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40, 言葉が出て来ない(エロ)
しおりを挟むぐぷ……っぐりゅ、ぐちゅ……ぐぷ
「っあ……はぁ……ふっ、んんっ……」
ユジンは俺様が投げ出した足を太ももに乗せ、尻を抱えるようにして木の棒を抜き差ししている。
な、なんだ……結構気持ちいいぞこれ。
特におちんちんの裏側をごりゅっとされると……
ごりゅ
「んひぃぃ……あ゛っ……」
ごりゅ、ごりゅ、ごりゅ
変なもので感じたくなんてないのに、いつもユジンのおちんちんで突かれているところを同じようにされると強制的に気持ち良くされてしまう。
「これでもちゃんと気持ちいいだろ?」
ユジンが背中をやわやわと撫でながら聞いてくる。
「っぁ……ゆ、ユジンのが欲しい……」
ユジンめ、俺様を丸め込もうとしたってそうはいかないのだ。俺様はぜぇったいユジンのおちんちんがいいんだぞ!
「これも好きだろ?」
ぐぷぶ、ぐりゅぐりゅぐりゅぐりゅ
奥の方のあたると目の前が真っ白になる所の入り口に先端があてがわれて捏ね上げるように掻き乱される。
おちんちんでは無い動きに目の裏がチカチカした。
「つ…………!や、やらぁ……ユジンじゃ、なひゃ……イけなっ……」
それは本当だった。
棒でもユジンが動かしてると本当に気持ちいい。でも、気持ちよさがたまるばっかりであの突き抜けるような絶頂がなかなかやって来る気配がないのだ。
「そんなことないだろ。」
ユジンはそう言ってまた棒で俺様のお尻を突き上げていく。
中の気持ちいいところにごりゅっと擦れて目がパチパチする。
けど、やっぱりそれだけだ。
「うぅっ……ユジン……ゆじっ……」
辛くて切なくてとにかくユジンの名前を呼んだ。
そうしたら、ユジンの手がピタリと止まった。中に入っていたものがくちゅっと音を立てて抜けていき、肩を掴まれて仰向けにされる。
「なあ、なぜ私がいいんだ?」
目の前にこちらを見つめてくるユジンの顔があった。
言葉が出て来なくて黙って見つめ返す。
なぜ?
「お前、私の事をどう思っている?」
畳み掛けるようにまた次の問いを受けた。
それにも何も返せない。
俺様がユジンをどう思ってるか?
考えようとしても霞がかかったようになって言葉が出て来なかった。
ぼうっとユジンを見上げていると、少し眉根を寄せた険しい顔になる。
「悪魔は、人を好きになったりするのか?」
つぶやくような言葉だったけど、それにだけは返事ができた。
「お、俺様は、人間が好きだ……」
俺様は人間がみんな好きで、人間はみんな俺様を大事にしてくれて、ずっとそうやって生きてきたのだ。
あの人に会うまでは。
「リュス……」
呼ばれて我にかえると唇に熱いものが押しつけられていた。
ユジンの顔が目の前にあって重ねられた唇の隙間から舌が俺様の口の中に入ってくる。
そのたまらない感覚に直ぐに自分も舌を絡めてユジンの唾液をすすった。
キスをしながら抱き起こされて、ユジンの膝に座ろうとしたらお尻に熱いものがあてがわれた。
自分でもお尻の肉を持ち上げて挿れやすいように穴を広げながら、ゆっくり腰を落としてユジンの熱を飲み込んでいく。
ぐぐっ、ずぶぶぶっ
「ひゃ、……ああぁぁっ……」
さっきまで溜まっていた気持ちいいのが一気に吹き出した。
ずん、とユジンのおちんちんが奥にハマった衝撃で俺様のおちんちんからぴゅくぴゅくって精液が飛び出していく。
「っはぁ……まだ挿れただけなんだが、もう達したのか。」
衝撃に震えてる俺様の背中をすすっと撫でてきて、それだけでまた気持ちいいのが体に広がった。
下から揺さぶられながら目の前の顔に夢中でキスをする。
添えられた手に操られるように腰を浮かせてユジンの熱が抜ける直前まで引き出して、ぐっと引き下ろされるときにまたぐっぷり咥え込んで奥に先端が叩きつけられる。
イッてるのにそれをされると気持ち良くなりすぎるから、暫くしてつい足に力を入れて抽送を抑え込んでしまった。
そうすると、抵抗できないように押し倒されて組み敷かれ、ユジンの思うままに突き込まれた。
「はぁっ……リュスっ」
ユジンが名前を呼びながらぐぱんっと一際奥まで突き上げてきて、そこにどぷどぷと精液を吐き出す。
俺様の体もその感覚にゾクリとしてまた軽く絶頂した。
ユジンのものが染み渡って、体が軽くなっていく。
ユジンは珍しくその一回イっただけで動きを止めてしまった。
「ユジン、もっとシよ?」
そういって首筋に抱きついてうなじをちゅぱちゅぱ舐めてみる。
「くっそ。お前、何なんだ……」
珍しく少し焦ったような話し方でユジンが呟いた。
気にせずせっついていたら続きをしてくれたので、俺様は久しぶりに補給ができてすごく満足した。
次の日、ラムールに気まずそうに弁明しているユジンを見てなんだかおかしかった。
(つづく)
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みんなの感想(7件)
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こんにちは!!
めちゃくちゃ好みです!
更新楽しみにしてます!!
ジャガーさんコメントありがとうございます!
気に入って頂けて嬉しいです😭
続き書けたらと思いますので、どうにか気長にお待ちいただけたら幸いです🙇♀️!!
こんばんは。
更新ありがとうございます✨
リュスくんのおねだり、純粋で卑猥さはないのに、効果抜群でしたね…無自覚に好き好きされて…
先を楽しみにしています💓
いつも感想ありがとうございます!
これからも亀の歩みかもですが更新していきたいです💦
リュスのおねだり!
こうかはばつぐんだ!
ユジンはこうふんしている!
というのがつい浮かびました🤣
こんばんは、感想を書いていたんですが間に合わず
集計には関係のないタイミングになってしまいましたが、失礼いたします
冒頭部分のおとぎ話のような柔らかい雰囲気から、ユジンに無理矢理手篭めにされる急展開でしたが、幼稚なリュスくんの言動や思考の幼さであったりそういう部分が陽気な雰囲気でグインとの会話でリュスくんが思ったより子供じゃない見た目な事にびっくりしました
ギャップがかわいいです
ユジンがリュスのことが好きなのに態度が素直じゃなかったり、悪魔と神のストーリーとの絡め方、謎が残っていて続きがとても楽しみです…!
大喜さんコメントありがとうございます!
私も冒頭は読んでる人リュスのビジュアル勘違いするだろうなぁと思いながら書きました。
見た目と中身の年齢差が激しい主な理由は小説大賞でR18はキャラ18歳以上でってなってるからですが、多少本人の過去も関わっているつもりです。
ユジンは愛し方を知らない子なので(笑)当面ツンツンしてます。
どこかで爆発するのだろうか🤔
鬱陶しがってるけど実は大好きが染み出るみたいなの癖なので中々デレません。
でも何か理由があってツンツンしてたけど理由がなくなった途端タガが外れてデレが突き抜けるのも好き。
続き頑張ります!