19 / 50
ナイトメア
ナイトメア5
しおりを挟む
夢は、幸せなファーストキスの時から、ケンが絶望の海に叩き落とされた半年後に場面が変わった。
ファーストキスから半年後の会社の事務所。
先輩に初めてをささげたその場所で、ケンは、誇らしげに結婚報告をする先輩を呆然と見つめていた。
二人が体を重ねてから数か月、先輩は、事ある事にケンを求めて来てくれた。
現場の近くの公衆トイレ、遅くなった事務所の更衣室では頻繁に、車の中、公園の林の中、花火見物の会場のすみの林の中。
現場の資材置き場。それから、ケンの住んでいるアパート。
先輩は、少し強引な所もあったけど情熱的で、ケンを抱きしめている時の先輩の腕は優しかった。
二人きりの時は、甘い愛の言葉も沢山貰えた。
ケンは、先輩の気持ちを信じ切っていて疑わなかった。
孤独に生きてきたケンが有頂天になって浮かれるほど、先輩はケンを恋人として扱ってくれた。
でも、二人が体を重ねた場所で、まともな場所は、ケンのアパートしかなかった。
先輩のアパートに連れて行ってもらえた事は、とうとう一度も無かった。
流石に半年近くもそんな事が続けば、子供のケンでも、コレだけ深い中になったのに一度も先輩のアパートに連れて行って貰えないのは何だか腑に落ちないと、思い始めていた。
いくら平日仕事で毎日会えると言っても、花火見物の一度きりしかデートらしいデートをして貰えてないのも気になっていた。
それで、ケンはひと月位前にとうとう先輩に言った。
「たまには、休日に綺麗なホテルとか、遊園地とか行きたいな」
その時は、先輩は笑顔で『そうだな』と言って再びケンを抱きしめてくれたのに、次に会った時には先輩の態度が一変していた。
ファーストキスから半年後の会社の事務所。
先輩に初めてをささげたその場所で、ケンは、誇らしげに結婚報告をする先輩を呆然と見つめていた。
二人が体を重ねてから数か月、先輩は、事ある事にケンを求めて来てくれた。
現場の近くの公衆トイレ、遅くなった事務所の更衣室では頻繁に、車の中、公園の林の中、花火見物の会場のすみの林の中。
現場の資材置き場。それから、ケンの住んでいるアパート。
先輩は、少し強引な所もあったけど情熱的で、ケンを抱きしめている時の先輩の腕は優しかった。
二人きりの時は、甘い愛の言葉も沢山貰えた。
ケンは、先輩の気持ちを信じ切っていて疑わなかった。
孤独に生きてきたケンが有頂天になって浮かれるほど、先輩はケンを恋人として扱ってくれた。
でも、二人が体を重ねた場所で、まともな場所は、ケンのアパートしかなかった。
先輩のアパートに連れて行ってもらえた事は、とうとう一度も無かった。
流石に半年近くもそんな事が続けば、子供のケンでも、コレだけ深い中になったのに一度も先輩のアパートに連れて行って貰えないのは何だか腑に落ちないと、思い始めていた。
いくら平日仕事で毎日会えると言っても、花火見物の一度きりしかデートらしいデートをして貰えてないのも気になっていた。
それで、ケンはひと月位前にとうとう先輩に言った。
「たまには、休日に綺麗なホテルとか、遊園地とか行きたいな」
その時は、先輩は笑顔で『そうだな』と言って再びケンを抱きしめてくれたのに、次に会った時には先輩の態度が一変していた。
0
あなたにおすすめの小説
素直じゃない人
うりぼう
BL
平社員×会長の孫
社会人同士
年下攻め
ある日突然異動を命じられた昭仁。
異動先は社内でも特に厳しいと言われている会長の孫である千草の補佐。
厳しいだけならまだしも、千草には『男が好き』という噂があり、次の犠牲者の昭仁も好奇の目で見られるようになる。
しかし一緒に働いてみると噂とは違う千草に昭仁は戸惑うばかり。
そんなある日、うっかりあられもない姿を千草に見られてしまった事から二人の関係が始まり……
というMLものです。
えろは少なめ。
カフェ・コン・レーチェ
こうらい ゆあ
BL
小さな喫茶店 音雫には、今日も静かなオルゴール調のの曲が流れている。
背が高すぎるせいか、いつも肩をすぼめている常連の彼が来てくれるのを、僕は密かに楽しみにしていた。
苦いブラックが苦手なのに、毎日変わらずブラックを頼む彼が気になる。
今日はいつもより温度を下げてみようかな?香りだけ甘いものは苦手かな?どうすれば、喜んでくれる?
「君の淹れる珈琲が一番美味しい」
苦手なくせに、いつも僕が淹れた珈琲を褒めてくれる彼。
照れ臭そうに顔を赤ながらも褒めてくれる彼ともっと仲良くなりたい。
そんな、ささやかな想いを込めて、今日も丁寧に豆を挽く。
甘く、切なく、でも愛しくてたまらない――
珈琲の香りに包まれた、静かで優しい記憶の物語。
攻められない攻めと、受けたい受けの話
雨宮里玖
BL
恋人になったばかりの高月とのデート中に、高月の高校時代の友人である唯香に遭遇する。唯香は遠慮なく二人のデートを邪魔して高月にやたらと甘えるので、宮咲はヤキモキして——。
高月(19)大学一年生。宮咲の恋人。
宮咲(18)大学一年生。高月の恋人。
唯香(19)高月の友人。性格悪。
智江(18)高月、唯香の友人。
発情期のタイムリミット
なの
BL
期末試験を目前に控えた高校2年のΩ・陸。
抑制剤の効きが弱い体質のせいで、発情期が試験と重なりそうになり大パニック!
「絶対に赤点は取れない!」
「発情期なんて気合で乗り越える!」
そう強がる陸を、幼なじみでクラスメイトのα・大輝が心配する。
だが、勉強に必死な陸の周りには、ほんのり漂う甘いフェロモン……。
「俺に頼れって言ってんのに」
「頼ったら……勉強どころじゃなくなるから!」
試験か、発情期か。
ギリギリのタイムリミットの中で、二人の関係は一気に動き出していく――!
ドタバタと胸きゅんが交錯する、青春オメガバース・ラブコメディ。
*一般的なオメガバースは、発情期中はアルファとオメガを隔離したり、抑制剤や隔離部屋が管理されていたりしていますが、この物語は、日常ラブコメにオメガバース要素を混ぜた世界観になってます。
病弱の花
雨水林檎
BL
痩せた身体の病弱な青年遠野空音は資産家の男、藤篠清月に望まれて単身東京に向かうことになる。清月は彼をぜひ跡継ぎにしたいのだと言う。明らかに怪しい話に乗ったのは空音が引き取られた遠縁の家に住んでいたからだった。できそこないとも言えるほど、寝込んでばかりいる空音を彼らは厄介払いしたのだ。そして空音は清月の家で同居生活を始めることになる。そんな空音の願いは一つ、誰よりも痩せていることだった。誰もが眉をひそめるようなそんな願いを、清月は何故か肯定する……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる