいけないのだ……!
* * *
「……っはっ! 嫌な夢を見たな……なんだって言うんだ。それとも、噂のタイムリープってやつか」
時計を確認すると、まだ朝早く儀式まで時間がある。二度寝する気にもならずに、寝汗を流すためにシャワーを浴びる。
その日……本来はガーネット嬢が断罪されるはずの今日という日に。
オレ達の宿命と言う名の怪物は、足音を立てずにゆっくりと近づいているのであった。
――今度こそ、この三角関係に蹴りをつけよう。誰も救われない繰り返しの因果を……断ち切るために。
中庭の噴水前でキスの予行練習という体裁で雰囲気づくりをしながら、そっと触れた唇は想像以上に柔らかく。もっともっと……と欲が出てしまった。
腹違いの兄ヒストリアの怒りを買って、オレ達の甘いラブシーンは途中で中断されてしまったけれど。それでも、オレにとっては嬉しい恋の進展だ。
それに、ガーネットを部屋に送る際に勇気を出して交わした『おやすみのキス』は、ほっぺたではなく唇同士なわけで。彼女の心の中に、兄ヒストリアではなく弟のアルサルという男を咲かせることは出来ただろう。
今夜はガーネットの剣の師匠となるスメラギ様のご好意で、各々独立した部屋でゆったりと過ごせる。歩き疲れた身体を癒すために、湯に浸かって筋肉をほぐし、明日のために就寝。
きっと、ガーネットが乙女剣士の称号を得るための儀式も上手くいくだろう。そんな風に考えながらフカフカのベッドで眠りにつく。
だが、神からの警告なのか、それとも噂通りこの世界は一定の時間軸でタイムリープしているのか。
やたらリアリティのある夢は、オレの心の淵に根付く『罪悪感』を呼び起こすものだった。
* * *
夢の中でガーネットとオレは、まだご令嬢と庭師という関係で、お互い気になる存在ではあるものの、恋人にはなっていなかった。
「ガーネット嬢が、倒れたっ?」
「ええ、なんでも貧血だという話ですが……心もかなり疲れているようです。今は、庭園で花を眺めたいと出ていますよ……」
ある日、魔法の庭園で行われるティータイムの最中に、ガーネットが倒れてしまう。医師の診断によると、貧血ではあるがそれ以上に気持ちの面で疲労が溜まっているとのこと。
原因は分かっていた……おそらくヒストリアとの仲が上手くいっていないせいだろう。腹違いの兄ヒストリアと婚約しているガーネットだが、その関係は良好とは言えず、周囲の人間は婚約破棄を促していた。
ヒストリアはこの国の第三王子という肩書きから、社交界などで様々なご令嬢とダンスをする機会が多い。特に婚約破棄の噂が流れてからは、婚約者であるガーネットを差し置いて、他のご令嬢を……という縁談めいた話もあったそうだ。
ないがしろにされているガーネットは、無理して高飛車で気丈なキャラを貫こうとしていたが……。ある日庭園で、涙をこぼしている姿に遭遇してしまった。
「あっアルサル! やだ、私ったら……泣いているのを見られてしまうなんて……。悪役令嬢失格ね……ガーネット嬢は、いつでも気高く気丈でいなきゃいけないのに」
「……ガーネット嬢。もしよければ庭園の管理部屋で、この薔薇を浮かべた紅茶を一緒に飲みませんか? あなたのことを笑顔にしたい」
薔薇の花びらを浮かべた紅茶は、普段のアフタヌーンティーでは出さないものだ。正式なティータイムでは用いられない紅茶の楽しみ方かも知れないが、オレが育った田舎ではそのような楽しみ方も風流とされていた。
食用の薔薇を砂糖漬けにして、紅茶に浮かべる方法は、祖母から母へ、そしてオレが受け継いだ我が家のレシピ。
常に人目を気にしながら紅茶を飲むよりも、人目の少ない庭園の管理部屋で休む方が今の彼女には良いだろう。管理部屋は、ブランローズ公爵から与えられたオレの自室でもあった。
国王の隠し子というオレの生い立ちを知るブランローズ公爵は、さりげなくだがオレに婚約破棄の場合はガーネットをもらって欲しい旨を伝えることが多かった。
おそらく、オレがガーネットに恋慕していたことに気づいていたのだろう。権力の中枢にいるヒストリア王子と婚約破棄後に結婚出来そうな男なんて、そうそう見つからない。いろいろな意味で、オレとガーネット嬢が結びつくのは『必然』だった。
「お花を紅茶に浮かべるなんて、可愛いらしい飲み方があるのね。ありがとう、なんだか元気が出たわアルサル」
「オレの前では、無理して世間が望む『悪役令嬢ガーネット』にならなくていい。オレも、あなたの前では庭師アルサルでもなく国王の隠し子でもない……ただの男になれるから。オレの……妻になってくれますか?」
はじまりは、哀しみの隙間を埋めるための恋愛でも構わなかった。だが、彼女の心に水をやり手入れをしているのは、もともとこのオレだ。出会った頃は、幼さの残る少女だったガーネットを麗しい大人の女性へと育てたのは、彼女に言葉をかけて心に水をやることを欠かさなかったオレだと自負している。
「……アルサル、私なんかでいいの?」
「君がいい、君じゃなきゃダメなんだ。ガーネット……」
そっと口付けて抱きしめると、ガーネットは無言で抱き返してくれた。
だから、腹違いの兄ヒストリアから彼女を奪うことになっても、それは自然の流れだと思っていた。ほとんど破綻しておきながら、キープをし続けている兄ヒストリアが悪いのは明白である。
何と言っても、ガーネットの父親本人からすでに結婚を促されているのだ。身分を隠すために庭師をしているが、オレには金も爵位もある。それに隣国の王家の血も流れているため、いざとなったら国外でも暮らしていける。
だから結婚後は2人で田舎暮らしでも良いし、将来設計は余裕のはず……ヒストリアの気が変わりさえしなければ。
(もし、万が一……ヒストリアがやっぱりガーネットと結婚したいって言い始めたらどうしよう。すでにガーネットの心は、ヒストリアに振り回されて傷ついているのに)
焦る気持ちのあったオレは、すぐにガーネット嬢の美しい花……即ち『純潔』を奪うことにした。
まだ誰も触れたことのない彼女の花園をこの手で拓き、情熱で貫き、揺さぶり……。
「愛してるよ、ガーネット」
「私もよ……アルサル」
オレの想いはガーネットの中でギュウッ……とキツく締め付けられて、溢れ出す恋心はすべて中へと注ぎ込まれた。
初めての情事の後……心も身体も結ばれた充足感で、外へ出るために部屋のドアを開けると、足元には大きな花束と手紙。
『ガーネット嬢、僕達の婚約は解消致しましょう。お幸せに』
腹違いの兄ヒストリアからのガーネット嬢宛の手紙が、オレが借りている部屋の前に……。その意味は、言葉にせずとも察せられるもので、オレとガーネットは隣国で夫婦生活を送ることにした。
誰にも邪魔されず、甘い生活が待っているはずが……そこで記憶が消去される。オレとガーネットの『命の灯火』が消えてしまったのだろう。
嗚呼……こんなに愛し合っているのに、ようやくガーネットを笑顔に出来たのに。何故、オレ達は何度繰り返しても死ななくてはいけないのだ……!
* * *
「……っはっ! 嫌な夢を見たな……なんだって言うんだ。それとも、噂のタイムリープってやつか」
時計を確認すると、まだ朝早く儀式まで時間がある。二度寝する気にもならずに、寝汗を流すためにシャワーを浴びる。
その日……本来はガーネット嬢が断罪されるはずの今日という日に。
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