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一章 事の起こり
10 兄上様とお茶会と言う名の尋問
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お茶室でメイドがお茶やお菓子の支度を終えると後ろに下がった。
「兄様、お越し下さりありがとう存じます」
セフィリノ様は穏やかに微笑み、どうしても王より先に会いたかったのだと言った。
「こちらが来たばかりなのに、キャル悪かったな」
「いえ。こちらから伺わなくてはならないのに、申し訳ございませんでした」
みんなでお茶を飲んで一息。彼は急に来た理由を話した。
「実はな。俺たちは……コンラッドも含め、報告書でしかお前のいなくなった後を知らないんだ」
「はい」
「それでお前に直接話しを聞きたかったんだ。特に俺とカミーユはこんな立場で動きにくい。コンラッドに探りを入れてもらった事しか分からないんだ」
そうでしょうとも。家を出て五年、父は僕の存在をいなかった事にしたいようだしねえ。
「こちらで、お前と関わりが合った者は脅しておいたから大丈夫だと思う。しかしお前の口からきちんと顛末を聞きたいと考えたんだ。カミーユは聞いたのか?」
おどおどして、否定。
「報告書以外は。聞きにくくて」
「ふん、そうか。話しにくいだろうが、話してはくれまいか」
「はい」
そうなるよな。不審な者が王族の一員とかイヤだよな。父上はあんな人だし、後継ぎの兄もあんなだし。僕は身を落としたけど、それ以外はきちんとしてますなんて、通る理由もなかったんだ。はあ……夢見ちゃったな。あはは。全身から力が抜けるような気がした。
「キャル?何か悪い方に受け取ってるだろ?」
僕の視線が落ちていたのに気がついたセフィリノ様は、楽しそうな声を出した。
「話しを聞いて追い出すんでしょ。やはり僕ではダメだったんですよね。数日ですが夢が見れました。ありがとう存じます」
あ?ぶははとジルベルトも一緒になって爆笑。はあ?
「違うよ。お前の早とちりだ。話しを聞いて、どうやってお前を守るかの相談。お前の実情を知っている者は少なからずいたんだ。サイオスたち以外も、身分を偽ってお前の店に出入りしてたんだよ」
「え?僕の客にも?」
「それはさすがにあのふたりだけだったよ。あの店の売上げ一番と二番の客にいたんだ」
あ~あのふたりはなあ。別格だったよ。奉仕するのに長けてて、客受けは驚くほどよく、一晩の値段も僕よりも一割以上高かったはずだ。
「あのふたりを指名するのは、相当な地位の方しか。僕ですら子爵以下は数えるほどで、上は侯爵のエリオス様くらいまでで、後は豪商の方が少し」
「うん。お前売れっ子だったんだってな。ノルンなのにさ。すごいな」
「はあ……」
ジルベルトは、アンでないのにその売上はすごいと褒めてくれた。このふたりズレてんな。男娼の売り上げ成績を褒めるとか。嫌味なく褒めて来るのが変な感じで、なんて答えていいやら。
「サクディータは、国内一の店だと評判なんだよ。接客から店構までな。国内の貴族は客として随分と行っているんだ」
「ええ。その噂は聞いてます。ですが、その辺僕はあまり知らなくて。自分の客以外に興味なく、他の客に会う事も少ないですから」
玄関まで見送る客は常連や、気に入った客のみ。大体部屋でさよならが多いんだ。
「まあ、その辺は仕方あるまい。売り込んでも仕方ないしな」
「ええ」
そこらはコンラッドに調べてもらった。俺たちの密偵より数も多いし、金も使えるからって。
「お手数おかけしました」
「構わん。カミーユのためだし、俺たちはお前が好きだし、なんとかしてやりたかったからな」
ふたりともずっと優しげに対応してくれていた。子供の頃しか知らなくて、今が変わってるかもしれないのに。汚い以外が違ってたらどうするつもりなのか。
「なぜここまでするのですか。強くカミーユに言って諦めさせればよかったのに」
ほら正解。ジルベルト、キャルはそのままだったな。セフィリノうんとか言っている。なんなんだよ。
「あのまま大きくなって、かわいいままだ」
