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五章 僕のこれから
3.フェリクス自業自得
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フェリクスの下半身の苦情の処理は定期的に来た。
「フェリクス!ちょっと来なさい!」
「は~い母様」
「は~いじゃねえ!これを見ろ!この数は何だ!」
「え?……ん~いちにいさん……多いね?」
手がワナワナ震えた。何で当たり前の顔をしているんだ!僕は執務室の横にある小さな多目的な部屋で怒鳴ってしまった。ここは防音防壁が常に張ってあるんだ。
「あれほど苦情になる者は食うなと!」
「え?選んでますよ。俺なりにね?……う~ん、あんなに悦んでたくせに何で苦情だよったく」
「はあああ……!!?」
フェリクス……お前は!アンベールはセレスタン様の所にやってから苦情は来なくなった。なぜなら締付けが厳しいからね。セレスタン様も若い頃は激しく……だったが頭の良さで苦情にはならなかったらしい。だけどうちの子はそこまで頭は回らず、一人目の苦情で大目玉。夜伽以外禁止となった。バカめ、叔父上を甘く見ているからだ。
「母様このクッキー美味しいですね。俺このチョコレート大好き!ボリボリ」
「はああ……お前さもう少し何とかならんのか?」
「あはは!母様とイアサントの子ですからムリです!」
ゔゔっ……あの天使のようにかわいかった僕のフェリクスはもういないのか。
「嫌ですよ。俺は今でも母様のかわいい天使です!もう母様ったらイヤだな。んふふっ」
いや……もうさ。ちんこ切り落とすか?
「それはイヤ」
イヤじゃねえぞ!このヤロウ!とは思ったけど抑えて、
「あのさ、これだけ食いまくってたら番に欲しい人がいてもおかしくないでしょ。いた?」
ん?と僕を見て、んふふっ
「何でしょうねぇ、ビビッと来る人はいません。それなりに好きかなぁって感じでどうもしっくりは来ませんね」
はああ?こめかみから血を噴きそうになるね!奥歯を噛みしめて我慢!
「あ~そう。なら正式に見合いとかしてみる?それともそんなにしたいならベトナージュに一緒に行く?」
「あ!それいいですね!連れて行って下さい!」
「あはは……もう」
怒りを通り越して魂が抜ける気がした。そんな軽い気持ちで言うなら連れて行こうじゃないか!僕の代わりにしまくれと連れて行った。帰還後……またお部屋で話し合い。
「あれはマズイですね……あの匂いで何もかも分からなくなり、しまくっただけで社交も何も……なんでしょう……母様よく耐えてますね?」
「でしょう。これからは考えてして下さい!」
「はい……」
それからは苦情は来なく……なるわけもなく僕は完全に諦めた。そしてムカつくから苦情に掛かる費用はフェリクスの支出とした。
「ジュスラン……」
「んふふっ何だもうしたいのか?」
「ん~抱っこ」
「お前いくつだよったく。でもいくつになってもかわいいな……」
な~んていちゃいちゃしてたら外が騒がしくお待ちを!ダメです!!という声と共にドアが激しく開かれた。
「母様!俺の金がない!」
「フェリクス!こんな時間になんだ!」
「父様も!俺の金が!」
まずこんな時間に来るな!とジュスランが叱るとすみませんと謝ったが、くわっと目を剥いた。僕はシレッと、
「ああ、苦情処理に使った。お前の不始末なんだから当然だろう」
「いや……そうなのですが、でも酷い!」
いや酷くはないだろう?母様が何度も言ったはずだ。ベトナージュまで連れて行ってなんにも感じないお前が悪い!俺のルチアーノを困らすヤツは当然だとジュスランは本気で叱った。ブスッとして、
「では父様の時はこんな支出だったのですか!」
「ああ、最後の方は俺もさすがに叱られて小遣いなくて大変だったよ」
マジかぁって顔して、
「どうされていたのですか?」
「ん?夜伽で我慢したよ、当然だろう。その後はルチアーノが来たからな。それ以上減らなかった」
はは……母様のお陰か。俺は見つけられていません。もう探せないかもとウルウルした目で僕を見る。こいつは……!
「フェリクスは探してないでしょ?嘘をつかないの!」
「嘘など!……ですが見つかっていないのは確かですが……」
はあ……彼ももう二十二になった。仕事はまあ、問題はない、僕はいつでも退位出来るかもね?ってくらいには見えるようにはなったけと、即位の時に番がいないのは困る。これは慣例で番を娶ってからと決まっているんだ。ジュスランたちは仕方なかったけど。
「あのさ、アンベールは番見つけて正式にあちらで婚姻を結んだでしょ?ドナシアンの国民にも祝福されて、セレスタン様と二人、上手く王をやっているんだ。なのにお前ときたら……」
うぐっと口ごもりだってと。
「エルネストもまだでしょう?」
「エルネストは関係ありません!彼は家臣ですからね!」
「そんなあ……同じ兄弟ではありませんか!」
「立場が違います!」
む~んと黙った。
「フェリクス……まあ座れ」
「はい」
ジュスランは向かいに座らせ、お前の好みは?いくつくらいの人がいい?手当たり次第食ってても見つからないなら見合いに変えろと提案した。彼はのらりくらりまあとか、いやあとか。はぐらかす様にああとか。そのうちジュスランがイライラし始めて語気が強くなりブチギレた。
「お前本気で考えてるのか!なんだその態度は!」
立ち上がり殴らんばかりに怒鳴る。こんな時間に来て親の邪魔しただけでは足りず、なおかつそんな態度とは!!と怒りをぶちまけた。そんなつもりはなかったのですが、申し訳ございません。なら正直に話しますとフェリクスは真面目な顔でジュスランを睨むようにして話し始めた。
「……俺は母様が好きだ。だから母様みたいな人が見つからないかなって……ずっと……」
「「は?」」
僕らは絶句した。僕?
「お前何を……」
ジュスランもその先の言葉がでない。あれ?う~ん……?脳みそが働かない。
「俺は母様の匂いが大好きで見た目も……親子が許されるのならばと思うほど母様が好きなんだ」
「それは……マズい。俺のだし?」
絶句したままなんとか言葉を探す。
「分かっています父様。本当の父のイアサントにも、俺は兄弟だけど片親違うし、親はなあと否定的でした」
そうだろうよ!う~ん、ルチアーノに似ているねえ……あっいたかな?中身だけだけどとひらめいたようだ。
「セレスタン様とこのコランタンは?」
「え?……ああ、見た目はあれだけど中身は似てるね。よし!一度で会ってみればいいよ」
え?っと眉間にシワ。
「お幾つでしたっけ?」
「ん?俺と近いかな?」
「はあ?嫌です!若いほうがいい!」
「文句言うな!」
ぎゃあぎゃあと言い争い出した。ん~………文句の多い。ジュスランが考えてくれたのにねえ。ガチャリとドアが開いて、
「ルチアーノ遅くなった。おまた…せ………え?フェリクスなんだ?」
ステファヌは怒鳴り合っているのを見て、なんだとフェリクスに問いただしたが、急に黙り下を向いたまま返事せず。ジュスランが今までの経緯を話した。
「あ~……」
ステファヌは黙り、みんな黙った。フェリクスこんなにお母さん子だったかな?アベラールとは双子の様に育ち、二人で弟をかわいがっていたし……そんな素振りも見せたことないのに。ただの言い訳かな?
「あのね、やりたいだけの言い訳じゃないよね?」
「ふふ、そう思われますか?親にやりたいだけだと宣言するほど、俺もおかしくなってはいませんよ」
「そう、ごめん」
おかしな空気に包まれた僕の部屋で、親子でだんまり……もう日を跨ぎそうな時間。
「んーっ母様寝ましょう!明日も仕事ですよね?」
「ああ、うん」
「父様たちは部屋に帰って下さい!俺が母様と寝るから」
ああ……?ああ!!待てフェリクス!お前が出ていけ!と父親たちは叫んだが、僕を抱き上げて寝室に向かい物理障壁で塞いだ。
おお……?音もしなくなってしまい、フェリクスはまぁまぁとベッドに僕を寝かせて隣に入って来た……どうすんのこれ?
「フェリクス!ちょっと来なさい!」
「は~い母様」
「は~いじゃねえ!これを見ろ!この数は何だ!」
「え?……ん~いちにいさん……多いね?」
手がワナワナ震えた。何で当たり前の顔をしているんだ!僕は執務室の横にある小さな多目的な部屋で怒鳴ってしまった。ここは防音防壁が常に張ってあるんだ。
「あれほど苦情になる者は食うなと!」
「え?選んでますよ。俺なりにね?……う~ん、あんなに悦んでたくせに何で苦情だよったく」
「はあああ……!!?」
フェリクス……お前は!アンベールはセレスタン様の所にやってから苦情は来なくなった。なぜなら締付けが厳しいからね。セレスタン様も若い頃は激しく……だったが頭の良さで苦情にはならなかったらしい。だけどうちの子はそこまで頭は回らず、一人目の苦情で大目玉。夜伽以外禁止となった。バカめ、叔父上を甘く見ているからだ。
「母様このクッキー美味しいですね。俺このチョコレート大好き!ボリボリ」
「はああ……お前さもう少し何とかならんのか?」
「あはは!母様とイアサントの子ですからムリです!」
ゔゔっ……あの天使のようにかわいかった僕のフェリクスはもういないのか。
「嫌ですよ。俺は今でも母様のかわいい天使です!もう母様ったらイヤだな。んふふっ」
いや……もうさ。ちんこ切り落とすか?
「それはイヤ」
イヤじゃねえぞ!このヤロウ!とは思ったけど抑えて、
「あのさ、これだけ食いまくってたら番に欲しい人がいてもおかしくないでしょ。いた?」
ん?と僕を見て、んふふっ
「何でしょうねぇ、ビビッと来る人はいません。それなりに好きかなぁって感じでどうもしっくりは来ませんね」
はああ?こめかみから血を噴きそうになるね!奥歯を噛みしめて我慢!
「あ~そう。なら正式に見合いとかしてみる?それともそんなにしたいならベトナージュに一緒に行く?」
「あ!それいいですね!連れて行って下さい!」
「あはは……もう」
怒りを通り越して魂が抜ける気がした。そんな軽い気持ちで言うなら連れて行こうじゃないか!僕の代わりにしまくれと連れて行った。帰還後……またお部屋で話し合い。
「あれはマズイですね……あの匂いで何もかも分からなくなり、しまくっただけで社交も何も……なんでしょう……母様よく耐えてますね?」
「でしょう。これからは考えてして下さい!」
「はい……」
それからは苦情は来なく……なるわけもなく僕は完全に諦めた。そしてムカつくから苦情に掛かる費用はフェリクスの支出とした。
「ジュスラン……」
「んふふっ何だもうしたいのか?」
「ん~抱っこ」
「お前いくつだよったく。でもいくつになってもかわいいな……」
な~んていちゃいちゃしてたら外が騒がしくお待ちを!ダメです!!という声と共にドアが激しく開かれた。
「母様!俺の金がない!」
「フェリクス!こんな時間になんだ!」
「父様も!俺の金が!」
まずこんな時間に来るな!とジュスランが叱るとすみませんと謝ったが、くわっと目を剥いた。僕はシレッと、
「ああ、苦情処理に使った。お前の不始末なんだから当然だろう」
「いや……そうなのですが、でも酷い!」
いや酷くはないだろう?母様が何度も言ったはずだ。ベトナージュまで連れて行ってなんにも感じないお前が悪い!俺のルチアーノを困らすヤツは当然だとジュスランは本気で叱った。ブスッとして、
「では父様の時はこんな支出だったのですか!」
「ああ、最後の方は俺もさすがに叱られて小遣いなくて大変だったよ」
マジかぁって顔して、
「どうされていたのですか?」
「ん?夜伽で我慢したよ、当然だろう。その後はルチアーノが来たからな。それ以上減らなかった」
はは……母様のお陰か。俺は見つけられていません。もう探せないかもとウルウルした目で僕を見る。こいつは……!
