【R18/短編】俺の固有スキル:スパダリ勇者のバフ

ナイトウ

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俺の固有スキル:スパダリ勇者のバフ

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スパダリ溺愛チート勇者攻め、バフ役平凡受け
肉体改造、受け強制絶倫化、母乳、搾乳、搾精、トコロテン、強制連続絶頂


俺の生まれた年、俺の村は勇者の村になった。

高名な預言者がこの村に勇者が生まれたと告げたからだ。
俺のことじゃない。同い年のジュリアスのことだ。
何でも、人類を脅かす魔王を倒せる、500年に一度の存在らしい。

だから彼は、同じ年に生まれた子供の中でも特別だった。
勉強も遊びも一緒にした記憶は無い。
彼だけ専属の家庭教師がついて、勉強以外の時間は騎士だった彼の父親の指導でずっと鍛錬しているようだった。

いつだって彼は村で特別な存在だった。
王都に程近い郊外のこの村で彼が歩いていると、洗練された貴族が気まぐれに遊びにきているようにしか見えなかった。
正直なところ近寄りがたく、同じ村に住む俺も16歳になる今日まで話したことは二言三言しかない。
他の同世代の奴らも似たようなもんだ。
気安い交流は大人たちに喜ばれなかったし、そうなると子供だってわざわざそんな面倒なやつを相手にしない。

ずっと勉強か鍛錬しかしてない彼を大変そうだなと思わないでもなかったけど、村の女の子はみんなジュリアスに恋していたし大人達もしきりに褒めるのでやっかむ気持ちもあった。

彼に勇者の力が目覚める気配がないと聞いた時も、そんなわけで何だか複雑だった。
そうは言っても魔法で森の泉を干上がらせたりしていたから十分すごいはずなんだけど。

預言者によると今年こそ彼の力が目覚めるらしいが、今年の俺にはそれ以上の気がかりがある。

俺の固有スキルだ。
15歳になると魔導具で調べられるようになる、人間一人一人が持つ固有スキル。
下手すると持ってるスキルで人生が決まる時すらある。

俺は一体どんな力なんだろう。
出来れば『鑑定』とか『値切り』とか、商人向きなのがいいんだよね。
そうしたら王都にある貿易商へ奉公に出たい。
世界中を旅して、珍しいものを集めるんだ。

俺は緊張しながら誕生日を迎えた翌日役所に向かい、係の人に案内されてスキル判別をする魔導具の前に立った。
へそくらいの高さの装置のてっぺんにある丸い水晶に手を乗せる。
胸の鼓動が早まった。


『固有スキル:勇者のバフ』

手を置いて程なくして水晶からふわりと浮き出た診断結果に、係のお姉さんも俺もしばらく訳が分からず固まってしまった。


「なるほどねぇ。そういうわけか。」

預言者のヒースさんが俺を興味深そうに見ている。
係の人が対応に困り上司に相談したところ、あれよあれよとヒースさんのもとに連れてこられた。
見た目は30歳くらいの垢抜けた男だが、16年前ジュリアスが生まれた時にも占った人だ。
噂によると50年前からこの見た目らしい。
勇者がこの村に生まれると分かった時、王都から派遣されて以来ずっと村にいる。

「俺のスキルは何なんですか?」

「勇者の真の力を引き出すんだね。えっと、ミック君だっけ?君自体には何の作用もしないよ。」

「そんなぁ……。」

「500年前、前の勇者が苦戦の末に魔王を封じた時に呪いを受けた影響かもしれないな。君は何の能力もない普通の人間だから、勇者は本来の力を使うためにずっと足手まといをぶら下げて魔王に挑まなきゃならないってわけか。」

「あ、あし……。」

ヒースさんの容赦ない言葉が刺さる。
それに何だって?俺もジュリアスと一緒に魔王を倒しに行くの!?

その時部屋の扉が開いて、爽やかなテノールの声が響いた。

「ヒース!いきなり使い魔で呼び出すとは何だ。今日の鍛錬はまだ終わって……ミック?」

部屋に入ってきたのはジュリアスだった。
たまに遠目で見る通り、同い年と思えないくらいの恵まれた体躯と端正な顔立ちをしている。
日々戦闘訓練をしているだけあって気配に敏感なのか、見かけると大抵目が合うんだけど、今日はいつもより近くにあるその翠の瞳が俺を見て丸くなっていた。

「や、やあ、ジュリアス。俺のこと覚えてるの?」

「もちろんだ。前に森で会ったし、村でもよく見かける。君は目立つから。」

それを聞いてぶはっとヒースさんが吹き出す。
俺もジュリアスの皮肉めいた冗談にははっと愛想笑いで返した。
生まれてこのかた目立ったことなんて一度もない。
勉強もケンカも、上から数えるか下から数えるか迷った挙句数える意味がないと気付く有様だ。
まあ、同じ年頃だからジュリアスもたまたま覚えてたんだろう。

「なんでミックがここに?」

悪趣味な冗談を吐いた後と思えない澄んだ瞳でジュリアスがヒースさんに尋ねる。

「今日の彼のスキル判定で、彼が君のバッファ役であることが判明した。彼のスキルがあれば君の力は魔王を倒せるくらいに今後増幅していくはずだ。それこそ先代勇者並みにね。」

「何だって?それは本当かい?」

ジュリアスが俺に尋ねる。
そんなの俺が知りたい。

「何かわかんないけど、装置の結果が『勇者のバフ』って出たんだよっ…っ!?」
あろうことか、ジュリアスは椅子に座っていた俺の隣に来るとひょいと脇を担ぎ上げて立たせ、はぐっと抱きしめてきた。
布越しに引き締まった体の感触を感じる。

「夢みたいだ。君が僕の力を引き出してくれるだなんて。これで魔王と戦える。ありがとう、ありがとうミック!」

上ずった声でまくし立てると、両手ではしっと俺の顔を挟んで額やら頬やらにチュっチュとキスしてくる。
やめろ!お前は俺のお母さんか!

「えーい離れい!」
流石に口にされそうになる寸前で俺は渾身の力でジュリアスを押し返した。

当の本人は相変わらず爽やかな満面の笑みで俺を見ている。

「これからはずっと一緒にいよう。僕の家で一緒に住むんだ。今日からでいいよね。荷物は後で取りに行かせよう。」

俺の手を恭しく握ると、強引に引いて部屋から出ようとした。
訓練でマメだらけになったジュリアスの手のひらが、俺のやわな手のひらに擦れる。

「ちょっちょっと待って!何で!?俺一緒に暮らす気なんてないよ。」

慌てて足を突っ張って引き留めた。

「なぜ?まだどうやったら君が僕の力を引き出すかわからないのだから、分かるまでは一緒にいて色々試さないと。」

ヒースさんがウンウン頷いている。
俺の意思は全く無視らしい。

「でも、親に何も説明してないし、一度帰りたい。話はそれからでいいだろ?」

俺はとっさに返した。
とにかく一旦この場を離れないとどんどんジュリアスのペースに飲み込まれると思った。

俺の言葉を聞いたジュリアスの顔が、更に喜色に溢れる。

「僕としたことが、浮かれすぎて大事なことを忘れていたよ!でも、君が僕のことをそこまで真剣に考えてくれているなんて感激だ。分かった。君のご両親に一緒に挨拶に行こう!」

そうして抵抗虚しく、俺は意味不明なことを喚くジュリアスにズルズル俺の家まで引きずられていった。
因みに家の場所は教えてない。
まあ、俺んち雑貨屋だから、たまたま知ってたんだろう。

「お母さん、息子さんを僕にください!」

店番をしている母親に開口一番そう高らかに告げた男の横で、俺は卒倒しそうになった。


—————


「なんつー1日だ……。」

ジュリアスの部屋でふかふかのソファーに座り呆然と呟く。
部屋は俺が触ったこともないような高価な調度で趣味よく仕上げられている。
綺麗すぎてあまり人が住んでいる感じはしないけど。
今日からは、俺もこの部屋で住むんだな。

結局ジュリアスが突撃した我が家は混乱を極め、後から悠々と現れたヒースさんのフォローでどうにか正しく状況を理解した家族はあっさり俺を差し出した。

裏切り者め、と恨めしく見る俺に、「仕方ないじゃない。勇者が魔王を倒すのを邪魔したなんて、ご近所さんの聞こえが悪いもの。」と言った母さんを俺は許さない。

そりゃ、人間はずっと魔王と配下の魔物に怯えながら暮らしてるし、それを解決できるなら俺も協力したい。
でも、ジュリアスと一緒に魔王を倒しに行くって、命の危険を伴う行為じゃないか。

2年前一度だけ森で襲われた魔物の姿を思い出してぶるっと震えた。
1人で勝手に森にアイテム探しに出て襲われた時だ。
中レベルのゴブリンだったけど、俺には十分恐ろしかった。
たまたま近くにいたジュリアスに助けられなかったら、今頃ここにはいないだろう。

恐怖体験を思い出していると、扉が開いて夜の訓練を終えたジュリアスが入ってきた。
湯浴みを済ませてきたのか頭から雫が滴っている。

「ジュリアス……えっと、おかえり。」
言うに困って適当に声をかけてしまった。
家にいるのにおかえりも何もないだろう。

ジュリアスはそんな不自然さに気づく様子もなくふっと目を細めて笑った。

「帰ってきた部屋に君がいるというのは、すごく安心するものなのだな。」
綺麗な顔立ちでそう無邪気な表情をされるとなんか…なんか……何だ?胸がざわざわする。

「そう?俺なんか兄貴たちとずっと一緒だから、1人部屋羨ましいけど。」
ジュリアスの顔を見るのがなぜか恥ずかしくなって、手元のクッションを弄りながら返す。
ズシっ、と隣が沈む感覚がしてソファーの空いたスペースにジュリアスが座ったのがわかった。

「部屋にいるのがミックだから、安心するんだ。」
その言葉に驚いて顔を上げると、予想以上にジュリアスが近いところに座っている。
髪から流れた雫がポタリとソファーにしみを作った。

「おっおい!ちゃんと髪乾かせよな。うちだったら母さんにすっげぇ怒られるぞ。」

真っ直ぐ見つめてくる瞳に耐えられなくなって誤魔化すように言った。
逃げるように後ろに回って肩にかかっている厚布で髪をガシガシ拭いてやる。
何でこんなに心臓がドキドキするんだろう。

ジュリアスの髪は、髪質は悪くないのに毛先がパサパサで枝毛だらけだった。
全くケアしていないのがわかる。
俺んちの雑貨屋は専用コーナーを作っているくらい美容グッズに力を入れていて、母さんは髪の手入れにもうるさい。
学校がない日は店を手伝わされている俺も少し知識があるのだ。

昼間気付いた引き締まった体やマメだらけの手に思いいたる。
クタクタになるまで訓練して、適当に体を洗って、濡れた髪を誰にも咎められず独りで寝る。
ジュリアスはきっとそんな毎日を送ってきたんだ。

母さんに怒られながら、晩酌をしてる父さんと遅くまでオセロで遊んで、飽きたら兄さんと寝る自分の生活とふと比べてしまう。
部屋は俺んちより全然立派なのにな。
何だか少し同情してしまった。

「なあジュリアス、髪にオイル塗っていいか?」

「君がしたいようにしていいよ。」

許可が出たので、家から最低限持ち出した私物を漁りいそいそと精製油が入った瓶を取り出す。
薬草エキスが入ったオイルで、髪や肌に塗ると本来の状態に整えてくれる。
最近よくニキビが出来るから母さんが持たせてくれたやつだ。

瓶を手に持ってまた後ろに回ろうするとジュリアスに手招きされた。
ほいほい近づくとひょいっと持ち上げられてそのまま膝の上に乗せられる。

「ちょっと、ふざけるなよ。」

降りようとするががっしり腰を掴まれて出来ない。

「君が見えている方がいいから、このまま塗って欲しいな。」

甘えるように言われて言葉を失ったが、終わるまで降ろしてくれなさそうなので仕方なく従う。
オイルを手のひらに垂らして延ばし、彼の髪に撫で付ける。
この体勢で手櫛で髪を梳かすと、なんかこのままキスでもしそうな格好だな、…って、何考えてんだ俺。

「お、終わりだ終わり、ほら、離せ。」

オイルが髪に移ったのを確認して作業を切り上げる。
腰に置かれた手が動く様子はない。

「どうしよう。離したくない。」

信じられない言葉を口にして、ジュリアスは俺の肩口に顔を埋めた。
腰を押さえていた手が背中に回ってぎゅっと抱きしめると二つの体が密着する。

ぐり、っとジュリアスの下半身の何か固いものが俺の股間に押し付けられた。
同じ男だから彼の状態はわかるけど、なぜこうなっているのか状況はまるでわからない。

「ちょっ、おい、ジュリアス、おまっ、何で勃ってんだよ!?」

慌てて体を引き離したけど、すぐにまたぎゅうとジュリアスの胸板に体を押し付けられる。

「あの時森で会ってから、君のことを考えるとこうなるんだ。
覚えているかい?あの時、自分の口で噛み砕いた薬草を僕の傷口に塗ってくれた。」

ジュリアスがゴブリンを倒した後、彼が手に怪我をしているのを見つけた。
よくある応急処置の方法すらジュリアスは知らなくて、代わりにやってやったのだ。
家に帰った後も怪我が心配で父親に相談したら、ジュリアスの家だったらいくらでも高いポーションが買えると分かって安心した。
勝手に森に入ったことがバレてめちゃくちゃ怒られたけど。

「君のことを思うと力が出るんだ。
辛い鍛錬も頑張ろうって思える。
君と会った後、森の泉が枯れるくらいの火魔法が出せた。
魔法はどんなに練習しても苦手なのに、あの時だけは信じられないくらい楽に出た。
ずっと、まぐれだと思ってたけど……。」

ジュリアスは俺の顎に手を添えて顔を優しく覗き込んできた。
熱い体温が伝わってくる。
見つめられると自分の体も熱くなる感覚がした。

「ねぇ、もう一度僕にあの力をくれないか?」

その表情が必死で、まるで縋るような目をしているもんだから、俺はゆっくり近づいてくる顔を拒絶出来なかった。

ちゅっ、ちゅぷ、ぬっ

「はぁっ、んっ」

少し荒れ気味の唇が壊れ物を扱うようにそっと俺の唇に重なって、肉を弄ぶように軽く食んだ。
初めての行為に息が上がってすはっと口から空気を吸い込む。
その開いた口に、すぐにぬるりとジュリアスの舌が入り込んできた。
俺がさらに口を開いて受け入れる姿勢を示すと、隙間がないくらいじゅっぷりと唇が合わさって熱い舌が歯茎や歯列を嬲り回していく。

顎の裏をざりゅっとなぞられると、ジワジワ背中が疼いて身体が跳ねた。
思わず俺もジュリアスの背中に手を回してぎゅっと衣服に縋り付く。

「そのまま少し掴まっててくれ。」

そう穏やかな声がして、しがみついた身体が持ち上げられた。
ジュリアスは俺を赤ん坊みたいに前抱きにしたまま広いベッドに向かいそこに寝かせる。
上質な羽毛を詰めたマットに身体が沈んだ。

鍛えられた二本の腕が閉じ込めるように体の両脇に伸びてきてまたジュリアスの唇が降ってきた。
同時にシャツの裾から骨ばった手が入り込んで腹を撫で回す。
へそをくすぐられて太ももの皮膚がじんわり疼いた。

「はぁっ、ミック、脱いでも平気か?」

ジュリアスが頬を撫でながら熱っぽく聞いてくる。
思わず頷きそうになってふと躊躇った。
自分は一体何をしようとしてるんだ。
これは一体どういう状況なんだろう。

兄さんたちに猥談を散々聞かされてきたから、男同士がどうやってエッチするか正直知ってる。
今頷いたら多分ジュリアスと俺はそうなるんだ。
でもなんで、俺たちはエッチしようとしてるんだろう。
何となくそんな気になってるだけじゃないか。
ジュリアスに嫌われてる気はしないけど、正直ここまで好かれる心当たりも別にない。
何か、俺のスキルのせいでその気になってるだけな気もする。

「……。」

答えかねていると、のしかかっていたジュリアスがふと体を起こして立ち上がった。
窓辺に近づくと両開きの扉を大きく開ける。
俺も何事かと起き上がって外を見た。
立派な庭に大樹がそびえている。

「すごい木だな。」

「ああ。我が家の守護樹だ。」

そういってジュリアスが木に向かって手を伸ばす。
シュン、と閃光が飛んで木に直撃し、轟音を立てて崩れ落ちた。
倒れるとかじゃない。
ボロボロの藻屑になってドドドっと崩れた。
ザワザワと屋敷にいた使用人たちが庭に集まり、ちょっとした騒ぎになる。

「ちょっ!?はぁ!?」

言葉を失い、ジュリアスと庭を交互に見た。

「大丈夫だ。」

ジュリアスが今度は伸ばした手を振る。
ポワンポワンと地面に散らばった藻屑の周りに光の玉が浮かび、クズの山がふわりと浮いたかと思うとあっという間に元の大樹に戻った。

今度はパチンと指を鳴らすと、目の前の光景にパニックになっていた使用人たちが何事もなかったかのように館に戻っていく。
庭は、すっかり元どおりになった。
一部始終を見て、開いた口が塞がらない。

「信じられない。息をするみたいにしたいことが出来る。やっぱり凄いな。君の力は。」

ジュリアスがパァっと明るく笑う。
いや、それ俺の所為じゃないよね。
そうあって欲しい。
あんな化け物じみた力に、自分が加担していると思いたくない。

より恐ろしいのは、戻せるとはいえ一族の守護樹をあっさり破壊し、使用人の意識を操っていることになんの疑念もないそのジュリアスの神経だ。

ちょっと絆されそうになってたけど、こいつは実は関わらないが吉な奴なのかもしれない。
どうやら力の引き出し方も見当がついたし、とっとと力使って魔王倒してもらおう。
うん。

「ジュ、ジュリアス、俺のスキルって……。」

「うん。どうやら僕が君の体液を取り込むと力が引き出されるみたいだね。」

流石にジュリアスも気付いていたようだ。

「じゃあ、もう十分引き出せたよな?」

「いや、多分もうさっきと同じことはできない。どうも状態を維持するには定期的な補給が必要みたいだな。」

そう言ってジュリアスが俺を引き寄せてまたキスをした。
すぐに舌が捻じ込まれて、口に溜まった唾液をすくい取るように動く。
もっと飲ませろと言うように口の粘膜を擦り回されて一気に体の熱が増した。

「はあっ、凄い、また力が湧いてきた。」

散々口の中をしゃぶり回してジュリアスが囁く。
補給が必要とか、困るぞ。
効果が持続してくれないとずっと付き合わされる羽目になるじゃないか。

「もっと長続きする方法無いのか。」

「確かに唾液は効果が足りないかもしれない。一、二発魔法を打つ毎に補給するのは現実的じゃ無いだろう。」

うんうん。それにキスしながら戦うなんてすごい間抜けだ。

「もっと濃い体液がいいかもしれないな。」



じゅぷっ、ぢゅぢゅ、ぬぷぬぷ、じゅう

「んぁっ、はぁ……ひぁっ、やっ、そこ」

ジュリアスの熱い舌が敏感な先端や裏筋をなぞる度に腰がガクガクと震えて背中が丸くなる。

濃い体液、と言ってジュリアスが指定してきたのは精液だった。
血と言われるよりはマシだと自分に言い聞かせて承諾し、服を脱いでベッドサイドに腰掛けた俺の股間にジュリアスは躊躇いもなく顔を埋めた。

初めての口淫は想像以上に気持ちが良くてどうにかなりそうだった。
ジュリアスは手で玉や竿の付け根をやわやわと揉みながら、唾液をたっぷり絡ませた舌で浮き出た血管をたどり、カリ首の境目を抉り、同時に口に含んだ竿全体をきゅうっと締め付けてくる。

その動きは容赦がなくて、俺の精子が欲しくてたまらないって動きだ。

じゅぷじゅぷじゅぷ、ぢゅうううっ

「あっやらっ、出る、あっ、も、きちゃっ」

びゅびゅっ、ぴゅるっ

腰をジュリアスに押しつけるように体を反らせて、おれは初めてフェラで絶頂した。
射精が終わってもジュリアスが竿をきゅうきゅう締め上げながら最後まで絞りきったので、じんわりとした余韻が長く残った。

「なんだこれは……凄い。唾液と比べ物にならないくらいに力が湧いてくる。
これだ。魔王を倒すのに必要なのは……!」

まだだるさの残る体でぼんやりとジュリアスの感嘆混じりの言葉を聞く。
マジか。ザーメンでか。

「ミック、もう一回いいかな?」

ベッドサイドにうなだれていた俺をベッドに寝かせ直して、足を開脚させた間にうつ伏せに入り込んでくる。
本格的にしゃぶり尽くす姿勢じゃないか。

「ちょっと、まって……もう出ないよ。」

今まで自分で慰める時は2回以上したことない。
俺のそこは一回で満足してくったりと項垂れている。

「けど、濃さは十分でも量が足りないんだ。……すまないけど、ちょっと弄らせてもらうよ。」

ジュリアスが俺の股間に手をかざす。

するとその瞬間、

「?……っ!!かはぁっ、あっ、なに!?熱っ、やだぁ、ちんこ……変なっ」

急に俺の玉がパンパンに張り詰めている感覚になった。
もう何日も出してなくて溜まってる感じ。
苦しい。出したい。
玉の感覚に押されて、俺のちんこもまた頭をもたげ始めた。

そこがまたジュリアスの口腔に吸い込まれる。
ペニスは一度イって敏感になってるのに、玉はもう何日も我慢したみたいにパンパンでチグハグな感覚におかしくなりそうだ。

さっき散々しゃぶられて弱いところも全部バレてしまっていた。
ジュリアスは嫌がらせみたいにそこばかりを責めて来る。
すぐに限界が来て初めて二回連続で果てた。
イく時に無意識に股を閉じてしまい間にいるジュリアスの頭を太ももで挟んでしまう。
最後の一滴まで吐き出したものを飲み干した後、ジュリアスは擦り寄ってきた太ももにそれぞれちゅうちゅうと強く吸い付いた。

「ふぇぇ…なんでぇ……出したのに…終わんなぃ……。」

普段は吐き出せば治るはずの玉が張る感じがなぜか続いていて、太ももを吸われている間も腰がピクピク震える。

その張った玉を、やわやわと優しく揉み込まれた。

「ん゛あ゛ぁっ!やあ゛っ!」

続けて舐め尽くされてグジュグジュになった陰茎をゆるく扱かれる。

「ああぁっ、はぁっ……もっ、やめっ」

「せっかくまだまだ出るようにしたんだけど、あんまり飲んでも力が湧く感じがしなくなったな。一度に取り込める量に限界があるのかも。」

独り言のように呟きながら、手は止まらない。

しゅっしゅっしゅっ、くにくに、ぐじゅん

「あぁっ、はぁ、はっ……んんっ、…あ゛っ」

「ねえミック、せっかくだからちょっと採り溜めしておいていいかな?何度も同じ術かけると君の負担が大きいからね。」

不穏なことを言って指を鳴らすと、空中に瓶が現れた。
何の変哲も無い瓶に見える。

「……?っあっ、やらっ…まって!……ん゛ん゛ぁっ……ぁ、……ぇ?」
急に手で追い上げるように扱かれて、またあっけなくイった。
と思ったら、イった感じはあるのに射精した手応えがない不思議な感覚に襲われた。
実際俺のちんこはイく前とあまり変わりなく、白いものは何も出てない。
代わりに宙に浮いた瓶の底に、ちょっぴり白い液体が入っていた。