どこ見て言ってんの?背も相当大きくなったし、性格は捻くれたし。あの頃の純粋さはない。どこに視線を向けていいか分からず、俯いた。
「キャルは昔のまま。そりゃあ大人になってるから多少は違うだろうけどさ。それでもな」
「……ありがとう存じます」
そう言うしかなかった。あの頃、みんなにどう思われていたかは、自分の視点でしかないから正直な所は分かりかねる。すると、カミーユが僕の背中を擦った。
「キャル。何にも心配はいらない。話してくれる?辛いだろうけど」
「うん」
僕は顔を上げて、あの日兄様に襲われる少し前から、カミーユの屋敷に来るまでを時間を掛けて話した。彼らは報告書の足りない部分やわかりにくい事なんかを間に質問している。
「そうか。今のダビィドの評判を知ってるか」
「はい。少しだけ。お客が口に出したものだけですね。深くは聞かなかったので」
そうかとポツリ。苦々しい口調で吐き捨てるような。目に余ったと。
「あいつはお前がいなくなってから、別人のように荒れた男になった。妻を貰って生まれた子は魔力の少ない子でな。魔力は大体学園に入る前には、後どのくらい増えるか予想がつくだろ?」
「ええ。そうですね。その年頃の倍にしかなりませんから」
はあと、深いため息をセフィリノ様ははいた。
「子供は数人生まれたが、七つになる前にみんな事故死だそうだ」
「え?」
なにそれ。どういう事なんだ。彼は更に険しくなった。
「密偵の報告では虐待死だそうだ。殴る蹴るでな」
「なんと……兄はなにゆえそんな事を」
「魔力の少なさにキレて。今はもう精神を病んでしまって、屋敷の離れに隔離だ。子どもたちは事故死で処理したそうだよ」
僕は自分がされていた事が頭を駆け巡った。あれを幼い子供にしたのか?子供たちはどれだけの絶望を味わってこの世を去ったんだよ。なんで……大人でも耐え難いのになんで……
「なんと酷い……ふっうっ……なんで……」
涙が零れた。あの時の魔物のような兄の顔を思い出してしまった。残虐な笑みと興奮して勃起してる姿。
あれを自分の子に……そこまでおかしくなっていたのか。子どもたちを思うと嗚咽が漏れて顔を手で覆った。
どれほど怖くて痛くて、このまま死んだら楽かなとか……叫びながら考えていたんだ。それがそんな幼子に……くふっ…ううっ
「すまない。辛い事を思い出させたな」
泣きながらなんとか答えた。
「すみません。あまりの事に……」
「いや。それが普通の反応だ。たとえ虐待を経験していない者にも、辛さは思いやれるからな」
自分の肩を抱いて膝に倒れ込んだ。だめだ。辛さが蘇って震える。背中が急に温かくなった。
「キャル。ぼくがいるよ。あなたの味方だ。辛さは分かってあけられないかも知れない。でも側にいるから」
「う…ん…うぅ……可哀想に……」
背中を抱えるように抱きしめてくれる。温かな体温に、ゆっくりと震えが収まってきた。共感してくれようとする優しさが落ち着かせてくれた。その気持ちが嬉しかった。
「それでな。父親はお前か子がいたらその子を欲しがっている」
「はい?今更何を僕に求めて……ああ」
そうか、兄が使い物にならないからね。さすが父上、都合のいい考え方だな。
「あれは探し出そうと数年前から動いていたらしいが、サクディータの客は口が硬い。それにあそこの男娼を気に入っていた貴族は、お前の父には何も教えなかったんだ。まあ、根本的に嫌われていたのもあるがな」
「当然ですね」
父上を本当の意味で好きな人なんて、一人しか知らないもの。セフィリノ様はそんなだから、いっそ取り潰すかと王と相談してるんだと。
「え?潰すのは構いませんが、王家の暗殺を請け負う者がいなくなりますよ?」
あれまあと。そっか信じている者がいるのか。キャルがそうならもっといるかもねと三人は頷いていた。
「お前王が依頼してたと思ってたんだな」
「あれ。違うのですか?」
「違う。あれば自分たちに不都合な事を知ってる者を始末してただけだ。お前の父と仲のいい貴族同士でな」
どういう事なんだ。というか、根本的にここにいる王子たちはふわふわ優しくて、家族の仲も良さげだ。大体男娼の売上げ褒めるとか、少しズレてるくらいいい人っぽい。あれ?
「お前の辛い話しをさせたから、後でと思ったが今の国の状況を話そう」
「はい」
セフィリノ様の話しはとんでもなかったんだ。これどうするつもりなんだってモノで。僕、お婿に来るの失敗かと思うほどの事態だったんだ。いや、カミーユは手放したくはないけど。
「兄様、お越し下さりありがとう存じます」
セフィリノ様は穏やかに微笑み、どうしても王より先に会いたかったのだと言った。
「こちらが来たばかりなのに、キャル悪かったな」
「いえ。こちらから伺わなくてはならないのに、申し訳ございませんでした」
みんなでお茶を飲んで一息。彼は急に来た理由を話した。
「実はな。俺たちは……コンラッドも含め、報告書でしかお前のいなくなった後を知らないんだ」
「はい」
「それでお前に直接話しを聞きたかったんだ。特に俺とカミーユはこんな立場で動きにくい。コンラッドに探りを入れてもらった事しか分からないんだ」
そうでしょうとも。家を出て五年、父は僕の存在をいなかった事にしたいようだしねえ。
「こちらで、お前と関わりが合った者は脅しておいたから大丈夫だと思う。しかしお前の口からきちんと顛末を聞きたいと考えたんだ。カミーユは聞いたのか?」
おどおどして、否定。
「報告書以外は。聞きにくくて」
「ふん、そうか。話しにくいだろうが、話してはくれまいか」
「はい」
そうなるよな。不審な者が王族の一員とかイヤだよな。父上はあんな人だし、後継ぎの兄もあんなだし。僕は身を落としたけど、それ以外はきちんとしてますなんて、通る理由もなかったんだ。はあ……夢見ちゃったな。あはは。全身から力が抜けるような気がした。
「キャル?何か悪い方に受け取ってるだろ?」
僕の視線が落ちていたのに気がついたセフィリノ様は、楽しそうな声を出した。
「話しを聞いて追い出すんでしょ。やはり僕ではダメだったんですよね。数日ですが夢が見れました。ありがとう存じます」
あ?ぶははとジルベルトも一緒になって爆笑。はあ?
「違うよ。お前の早とちりだ。話しを聞いて、どうやってお前を守るかの相談。お前の実情を知っている者は少なからずいたんだ。サイオスたち以外も、身分を偽ってお前の店に出入りしてたんだよ」
「え?僕の客にも?」
「それはさすがにあのふたりだけだったよ。あの店の売上げ一番と二番の客にいたんだ」
あ~あのふたりはなあ。別格だったよ。奉仕するのに長けてて、客受けは驚くほどよく、一晩の値段も僕よりも一割以上高かったはずだ。
「あのふたりを指名するのは、相当な地位の方しか。僕ですら子爵以下は数えるほどで、上は侯爵のエリオス様くらいまでで、後は豪商の方が少し」
「うん。お前売れっ子だったんだってな。ノルンなのにさ。すごいな」
「はあ……」
ジルベルトは、アンでないのにその売上はすごいと褒めてくれた。このふたりズレてんな。男娼の売り上げ成績を褒めるとか。嫌味なく褒めて来るのが変な感じで、なんて答えていいやら。
「サクディータは、国内一の店だと評判なんだよ。接客から店構までな。国内の貴族は客として随分と行っているんだ」
「ええ。その噂は聞いてます。ですが、その辺僕はあまり知らなくて。自分の客以外に興味なく、他の客に会う事も少ないですから」
玄関まで見送る客は常連や、気に入った客のみ。大体部屋でさよならが多いんだ。
「まあ、その辺は仕方あるまい。売り込んでも仕方ないしな」
「ええ」
そこらはコンラッドに調べてもらった。俺たちの密偵より数も多いし、金も使えるからって。
「お手数おかけしました」
「構わん。カミーユのためだし、俺たちはお前が好きだし、なんとかしてやりたかったからな」
ふたりともずっと優しげに対応してくれていた。子供の頃しか知らなくて、今が変わってるかもしれないのに。汚い以外が違ってたらどうするつもりなのか。
「なぜここまでするのですか。強くカミーユに言って諦めさせればよかったのに」
ほら正解。ジルベルト、キャルはそのままだったな。セフィリノうんとか言っている。なんなんだよ。
「あのまま大きくなって、かわいいままだ」
どこ見て言ってんの?背も相当大きくなったし、性格は捻くれたし。あの頃の純粋さはない。どこに視線を向けていいか分からず、俯いた。
「キャルは昔のまま。そりゃあ大人になってるから多少は違うだろうけどさ。それでもな」
「……ありがとう存じます」
