9 / 21
幸せな2人
Gerbera 8話 苦難の華
しおりを挟む
Gerbera 8話
一条 瑠樹
彼の昏睡状態が何日も続いて疲れ果てた彼の母親と彼女…
「貴方少し寝て来なさい…私はもう大丈夫だからね…一度お家に帰ってお風呂でも入ってらっしゃい…それとこれ少ないけどね経費と貴方のアパートの家賃それから息子のアパートの家賃よ…」
お母さんけっこうですよと断る彼女に押し込むように従いなさいとねじ込む…
「お母さんありがとうございます…助かります…感謝致します…」
彼女は実家に帰宅してから自分の父親や母親にこの事の次第そして彼の母親からの金銭の援助を受けた事を告げてお金を貸してほしい事を告げて大学を辞める事の次第を告げた…
「もう無理なのよ…学校とバイトと看病は…全て両立できる訳無いのよ…あたしも悩んでるのよ…最近身体の調子も良く無いのよ…彼のお母さんにもあまり迷惑かけたく無いの…必ず働いて返すから…貸してほしいのよ…お願いします…お父さん、お母さん…」
「解ったわ…大学は行きなさい貴方の彼の事も向こうのお母様の事も解ったわ…お父さんにもお願いして…」
「そもそも奴と結婚前提の付き合いなんだから仕方あるまい…力は貸すつもりだがうちも贅沢はさせるつもりはない…去年倒産しかけた協力会社にもかなり貸しもある…お前には関係ないかもしれんがそんなに世の中ブルジョワの様にはならん!兎に角今はこれだけ持って行きなさい…うちの1年間の生活費だ!! さぁ持って行きなさい…」
彼女は別に親にも求められてもいないのに借用書を書いた…
彼女の母親も少し気分を害していたが彼女は躊躇いや戸惑いもなくスラスラ書いて彼のアパートに行った…
アパートに着くなりまた掃除をして彼の洗濯物をたたみなおして風呂場の掃除を済ませた…
彼の机の引き出しに手を伸ばして中を見た…買い取りのサインをした領収書に彼の筆記体のアルファベットが見えた…
何かはじめはわからなかったが彼のペンだと悟った…
商店街にくりだし彼女は病院で要る品物や彼の母親に頼まれた物を買い出した…八百屋には新鮮な野菜がみずみずしくて…魚屋には今にも泳ぎだしそうな新鮮な魚が所狭しと並ぶ…
自転車屋に立ち寄り自転車の空気を入れて…買い物を済ましたらそのまま病院に向かう彼女…
今日はゆっくりとできる筈なのにまた日が暮れて夜は彼の側にいると心に決めて…哀しみの気持ちを少し幸せに変わらないか考えながら…自転車を漕いで行く…
「お母さん用事済んだから帰って来ました…夜はやっぱり彼を観ていたいから…これ片隅に置いてあげたいんです…花瓶ナースステーションから借りて来ました…」
「家に帰ればこの子が小学生の時に創ってきた粘土の花瓶があるわ…つぎからそれにしましょうねガーベラには合うと思うわ…ガーベラよく観ると可愛いわねぇ…」
彼の片隅に置いたガーベラを観ながら2人でこそこそ話しながら…多分彼が元通りの姿になる事は無い事もお互いの心にあるのも忘れた様に…
翌朝…女医が診察にきた…
「もう一度手術をしましょう…」
女医曰く脳を観るとの事だ…かなり熱心に彼を観てくれている…
必ず意識を取り戻し歩かしてあげたいとの事だ…2人は女医にこうべを垂れた…
その後…2人は昼食を院内の売店の弁当で済まして手術の相談や日程を女医と決める為診察室まで彼のいる集中治療室を後にした…手術は3日後と決まり3日後にはまる3カ月を病院で過ごしていた…
一条 瑠樹
彼の昏睡状態が何日も続いて疲れ果てた彼の母親と彼女…
「貴方少し寝て来なさい…私はもう大丈夫だからね…一度お家に帰ってお風呂でも入ってらっしゃい…それとこれ少ないけどね経費と貴方のアパートの家賃それから息子のアパートの家賃よ…」
お母さんけっこうですよと断る彼女に押し込むように従いなさいとねじ込む…
「お母さんありがとうございます…助かります…感謝致します…」
彼女は実家に帰宅してから自分の父親や母親にこの事の次第そして彼の母親からの金銭の援助を受けた事を告げてお金を貸してほしい事を告げて大学を辞める事の次第を告げた…
「もう無理なのよ…学校とバイトと看病は…全て両立できる訳無いのよ…あたしも悩んでるのよ…最近身体の調子も良く無いのよ…彼のお母さんにもあまり迷惑かけたく無いの…必ず働いて返すから…貸してほしいのよ…お願いします…お父さん、お母さん…」
「解ったわ…大学は行きなさい貴方の彼の事も向こうのお母様の事も解ったわ…お父さんにもお願いして…」
「そもそも奴と結婚前提の付き合いなんだから仕方あるまい…力は貸すつもりだがうちも贅沢はさせるつもりはない…去年倒産しかけた協力会社にもかなり貸しもある…お前には関係ないかもしれんがそんなに世の中ブルジョワの様にはならん!兎に角今はこれだけ持って行きなさい…うちの1年間の生活費だ!! さぁ持って行きなさい…」
彼女は別に親にも求められてもいないのに借用書を書いた…
彼女の母親も少し気分を害していたが彼女は躊躇いや戸惑いもなくスラスラ書いて彼のアパートに行った…
アパートに着くなりまた掃除をして彼の洗濯物をたたみなおして風呂場の掃除を済ませた…
彼の机の引き出しに手を伸ばして中を見た…買い取りのサインをした領収書に彼の筆記体のアルファベットが見えた…
何かはじめはわからなかったが彼のペンだと悟った…
商店街にくりだし彼女は病院で要る品物や彼の母親に頼まれた物を買い出した…八百屋には新鮮な野菜がみずみずしくて…魚屋には今にも泳ぎだしそうな新鮮な魚が所狭しと並ぶ…
自転車屋に立ち寄り自転車の空気を入れて…買い物を済ましたらそのまま病院に向かう彼女…
今日はゆっくりとできる筈なのにまた日が暮れて夜は彼の側にいると心に決めて…哀しみの気持ちを少し幸せに変わらないか考えながら…自転車を漕いで行く…
「お母さん用事済んだから帰って来ました…夜はやっぱり彼を観ていたいから…これ片隅に置いてあげたいんです…花瓶ナースステーションから借りて来ました…」
「家に帰ればこの子が小学生の時に創ってきた粘土の花瓶があるわ…つぎからそれにしましょうねガーベラには合うと思うわ…ガーベラよく観ると可愛いわねぇ…」
彼の片隅に置いたガーベラを観ながら2人でこそこそ話しながら…多分彼が元通りの姿になる事は無い事もお互いの心にあるのも忘れた様に…
翌朝…女医が診察にきた…
「もう一度手術をしましょう…」
女医曰く脳を観るとの事だ…かなり熱心に彼を観てくれている…
必ず意識を取り戻し歩かしてあげたいとの事だ…2人は女医にこうべを垂れた…
その後…2人は昼食を院内の売店の弁当で済まして手術の相談や日程を女医と決める為診察室まで彼のいる集中治療室を後にした…手術は3日後と決まり3日後にはまる3カ月を病院で過ごしていた…
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる