夢に向かう幸せの青空

一条 瑠樹

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あうさかの城(おおさかの城)

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あうさか城

いつからだろう…いにしえの様な~懐かしい香りのする山々に川や海…風鈴の優しい音色に…坂をおりて…あゝ別に言葉を発する言もなくただただ歩く…
錦城(大坂城)の石垣をくだりはじめて…太閤殿下の時代の武家屋敷跡地に住んでいる我は…なんと奥ゆかしいのか…
あゝこの素晴らしい気持ちだけで…
我はもう憂いをふりはらいながら…
政(まつりごと)や取るに足らぬ事まで奥ゆかしいばかり…
躊躇いも無く錦城の下り坂に京橋口門と橋がかけられてその路をただただ歩く…我の意志や優しい風や大地の歌が聞こえる…
焉んぞ(いすくんぞ)…我はもう人生までも深々と記憶の中にとどめる儚さに…志をなしえぬ。
我は行く土をふんで歩くが如く思いは春の霧が如く…
会い叶わぬ夢を観ながらこの道を
行く…
樹木の甘露を虫が飲む…哀しきかな我の意志を誰ぞが継がんや…願わしき候…
我の人生我なりの悔いに悔い改し候えど…
あゝ誠に誠にきっかいせんばん
誰ぞが裏切り誰ぞが愛でたきあゝ
この人生我なりの過ごして…又朝の声が奏でるに一日が始まる…
いずれにせよ我も黄泉の道に行く皆が遅かれ早かれ行く…悔いあらんや取るに足らぬ…
故郷に錦を飾りてなりて八千代に君の幸いを祈りし候…
英雄たる者達は最後の最後まで我が生命を大切にいたすまじ候
鐘が鳴り城の散歩に観るは
一羽の小鳥…君の幸いをたた祈り…
明日の我を忍びし続け…
君幸いあらん事すべからず候…
あゝ又歩く人生我なりの道を歩きし候え…伏して伏して吉どでらんや
君の幸…祈りし候我は行く…
庭に水を放てんや花にかかる…
あゝ我の里大阪に…
あゝ我は満足し候…安寧秩序を祈る
成りけり候え…感謝感謝…我が生命の尊さよ…皆様に痛み入る  るき也

一条瑠樹より
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