そう言うしかなかった。あの頃、みんなにどう思われていたかは、自分の視点でしかないから正直な所は分かりかねる。すると、カミーユが僕の背中を擦った。
「キャル。何にも心配はいらない。話してくれる?辛いだろうけど」
「うん」
僕は顔を上げて、あの日兄様に襲われる少し前から、カミーユの屋敷に来るまでを時間を掛けて話した。彼らは報告書の足りない部分やわかりにくい事なんかを間に質問している。
「そうか。今のダビィドの評判を知ってるか」
「はい。少しだけ。お客が口に出したものだけですね。深くは聞かなかったので」
そうかとポツリ。苦々しい口調で吐き捨てるような。目に余ったと。
「あいつはお前がいなくなってから、別人のように荒れた男になった。妻を貰って生まれた子は魔力の少ない子でな。魔力は大体学園に入る前には、後どのくらい増えるか予想がつくだろ?」
「ええ。そうですね。その年頃の倍にしかなりませんから」
はあと、深いため息をセフィリノ様ははいた。
「子供は数人生まれたが、七つになる前にみんな事故死だそうだ」
「え?」
なにそれ。どういう事なんだ。彼は更に険しくなった。
「密偵の報告では虐待死だそうだ。殴る蹴るでな」
「なんと……兄はなにゆえそんな事を」
「魔力の少なさにキレて。今はもう精神を病んでしまって、屋敷の離れに隔離だ。子どもたちは事故死で処理したそうだよ」
僕は自分がされていた事が頭を駆け巡った。あれを幼い子供にしたのか?子供たちはどれだけの絶望を味わってこの世を去ったんだよ。なんで……大人でも耐え難いのになんで……
「なんと酷い……ふっうっ……なんで……」
涙が零れた。あの時の魔物のような兄の顔を思い出してしまった。残虐な笑みと興奮して勃起してる姿。
あれを自分の子に……そこまでおかしくなっていたのか。子どもたちを思うと嗚咽が漏れて顔を手で覆った。
どれほど怖くて痛くて、このまま死んだら楽かなとか……叫びながら考えていたんだ。それがそんな幼子に……くふっ…ううっ
「すまない。辛い事を思い出させたな」
泣きながらなんとか答えた。
「すみません。あまりの事に……」
「いや。それが普通の反応だ。たとえ虐待を経験していない者にも、辛さは思いやれるからな」
自分の肩を抱いて膝に倒れ込んだ。だめだ。辛さが蘇って震える。背中が急に温かくなった。
「キャル。ぼくがいるよ。あなたの味方だ。辛さは分かってあけられないかも知れない。でも側にいるから」
「う…ん…うぅ……可哀想に……」
背中を抱えるように抱きしめてくれる。温かな体温に、ゆっくりと震えが収まってきた。共感してくれようとする優しさが落ち着かせてくれた。その気持ちが嬉しかった。
「それでな。父親はお前か子がいたらその子を欲しがっている」
「はい?今更何を僕に求めて……ああ」
そうか、兄が使い物にならないからね。さすが父上、都合のいい考え方だな。
「あれは探し出そうと数年前から動いていたらしいが、サクディータの客は口が硬い。それにあそこの男娼を気に入っていた貴族は、お前の父には何も教えなかったんだ。まあ、根本的に嫌われていたのもあるがな」
「当然ですね」
父上を本当の意味で好きな人なんて、一人しか知らないもの。セフィリノ様はそんなだから、いっそ取り潰すかと王と相談してるんだと。
「え?潰すのは構いませんが、王家の暗殺を請け負う者がいなくなりますよ?」
あれまあと。そっか信じている者がいるのか。キャルがそうならもっといるかもねと三人は頷いていた。
「お前王が依頼してたと思ってたんだな」
「あれ。違うのですか?」
「違う。あれば自分たちに不都合な事を知ってる者を始末してただけだ。お前の父と仲のいい貴族同士でな」
どういう事なんだ。というか、根本的にここにいる王子たちはふわふわ優しくて、家族の仲も良さげだ。大体男娼の売上げ褒めるとか、少しズレてるくらいいい人っぽい。あれ?
「お前の辛い話しをさせたから、後でと思ったが今の国の状況を話そう」
「はい」
セフィリノ様の話しはとんでもなかったんだ。これどうするつもりなんだってモノで。僕、お婿に来るの失敗かと思うほどの事態だったんだ。いや、カミーユは手放したくはないけど。
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