「フェリクスは探してないでしょ?嘘をつかないの!」
「嘘など!……ですが見つかっていないのは確かですが……」
はあ……彼ももう二十二になった。仕事はまあ、問題はない、僕はいつでも退位出来るかもね?ってくらいには見えるようにはなったけと、即位の時に番がいないのは困る。これは慣例で番を娶ってからと決まっているんだ。ジュスランたちは仕方なかったけど。
「あのさ、アンベールは番見つけて正式にあちらで婚姻を結んだでしょ?ドナシアンの国民にも祝福されて、セレスタン様と二人、上手く王をやっているんだ。なのにお前ときたら……」
うぐっと口ごもりだってと。
「エルネストもまだでしょう?」
「エルネストは関係ありません!彼は家臣ですからね!」
「そんなあ……同じ兄弟ではありませんか!」
「立場が違います!」
む~んと黙った。
「フェリクス……まあ座れ」
「はい」
ジュスランは向かいに座らせ、お前の好みは?いくつくらいの人がいい?手当たり次第食ってても見つからないなら見合いに変えろと提案した。彼はのらりくらりまあとか、いやあとか。はぐらかす様にああとか。そのうちジュスランがイライラし始めて語気が強くなりブチギレた。
「お前本気で考えてるのか!なんだその態度は!」
立ち上がり殴らんばかりに怒鳴る。こんな時間に来て親の邪魔しただけでは足りず、なおかつそんな態度とは!!と怒りをぶちまけた。そんなつもりはなかったのですが、申し訳ございません。なら正直に話しますとフェリクスは真面目な顔でジュスランを睨むようにして話し始めた。
「……俺は母様が好きだ。だから母様みたいな人が見つからないかなって……ずっと……」
「「は?」」
僕らは絶句した。僕?
「お前何を……」
ジュスランもその先の言葉がでない。あれ?う~ん……?脳みそが働かない。
「俺は母様の匂いが大好きで見た目も……親子が許されるのならばと思うほど母様が好きなんだ」
「それは……マズい。俺のだし?」
絶句したままなんとか言葉を探す。
「分かっています父様。本当の父のイアサントにも、俺は兄弟だけど片親違うし、親はなあと否定的でした」
そうだろうよ!う~ん、ルチアーノに似ているねえ……あっいたかな?中身だけだけどとひらめいたようだ。
「セレスタン様とこのコランタンは?」
「え?……ああ、見た目はあれだけど中身は似てるね。よし!一度で会ってみればいいよ」
え?っと眉間にシワ。
「お幾つでしたっけ?」
「ん?俺と近いかな?」
「はあ?嫌です!若いほうがいい!」
「文句言うな!」
ぎゃあぎゃあと言い争い出した。ん~………文句の多い。ジュスランが考えてくれたのにねえ。ガチャリとドアが開いて、
「ルチアーノ遅くなった。おまた…せ………え?フェリクスなんだ?」
ステファヌは怒鳴り合っているのを見て、なんだとフェリクスに問いただしたが、急に黙り下を向いたまま返事せず。ジュスランが今までの経緯を話した。
「あ~……」
ステファヌは黙り、みんな黙った。フェリクスこんなにお母さん子だったかな?アベラールとは双子の様に育ち、二人で弟をかわいがっていたし……そんな素振りも見せたことないのに。ただの言い訳かな?
「あのね、やりたいだけの言い訳じゃないよね?」
「ふふ、そう思われますか?親にやりたいだけだと宣言するほど、俺もおかしくなってはいませんよ」
「そう、ごめん」
おかしな空気に包まれた僕の部屋で、親子でだんまり……もう日を跨ぎそうな時間。
「んーっ母様寝ましょう!明日も仕事ですよね?」
「ああ、うん」
「父様たちは部屋に帰って下さい!俺が母様と寝るから」
ああ……?ああ!!待てフェリクス!お前が出ていけ!と父親たちは叫んだが、僕を抱き上げて寝室に向かい物理障壁で塞いだ。
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