「やっぱり精液だと一度の量が少ないな。」

ジュリアスが瓶の中を覗いて言う。

「ミック、たくさん気持ちよくしてあげるから頑張るんだよ。」

悪魔のような声だと思った。


ぐじゅっ、ぐりゅりゅっ、ずぷんっ

「ん゛あっ、ああっ、う゛ぁっ、あ、あ、あ、ん゛ん゛っ!!」

もう何度目かわからない絶頂に震える。
尻の穴にはジュリアスの太い男根がずっぷりはめ込まれていて、訳がわからないくらいに感じる性器の裏や穴の奥の方を的確にこねまわされ続けている。
一度イってもしばらくと待たず次の絶頂に追い上げられ、イってもイっても瓶に精液が溜まるだけで射精した感覚のないままに睾丸はパンパンに膨らみ、ペニスは勃起し続けていた。

もう過ぎた快感に頭がどうにかなりそうだ。
ズドンとまた一際奥を突かれて、言葉になっていない喚きを絞り出してまたイった。

「ふっ、ミックの中、凄く気持ちがいいよ。ずっと入っていたい。」

ジュリアスが俺に被さりながら耳元で囁く。
やめてもう出て行って。
そう返したいけど、ぐりゅんとまた突き上げられて果ててしまい何も言えなかった。
のけぞった喉にぢゅっと強く吸い付かれる。

「でも、まだまだ量が少ないよね。一度にもっと出せるようにしようか?」

「あっ、やらっ!やらぁ!」

これ以上体を変えられたくない一心で快楽の中必死に訴える。

「そう?でも。このままじゃ終わらないんじゃないかい?」

「ん゛ん゛ーーっ!」

カリカリと爪先で乳首の先端を引っ掻かれながら腰をグラインドされてまたイった。

「……あっそうだ。
おっぱいも出してみるかい。」

「!?やっやだっ!やめろっ!」

「だーめ。大丈夫だよ。ちゃんと凄く気持ちよくするからね。」

「やらぁっ!」

俺の拒絶も虚しく、ジュリアスは俺の胸に手をかざした。
すぐに平らな胸が張ったような感覚になり、乳首がぷくっと少し大きくなった。
途端に先端から白いものが滲み出す。

「あっ、なっ……」

先っぽがジンジンする。

ぱくっ。
白い粒が浮く乳首をジュリアスが口に含んで吸い上げた。
まるでフェラをされたかのような激しい快感が襲う。

「ん゛ん゛っ!なにぃ?あ゛っ……へん、おっぱ、、ん゛んっ!」

先端から射精したみたいにビュービューと液体が吹き出す感覚がした。
それが気持ちよすぎて、吸い上げられながら埋め込まれた楔をずろりと動かされてまたイった。

「うん。やっぱり精液みたいに濃くて、量もたくさん出るな。ごめん。早く気付けばよかったよ。」

ジュリアスは中をずんずん突き上げながら両手でムギュムギュと乳首をしぼりあげる。

「あ゛、あ゛、あ゛、あ゛」

壊れた人形みたいに痙攣するだけの俺の頭上で、精液の瓶と母乳の瓶がたぷたぷと嵩を増していった。

ジュリアスが満足するまで精子と母乳を搾り取られた俺は、翌朝まで夢を見る余裕もないくらい気絶するように眠りに落ちた。

目覚める直前やっと見た夢は魔王と戦いながら俺の出した母乳を飲む勇者の、

地獄みたいな光景だった。

(おわり)
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