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転生したら賢者ポジだったけど魔王激推しガチ恋
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ツンデレ魔王候補攻め、鈍感おバカガチ恋ヲタ転生者受け
すれ違い、勘違い、受けフェラ、兜合わせ、本番なし、脅迫※
※受けは最初から最後までおけまるですが攻め視点では脅迫なので苦手な方はご注意ください。
リクエストの続編です。
————-
前世で初めてゲームをプレイしてから5年、転生してから17年、ずっとジークライト激推しガチ恋勢だった僕に最大のピンチが訪れていた。
以前よりだいぶ早く身支度を整えてそっと個室のドアを開けると、共同スペースをキョロキョロと見回してジークがいないことを確認し玄関に向かう。
扉をくぐるすんでのところで、背後からカチャリと音がした。
ジークの個室ドアの音だ。
同室になったばかりの頃はその音すら尊くて魔術でこっそり録音して何度も聞いてたからすぐにわかる。
まだ出てくる時間じゃないはずなのに珍しい。
「なあ、」
わ、寝起きの眠そうな声も最高。
エチチ周波数マジやばい。ごちです。
内心で思うだけで僕は彼の呼びかけに振り返りも返事もすることなくそそくさと部屋を後にした。
バタン、玄関扉を閉めると同時に鬼速度で振り向いて中の様子を透視する。
ジークは僕が出ていくのを見届けた後舌打ちをしてまた部屋に戻ってしまった。
あわわ。そりゃそうだよね。無視されたら嫌だよね。
さらに結界の張られたジークの部屋までかろうじて透視すると、シルエットだけ見えて布団に潜ったのが分かった。
流石に今から二度寝したら一限に間に合わないんだけど、今の僕が起こしに行けると思わない。
諦めてジークを置いて一人校舎に向かった。
こうなったのは、あの日のエッチが生々し過ぎたせいだ。
僕はずっと二次元に恋して生きてきた。
ジークに対しても、ずっとどこか二次元キャラを3Dメガネで愛でている感覚だったんだ。
でも、もう僕はジークの熱も、しなやかな筋肉も、しっとりした肌の感触も全部知ってる。
体温も、厚みも、手触りもない二次元の存在だなんて到底思えなくなってしまった。
それで、ジークに見つめらるとリアルな感覚がブワッと頭の中に回っちゃって、そんな自分を見られてるのが恥ずかしくて仕方なくて、まともに接することが出来なくなった。
だから、あれからずっと僕はジークを避けている。
まさか、自分がこんなあからさまな好き避けをする人間だなんて思わなかった。
これからもっと仲良くなって、キスしてハグしてラブラブエッチするつもりだったのに、初エッチの後シャワー上がりのジークが戻ってきた途端マッハで自室に駆け込んだ自分マジでなんなの。
でも無理。
ジークに見られてると思うだけでダイナマイト飲み込んで爆発してチリヂリになっちゃいたいぐらい恥ずかしい。
肉片は全部ジークに降り注げ?
二次元が好きだった時は推しを避けるなんてあり得なかった。
公式周回して、メディアミックスは戦々恐々しながら全部追って、寝る前はイラスト投稿サイト巡回して、夏と冬にはお宝本集めて、どんなに追っかけても更にモギュモギュできたのに……。
前よりももっともっとジークが好きになってるのに、今はちょっと視界に入れただけでパンクしそう。
嫌な態度とりたくないのにいざ目の前にすると避けてしまうので、最近は悩みすぎてあんまり眠れてない。
三次元、厄介すぎない?
僕は小さくため息をついて、学級委員として今朝のクラスへの連絡事項を聞きに職員室に向かった。
そこでの担任の爆弾発言。
「リンドラントが部屋替えを希望してるんだが、何か問題があったか?」
僕は頭が真っ白になった。
ジークライト・リンドラント。
やたら語呂がいい彼のフルネーム。
内心ぎゃん泣きしたくなってるのにスト爺の体はすんとしたまま冷静に嘘をついた。
「いえ、特には。」
はい、あります。彼を無視しまくってます。
「彼とは上手くやれてますし、私はその必要を感じません。」
我ながらよくまあ平然と言えるもんだと感心する。
「そうか?何だか顔色が悪いぞ。責任感から言ってるなら無理しなくていい。確かにリンドラントの面倒を頼んだが、君だって生徒だ。義務はない。」
「彼とは……ちゃんと話します。すみません、実は朝から体調が優れなくて、今日休んでいいですか?」
僕は速攻で寮の部屋に戻った。
玄関を入ってまっすぐにジークの部屋の前に立つ。
ドアには鍵がかかってたが術式を使って解除した。
中ではジークがまだベッドに横たわっていた。
寝てはいなかったのか、ドアが開く音にすぐに反応して顔を上げる。
「なっ、お前、何して……」
久々にまともにジークの顔を見た。
はぁ、尊い。びっくりしてる顔もしゅきぃ。
口が半開きなの性的すぎる。
「部屋替えを希望しただろう。」
ううっ、こっち見てる。恥ずかしい。
でも我慢しなきゃ。
グッと顔に力を入れて耐え、ベッドに座る彼に近づく。
「そんな怖ぇ顔することか?お前だって嫌いな奴と一緒に居たくないだろうが。」
ジークが可愛らしくぷいっとそっぽを向く。
あーもういちいち可愛いのやめれ。可愛いから。
「私がいつそんなことを言ったんだい。私は……君の面倒を見るように学園に頼まれている。」
危ない危ない。
好きだから離れたくないって言っちゃうとこでしたよ!
どん引きされて部屋替え不可避になるとこでしたぁ!
僕のとっさの言い分を、ジークはハッと笑い飛ばした。
「それで失敗したと思われて自分の評判下げたくねぇって事か。優等生さんよ。」
誰だジークをそんなことに利用する最低な打算野郎は。
……僕だよ!
でももうこの線で頼むしかない!
「そうだ。今部屋替えされると私の評価に響いてしまう。だから頼む。君と一緒にいたい。」
最後本音漏れてて草。
「っ……そうかよ。……なあ……。これが、見られたらもっと評判下がるかもな。どうする?」
ジークがベッドサイドから卵みたいな装置を取り出した。
この世界の魔道具で、プロジェクターみたいに中に記録した映像を投影できる。
カチリとボタンを操作すると、グチャグチャになってジークに犯されているあの日の自分が眼前に映し出された。
「撮って、いたのか……。」
ジーク……。
グッッッッジョブすぎでしょ!!!
この装置には空間ごと映像を保管できるから、投写位置を弄ればジークの姿を映し出すこともできるのだ。
生ジークのセックスビデオ。
嗚呼、欲しひ。
ボク、ソレ、ホシイ。
持ってるカード枠全部捧げてもいい。
あとは何を捧げればいい?心臓?
肝臓と脾臓もついでにつけとく?
眼球はダメだよ。ジーク見る専用だから。
「欲しいか?」
ジークが装置を僕に向かって掲げる。
その言葉に、首が取れるぞってくらいガクガク頷いた。
「じゃあ、分かるよな。」
彼が僕の立ってる側のベッドサイドに腰掛ける。
手を引かれてカクンと膝が折れ、僕は座るジークの前に跪いた。
眼前のズボンが寛げられて、中から少し萌しているジークの性器が取り出される。
「しゃぶれよ。」
突然命じられたご褒美に口内に唾液が溜まる。
え、これ、自分頂いちゃっていいんですか?
タダで?
いきなり出されたご馳走に順応しきれず思わず上を見上げれば、こちらをじっと見ているジークと目があった。
熱っぽいギラギラした瞳がこちらを睨んでいる。
や、だからその半開きの口やめれ。半開きだから。
煽られるように僕の熱も中心からカッと上がるのを感じた。
ジークの手が伸びてきて探るようにそっと僕の頭に添えられる。
するりと軽く撫でられる感覚に肩が震えた。
あーもう頭撫でられただけでイきそうなんだけど君の手はあれかね。ゴッドハンドか何かかね。
堪らなくなって手に導かれるまま僕は目の前の股間に顔を埋めた。
あへぇぇ!ジークライトしゃまのおちんぽ美味しいれすぅ!
と心の中で叫びながら目の前にそそり立つ肉の棒にちろちろと舌を這わせる。
うまくできているとは思えないけどジークのそれは少し舐めたらガチガチの臨戦態勢になった。
はぁ、思春期のポテンシャルすご。男の子は元気が一番。
サイズも大きいし、太いし、勃ちやすいって17歳と思えないハイクウォちんちん最高。
これが僕の中をズボズボ出入りしたんだなって思ったら後ろの穴がキュンてして口の中に更に唾液が溢れた。
それをゴクリと飲み込むと今度は口の中に乾きを覚える。
あー固唾飲まないで滑りやすくなるようにちんこに塗ればよかった。
僕、絶対上手く出来てない。
さっきからあまっちょろく舐めてばっかりだもの。
だって、激しくするとジュポジュポとかズゾズゾとか音がして思った以上に恥ずかしいんだこれ。
漫画だとそれがいいのに現実だとはっず。
妄想の中の僕はいつも超絶フェラテクでジークの雄汁を絞りまくってるというのに、現実の経験値ゴミの僕はせっかくジークのオナホ肉奴隷にして貰えるこのチャンスをぜんっぜん活かせてない。
無視しまくって好感度だだ下がりの今、これしか道はないというのにぃ!
ビデオも欲しいしぃ!
「どうした。嫌なのか。」
動きが鈍った僕にジークが聞いてくる。
嫌なもんか!ムチャクチャ美味だわ!
というと気持ちがバレてしまうかもしれないのでぐっと我慢。
「すまない。その、初めてで、上手く出来ないんだ。君も気持ちよくないだろう。」
「別に、そんなこと言ってねぇ。
そんな風に言ったって止めねぇぞ。」
「じゃあ、私にしゃぶられて気持ちいいのか?」
「っ……知るかよ!」
ジークが顔を赤くして怒り出す。
やっぱり気持ちよくないんだ……。
はっきり言わないのは優しさなのかな。
脅している相手にも気を使うジークいい子過ぎない?
でもこのままだと、肉奴隷にもなれないしビデオも手に入らないし同室も解消……ってあれ?恥ずかしいとか言ってる場合じゃなくない!?
僕は必死でまたジークの性器を口に含んだ。
今度は喉の奥まで咥え込んでぢゅうぢゅうと口腔全体で締め上げる。
喉を使って吸い付きながら唇で竿を扱くように抽送すると、ずぶずぶぐちゃぐちゃといやらしい音が耳を満たした。
「くっ……お前っ、急に」
ジークが前のめりになって僕の頭を抱き込むように被さってくる。
その反応が嬉しくてさらに激しく口でジークに奉仕した。
「はぁっ、出るっ」
ぎゅっと頭を抱きしめられた直後、口に含んだものが数回震えて先端から精液が噴き出した。
口の中に注がれたそれを夢中で飲み下す。
味は美味しくないけど、ジークのだと思うと嬉しくて一滴もこぼしたくない。
歯茎の奥に流れた分までペロリと舐めとって噛み締めた。
うん。僕やれば出来る子。
悦に入っているとするりとジークの掌が首筋を掠める。
その感覚に昂ぶった体がぞくっとして身震いした。
出したのに何で離れてかないんだろうって思ったけど、僕の腕ががっちりジークの腰にしがみついてるせいですよねそうですよね。
この僕のおててめ。めっ!と叱って離そうとしても体が拒否している。
つい出来心で少しだけもみっとジークの尻に触れてる掌を動かした。
引き締まったお尻の感触に頭やられそう。
前世だったら完全なセクハラだし痴漢行為なんだけどふわぁぁごめんなざい掌が幸せでしゅうぅぅ!
流石の蛮行に耐えかねたのか、しつこくやわやわと揉んでいるとジークの腕がベリっと僕の体を引き剥がした。
そのまま顎を掴まれて人差し指で口をこじ開けられる。
こ、この指ペロペロさしてもらっていいですかね?
「吐き出さないのか?」
開いた口を覗き込んで様子を見ている。
そこには何も残ってない。
カケラも逃がさず飲んだからね。
「……口に含まされる前に消滅させたか。」
いや、ありがたく頂いてやりましたよ。
「もういいだろう。早く装置を渡してくれないか。」
僕は顎を掴んでいる手を振りほどいてジークに言った。
いつまでも目の前にあんなエッチな指をぶら下げられたらそのうちしゃぶりついてしまう。
こちとらちんこしゃぶらせて貰うわ尻揉まさして貰うわで余裕ないんじゃ。
早いとこビデオ貰ってそれで一発抜きたい。
もう前が張り詰めすぎて辛い。ちんこ爆発する。
血肉は全部ジークの口めがけて飛んでけ?
僕が装置を受け取ろうと差し出した手は、肘あたりで掴まれて強い力でベッドに引っ張り上げられた。
両手首をひとまとめにされてまた拘束の術式がかけられる。
こないだより更に術の掛け方が雑になってる。
脅してるから逃げないと思われてるのかな。
「誰があれだけで終わるって言った?」
ジークが仰向けで横たわる僕に馬乗りになったまま乱暴にシャツを脱ぎ捨てる。
「そんな……。」
僕は目を見開いてニヤリと笑うジークを見返した。
え、い、いいんですか続けてもらっちゃって!?
しかもこんな特等席でジークの生ストリップ見さしてもらっちゃって!!
こないだの時はジークはほぼ着衣だったから、初めて間近で見るその上半身に思わず釘付けになる。
そそそその健康的な細マッチョの体にカフェオレ色の乳首は反則じゃないかねぇ!?
あーもう心臓がキュン停止する!医者を呼べ!
いや来なくていい今は邪魔するなお願いします。
ドギマギしていると僕のシャツもボタンを全部外されて纏めて拘束された腕までたくし上げられた。
ベルトを外されてズボンも引き下ろされる。
履いてたローファーごと足から抜かれてベッドサイドに落ちていった。
今まともに身につけてるの下着と靴下しかない。
「勃ってんじゃねえか、変態。」
いやいやいや、勃つでしょこんなの。
好きな人とエロいことしたら勃起するのは正常かつ健全でしょ。
下を見ればグレーの下着が見事にテントを張っていて、先端が先走りで濡れそこを中心に布の色が変わってる。
ジークも前をくつろげていたズボンを脱ぎ捨て、ペニスがはみ出たパンツ姿のまままた僕の上に乗り上げた。
彼のも、さっき出したばかりのはずなのにもう元気に上を向いてる。
こんなのエッチすぎる。ゴクリと喉が鳴った。
ジークの手が伸びてきて僕の下着に触れる。
そのまま前を引き下ろされて、勃起した性器がブルンと跳ねた。
くちゅっ、じゅぷん、ぢゅっ
「んっ、はぁ……あっ、ああ゛っ」
固くなったそこを握られて擦られるだけで果てそうになる。
ごりっという甘い感覚に見てみれば、ジークの怒張が僕のに擦り付けられていて、彼の手の中で一緒に追い詰められていた。
何これ、僕死ぬの?死ぬ前に見てる幻視だよねこれ。
じゃなきゃこんな都合のいいことになる訳ない。
じゅぷぷっ
「ん゛あぁぅっ!!」
ぴゅっ、ぴゅるる
散々昂ぶっていた僕の体がジークとの兜合わせという視界テロに耐えられる訳もなく、僕は相手の竿に浮き出た血管の凹凸と手のひらの刺激で呆気なく絶頂した。
あー気持ちいい……。
脱力して頭が深く枕に沈む。
そのさらけ出した首筋にジークがチュッチュと吸い付いてきた。
ふふっ髪が当たってくすぐったいけどこれも気持ちがいいな……。
達した後の竿もゆるゆる刺激されていてマッサージみたい。
……
……あ……やば……出したからか眠くなってきちゃった。
最近、寝てなかったからな……。
いや、だめだ、ねちゃ。
まだ肝心のこと、伝えてない……。
「じーく……」
僕はまだ僕の胸元に舌を這わせている彼の頭を両手でつかんでぐいっと引き寄せた。
拘束は邪魔だから取った。
「なっお前っ、手……」
ジークの顔が間近にある。かっこいい。大好き。
「無視したり避けたりしてごめん。僕、君にどう接したらいいか分からなくなっちゃって。
でも、きらいなわけじゃないよ……。」
「……」
ジークからの返事はない。
あーもうダメ、ギブ……。ジークしか勝たん……
「……嫌いじゃないなら、何なんだよ……」
もうほとんど意識は無くてジークが言ったことも認識できなかった。
唇に何か暖かくて柔らかいものが当たる感覚を最後に、僕は完全に眠りに落ちた。
(おわり)
すれ違い、勘違い、受けフェラ、兜合わせ、本番なし、脅迫※
※受けは最初から最後までおけまるですが攻め視点では脅迫なので苦手な方はご注意ください。
リクエストの続編です。
————-
前世で初めてゲームをプレイしてから5年、転生してから17年、ずっとジークライト激推しガチ恋勢だった僕に最大のピンチが訪れていた。
以前よりだいぶ早く身支度を整えてそっと個室のドアを開けると、共同スペースをキョロキョロと見回してジークがいないことを確認し玄関に向かう。
扉をくぐるすんでのところで、背後からカチャリと音がした。
ジークの個室ドアの音だ。
同室になったばかりの頃はその音すら尊くて魔術でこっそり録音して何度も聞いてたからすぐにわかる。
まだ出てくる時間じゃないはずなのに珍しい。
「なあ、」
わ、寝起きの眠そうな声も最高。
エチチ周波数マジやばい。ごちです。
内心で思うだけで僕は彼の呼びかけに振り返りも返事もすることなくそそくさと部屋を後にした。
バタン、玄関扉を閉めると同時に鬼速度で振り向いて中の様子を透視する。
ジークは僕が出ていくのを見届けた後舌打ちをしてまた部屋に戻ってしまった。
あわわ。そりゃそうだよね。無視されたら嫌だよね。
さらに結界の張られたジークの部屋までかろうじて透視すると、シルエットだけ見えて布団に潜ったのが分かった。
流石に今から二度寝したら一限に間に合わないんだけど、今の僕が起こしに行けると思わない。
諦めてジークを置いて一人校舎に向かった。
こうなったのは、あの日のエッチが生々し過ぎたせいだ。
僕はずっと二次元に恋して生きてきた。
ジークに対しても、ずっとどこか二次元キャラを3Dメガネで愛でている感覚だったんだ。
でも、もう僕はジークの熱も、しなやかな筋肉も、しっとりした肌の感触も全部知ってる。
体温も、厚みも、手触りもない二次元の存在だなんて到底思えなくなってしまった。
それで、ジークに見つめらるとリアルな感覚がブワッと頭の中に回っちゃって、そんな自分を見られてるのが恥ずかしくて仕方なくて、まともに接することが出来なくなった。
だから、あれからずっと僕はジークを避けている。
まさか、自分がこんなあからさまな好き避けをする人間だなんて思わなかった。
これからもっと仲良くなって、キスしてハグしてラブラブエッチするつもりだったのに、初エッチの後シャワー上がりのジークが戻ってきた途端マッハで自室に駆け込んだ自分マジでなんなの。
でも無理。
ジークに見られてると思うだけでダイナマイト飲み込んで爆発してチリヂリになっちゃいたいぐらい恥ずかしい。
肉片は全部ジークに降り注げ?
二次元が好きだった時は推しを避けるなんてあり得なかった。
公式周回して、メディアミックスは戦々恐々しながら全部追って、寝る前はイラスト投稿サイト巡回して、夏と冬にはお宝本集めて、どんなに追っかけても更にモギュモギュできたのに……。
前よりももっともっとジークが好きになってるのに、今はちょっと視界に入れただけでパンクしそう。
嫌な態度とりたくないのにいざ目の前にすると避けてしまうので、最近は悩みすぎてあんまり眠れてない。
三次元、厄介すぎない?
僕は小さくため息をついて、学級委員として今朝のクラスへの連絡事項を聞きに職員室に向かった。
そこでの担任の爆弾発言。
「リンドラントが部屋替えを希望してるんだが、何か問題があったか?」
僕は頭が真っ白になった。
ジークライト・リンドラント。
やたら語呂がいい彼のフルネーム。
内心ぎゃん泣きしたくなってるのにスト爺の体はすんとしたまま冷静に嘘をついた。
「いえ、特には。」
はい、あります。彼を無視しまくってます。
「彼とは上手くやれてますし、私はその必要を感じません。」
我ながらよくまあ平然と言えるもんだと感心する。
「そうか?何だか顔色が悪いぞ。責任感から言ってるなら無理しなくていい。確かにリンドラントの面倒を頼んだが、君だって生徒だ。義務はない。」
「彼とは……ちゃんと話します。すみません、実は朝から体調が優れなくて、今日休んでいいですか?」
僕は速攻で寮の部屋に戻った。
玄関を入ってまっすぐにジークの部屋の前に立つ。
ドアには鍵がかかってたが術式を使って解除した。
中ではジークがまだベッドに横たわっていた。
寝てはいなかったのか、ドアが開く音にすぐに反応して顔を上げる。
「なっ、お前、何して……」
久々にまともにジークの顔を見た。
はぁ、尊い。びっくりしてる顔もしゅきぃ。
口が半開きなの性的すぎる。
「部屋替えを希望しただろう。」
ううっ、こっち見てる。恥ずかしい。
でも我慢しなきゃ。
グッと顔に力を入れて耐え、ベッドに座る彼に近づく。
「そんな怖ぇ顔することか?お前だって嫌いな奴と一緒に居たくないだろうが。」
ジークが可愛らしくぷいっとそっぽを向く。
あーもういちいち可愛いのやめれ。可愛いから。
「私がいつそんなことを言ったんだい。私は……君の面倒を見るように学園に頼まれている。」
危ない危ない。
好きだから離れたくないって言っちゃうとこでしたよ!
どん引きされて部屋替え不可避になるとこでしたぁ!
僕のとっさの言い分を、ジークはハッと笑い飛ばした。
「それで失敗したと思われて自分の評判下げたくねぇって事か。優等生さんよ。」
誰だジークをそんなことに利用する最低な打算野郎は。
……僕だよ!
でももうこの線で頼むしかない!
「そうだ。今部屋替えされると私の評価に響いてしまう。だから頼む。君と一緒にいたい。」
最後本音漏れてて草。
「っ……そうかよ。……なあ……。これが、見られたらもっと評判下がるかもな。どうする?」
ジークがベッドサイドから卵みたいな装置を取り出した。
この世界の魔道具で、プロジェクターみたいに中に記録した映像を投影できる。
カチリとボタンを操作すると、グチャグチャになってジークに犯されているあの日の自分が眼前に映し出された。
「撮って、いたのか……。」
ジーク……。
グッッッッジョブすぎでしょ!!!
この装置には空間ごと映像を保管できるから、投写位置を弄ればジークの姿を映し出すこともできるのだ。
生ジークのセックスビデオ。
嗚呼、欲しひ。
ボク、ソレ、ホシイ。
持ってるカード枠全部捧げてもいい。
あとは何を捧げればいい?心臓?
肝臓と脾臓もついでにつけとく?
眼球はダメだよ。ジーク見る専用だから。
「欲しいか?」
ジークが装置を僕に向かって掲げる。
その言葉に、首が取れるぞってくらいガクガク頷いた。
「じゃあ、分かるよな。」
彼が僕の立ってる側のベッドサイドに腰掛ける。
手を引かれてカクンと膝が折れ、僕は座るジークの前に跪いた。
眼前のズボンが寛げられて、中から少し萌しているジークの性器が取り出される。
「しゃぶれよ。」
突然命じられたご褒美に口内に唾液が溜まる。
え、これ、自分頂いちゃっていいんですか?
タダで?
いきなり出されたご馳走に順応しきれず思わず上を見上げれば、こちらをじっと見ているジークと目があった。
熱っぽいギラギラした瞳がこちらを睨んでいる。
や、だからその半開きの口やめれ。半開きだから。
煽られるように僕の熱も中心からカッと上がるのを感じた。
ジークの手が伸びてきて探るようにそっと僕の頭に添えられる。
するりと軽く撫でられる感覚に肩が震えた。
あーもう頭撫でられただけでイきそうなんだけど君の手はあれかね。ゴッドハンドか何かかね。
堪らなくなって手に導かれるまま僕は目の前の股間に顔を埋めた。
あへぇぇ!ジークライトしゃまのおちんぽ美味しいれすぅ!
と心の中で叫びながら目の前にそそり立つ肉の棒にちろちろと舌を這わせる。
うまくできているとは思えないけどジークのそれは少し舐めたらガチガチの臨戦態勢になった。
はぁ、思春期のポテンシャルすご。男の子は元気が一番。
サイズも大きいし、太いし、勃ちやすいって17歳と思えないハイクウォちんちん最高。
これが僕の中をズボズボ出入りしたんだなって思ったら後ろの穴がキュンてして口の中に更に唾液が溢れた。
それをゴクリと飲み込むと今度は口の中に乾きを覚える。
あー固唾飲まないで滑りやすくなるようにちんこに塗ればよかった。
僕、絶対上手く出来てない。
さっきからあまっちょろく舐めてばっかりだもの。
だって、激しくするとジュポジュポとかズゾズゾとか音がして思った以上に恥ずかしいんだこれ。
漫画だとそれがいいのに現実だとはっず。
妄想の中の僕はいつも超絶フェラテクでジークの雄汁を絞りまくってるというのに、現実の経験値ゴミの僕はせっかくジークのオナホ肉奴隷にして貰えるこのチャンスをぜんっぜん活かせてない。
無視しまくって好感度だだ下がりの今、これしか道はないというのにぃ!
ビデオも欲しいしぃ!
「どうした。嫌なのか。」
動きが鈍った僕にジークが聞いてくる。
嫌なもんか!ムチャクチャ美味だわ!
というと気持ちがバレてしまうかもしれないのでぐっと我慢。
「すまない。その、初めてで、上手く出来ないんだ。君も気持ちよくないだろう。」
「別に、そんなこと言ってねぇ。
そんな風に言ったって止めねぇぞ。」
「じゃあ、私にしゃぶられて気持ちいいのか?」
「っ……知るかよ!」
ジークが顔を赤くして怒り出す。
やっぱり気持ちよくないんだ……。
はっきり言わないのは優しさなのかな。
脅している相手にも気を使うジークいい子過ぎない?
でもこのままだと、肉奴隷にもなれないしビデオも手に入らないし同室も解消……ってあれ?恥ずかしいとか言ってる場合じゃなくない!?
僕は必死でまたジークの性器を口に含んだ。
今度は喉の奥まで咥え込んでぢゅうぢゅうと口腔全体で締め上げる。
喉を使って吸い付きながら唇で竿を扱くように抽送すると、ずぶずぶぐちゃぐちゃといやらしい音が耳を満たした。
「くっ……お前っ、急に」
ジークが前のめりになって僕の頭を抱き込むように被さってくる。
その反応が嬉しくてさらに激しく口でジークに奉仕した。
「はぁっ、出るっ」
ぎゅっと頭を抱きしめられた直後、口に含んだものが数回震えて先端から精液が噴き出した。
口の中に注がれたそれを夢中で飲み下す。
味は美味しくないけど、ジークのだと思うと嬉しくて一滴もこぼしたくない。
歯茎の奥に流れた分までペロリと舐めとって噛み締めた。
うん。僕やれば出来る子。
悦に入っているとするりとジークの掌が首筋を掠める。
その感覚に昂ぶった体がぞくっとして身震いした。
出したのに何で離れてかないんだろうって思ったけど、僕の腕ががっちりジークの腰にしがみついてるせいですよねそうですよね。
この僕のおててめ。めっ!と叱って離そうとしても体が拒否している。
つい出来心で少しだけもみっとジークの尻に触れてる掌を動かした。
引き締まったお尻の感触に頭やられそう。
前世だったら完全なセクハラだし痴漢行為なんだけどふわぁぁごめんなざい掌が幸せでしゅうぅぅ!
流石の蛮行に耐えかねたのか、しつこくやわやわと揉んでいるとジークの腕がベリっと僕の体を引き剥がした。
そのまま顎を掴まれて人差し指で口をこじ開けられる。
こ、この指ペロペロさしてもらっていいですかね?
「吐き出さないのか?」
開いた口を覗き込んで様子を見ている。
そこには何も残ってない。
カケラも逃がさず飲んだからね。
「……口に含まされる前に消滅させたか。」
いや、ありがたく頂いてやりましたよ。
「もういいだろう。早く装置を渡してくれないか。」
僕は顎を掴んでいる手を振りほどいてジークに言った。
いつまでも目の前にあんなエッチな指をぶら下げられたらそのうちしゃぶりついてしまう。
こちとらちんこしゃぶらせて貰うわ尻揉まさして貰うわで余裕ないんじゃ。
早いとこビデオ貰ってそれで一発抜きたい。
もう前が張り詰めすぎて辛い。ちんこ爆発する。
血肉は全部ジークの口めがけて飛んでけ?
僕が装置を受け取ろうと差し出した手は、肘あたりで掴まれて強い力でベッドに引っ張り上げられた。
両手首をひとまとめにされてまた拘束の術式がかけられる。
こないだより更に術の掛け方が雑になってる。
脅してるから逃げないと思われてるのかな。
「誰があれだけで終わるって言った?」
ジークが仰向けで横たわる僕に馬乗りになったまま乱暴にシャツを脱ぎ捨てる。
「そんな……。」
僕は目を見開いてニヤリと笑うジークを見返した。
え、い、いいんですか続けてもらっちゃって!?
しかもこんな特等席でジークの生ストリップ見さしてもらっちゃって!!
こないだの時はジークはほぼ着衣だったから、初めて間近で見るその上半身に思わず釘付けになる。
そそそその健康的な細マッチョの体にカフェオレ色の乳首は反則じゃないかねぇ!?
あーもう心臓がキュン停止する!医者を呼べ!
いや来なくていい今は邪魔するなお願いします。
ドギマギしていると僕のシャツもボタンを全部外されて纏めて拘束された腕までたくし上げられた。
ベルトを外されてズボンも引き下ろされる。
履いてたローファーごと足から抜かれてベッドサイドに落ちていった。
今まともに身につけてるの下着と靴下しかない。
「勃ってんじゃねえか、変態。」
いやいやいや、勃つでしょこんなの。
好きな人とエロいことしたら勃起するのは正常かつ健全でしょ。
下を見ればグレーの下着が見事にテントを張っていて、先端が先走りで濡れそこを中心に布の色が変わってる。
ジークも前をくつろげていたズボンを脱ぎ捨て、ペニスがはみ出たパンツ姿のまままた僕の上に乗り上げた。
彼のも、さっき出したばかりのはずなのにもう元気に上を向いてる。
こんなのエッチすぎる。ゴクリと喉が鳴った。
ジークの手が伸びてきて僕の下着に触れる。
そのまま前を引き下ろされて、勃起した性器がブルンと跳ねた。
くちゅっ、じゅぷん、ぢゅっ
「んっ、はぁ……あっ、ああ゛っ」
固くなったそこを握られて擦られるだけで果てそうになる。
ごりっという甘い感覚に見てみれば、ジークの怒張が僕のに擦り付けられていて、彼の手の中で一緒に追い詰められていた。
何これ、僕死ぬの?死ぬ前に見てる幻視だよねこれ。
じゃなきゃこんな都合のいいことになる訳ない。
じゅぷぷっ
「ん゛あぁぅっ!!」
ぴゅっ、ぴゅるる
散々昂ぶっていた僕の体がジークとの兜合わせという視界テロに耐えられる訳もなく、僕は相手の竿に浮き出た血管の凹凸と手のひらの刺激で呆気なく絶頂した。
あー気持ちいい……。
脱力して頭が深く枕に沈む。
そのさらけ出した首筋にジークがチュッチュと吸い付いてきた。
ふふっ髪が当たってくすぐったいけどこれも気持ちがいいな……。
達した後の竿もゆるゆる刺激されていてマッサージみたい。
……
……あ……やば……出したからか眠くなってきちゃった。
最近、寝てなかったからな……。
いや、だめだ、ねちゃ。
まだ肝心のこと、伝えてない……。
「じーく……」
僕はまだ僕の胸元に舌を這わせている彼の頭を両手でつかんでぐいっと引き寄せた。
拘束は邪魔だから取った。
「なっお前っ、手……」
ジークの顔が間近にある。かっこいい。大好き。
「無視したり避けたりしてごめん。僕、君にどう接したらいいか分からなくなっちゃって。
でも、きらいなわけじゃないよ……。」
「……」
ジークからの返事はない。
あーもうダメ、ギブ……。ジークしか勝たん……
「……嫌いじゃないなら、何なんだよ……」
もうほとんど意識は無くてジークが言ったことも認識できなかった。
唇に何か暖かくて柔らかいものが当たる感覚を最後に、僕は完全に眠りに落ちた。
(おわり)
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