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3. 俺の頭はショート寸前
しおりを挟む爺さんも落ち着いたようで、涙でぐしゃぐしゃな顔を拭いてゴホンっと咳払いをした。
『取り乱してすまんかった。儂は守護の神ディフェスという。ここは儂の部屋、つまり神の部屋なんじゃが……』
ディフェスさんの話はこうだ。
神の姿や部屋は、感謝や信仰してくれる人の数などに比例している。
感謝されればされるほど、その神の姿は美しく、信仰する人が多ければ多いほど部屋の内装も豪華になる。
ちなみにディフェスさんの信仰数は数えるほど、感謝はごく稀だという。そのせいで部屋はあるが装飾は何も無く、その姿は年老いてしまったのだとか。
『このままでは100年と経たぬうちに儂の神力は底をつき、消滅するであろう…』
「……………」
なんというか…
神だとか消えるとか言われても正直現実味がない。俺いま変な宗教に勧誘されてる?
『信じられんか?』
「はぁ…」
この空間や、急に現れたことから多少はもしかして…と思うけど。
そんな時ー
『失礼するわよ~』
「!!」
急に声が聞こえたと思うと、先程よりも強い光が部屋を包み込んだ。
『はぁ~い。お話中ごめんなさいね~』
光が消え現れたのは、緩やかなウェーブのかかったブロンドヘアーに桃色の瞳。胸元が強調された白いマーメイドドレスを着た優しい笑顔の女性。
そんなハリウッド女優もビックリな美人が、いま目の前でニッコリと笑っている。
『良かった~。ちゃんとマモルくん移転できてたわね~』
「え?」
移転?てかなんで俺の名前…
なんかもう情報量多過ぎて訳わかんねぇんだけど…っ!
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