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第3章
第283話 方針変更
ちょっと心配なのは、既に通行止めとかで苦労している状況で、ロアン君達がすんなり無事に実家に帰れるのかっていうとことだ。
今なら、多少何かあっても、俺達やラドロがサポートできるけど、あまり持ち金もないみたいなのに、どこかで立ち往生でもしたら困らないか?
そんな話をしたら、ロアン君達が揃って不安そうな顔になった。
「そうだった‥‥。うまく護衛依頼とかあると良いんだけど。そうじゃないと移動費用が‥‥。」
今は護衛依頼を受けているから、移動費用はかかっていないけれど、護衛依頼でもなく実家まで移動するとなれば当然馬車の料金などがかかる。
しかし、今のところの所持金は、アイスリザード討伐で得た費用だけだ。
護衛依頼達成時に、依頼料が得られる見込みだけど、実家まで往復したら、ほとんど残らないんじゃないか?
実家まで行けば、送金していた金が得られるから、なんとかなるのかもしれないけど。
なんというか、冒険者ギルドで雑魚寝までして稼いだのに、口座作るために使ってしまうというのは、どうなんだろう。
「‥‥実家に手紙を書いて紹介状を送ってもらったら?それで、口座を作ったら口座に送金してもらえば連絡費用だけで済むんじゃない?」
「あ‥‥。なるほど‥‥。」
「入学前に一度実家に戻る必要があるなら、春になって雪が溶けてからでも良いんじゃない?今だと移動すると除雪料かかるだろうし。」
俺がそう言うと、ロアン君達はごにょごにょと三人で話し始めた。
口座を作りたい気持ちは強いみたいだけど、移動費用の事を考えると躊躇し始めたみたいだ。
そんな三人の様子を見てラドロが言った。
「なあ。今迄口座を作ってなかったんだから、すぐに必要でもないんじゃないか?今、持ち運びに困る程の金を持っているわけじゃないだろ?」
「‥‥そうなんだけど‥‥。」
ロアン君が俯いた。ローレ嬢が,困った顔でラドロを見た。
「その‥‥。一度、盗られちゃったことがあって‥‥。まとまったお金とかを持ち歩くのが心配なの。護衛依頼達成したら今の倍くらいにはなると思うし‥‥。」
「盗られただと!?」
ラドロに強めの声で聞き返されてロアン君がビクっと肩を震わせた。
「うん‥‥。スラれたことがあるんだよ。」
「スラれたのか。じゃあ,その時怪我とかはしなかったんだな。」
「怪我はしなかった。でも、せっかく溜めたのがなくなっちゃって‥‥。その時は防具買おうって、デヴィンが分けて持ってたから、文無しにはならないで済んだけど。」
ロアン君は気まずそうにラドロと目線を遭わさずに言う。ラドロが小さく溜め息をついた。
「だから、実家に送ってたのか。‥‥それから紹介状を送ってもらって口座を作るまでは、今まで通り送金したらどうだ。
一緒にツヴァンに来て、紹介状が届くのを待ってても良いぞ。」
「え?良いの?」
ラドロの言葉で、三人がまたごにょごにょと相談を始めた。
ラドロが続けた。
「依頼主にパーティメンバーを増やしても構わないか交渉をしてみるよ。人数が増えた分の依頼料の増額だとか、宿泊費や飯代とか一切なしなら了承してもらえるかもしれない。」
「本当?」
ロアン君が顔を上げて、目を見開いた。
一転して、ロアン君達もツヴァンに向かう方針になったようだ。
スリに遭ったなんて聞いたら、心配になるよな。
冒険者としても、ラドロと一緒の方が安心だろう。
ロアン君達の護衛依頼の目的地であるネーダベルクまで到着したら、ネーダベルクから実家に口座開設のための紹介状を書いてもらう手紙を出すという。
この街で出すよりは、手紙の送料も安く済むはずだということだ。
今なら、多少何かあっても、俺達やラドロがサポートできるけど、あまり持ち金もないみたいなのに、どこかで立ち往生でもしたら困らないか?
そんな話をしたら、ロアン君達が揃って不安そうな顔になった。
「そうだった‥‥。うまく護衛依頼とかあると良いんだけど。そうじゃないと移動費用が‥‥。」
今は護衛依頼を受けているから、移動費用はかかっていないけれど、護衛依頼でもなく実家まで移動するとなれば当然馬車の料金などがかかる。
しかし、今のところの所持金は、アイスリザード討伐で得た費用だけだ。
護衛依頼達成時に、依頼料が得られる見込みだけど、実家まで往復したら、ほとんど残らないんじゃないか?
実家まで行けば、送金していた金が得られるから、なんとかなるのかもしれないけど。
なんというか、冒険者ギルドで雑魚寝までして稼いだのに、口座作るために使ってしまうというのは、どうなんだろう。
「‥‥実家に手紙を書いて紹介状を送ってもらったら?それで、口座を作ったら口座に送金してもらえば連絡費用だけで済むんじゃない?」
「あ‥‥。なるほど‥‥。」
「入学前に一度実家に戻る必要があるなら、春になって雪が溶けてからでも良いんじゃない?今だと移動すると除雪料かかるだろうし。」
俺がそう言うと、ロアン君達はごにょごにょと三人で話し始めた。
口座を作りたい気持ちは強いみたいだけど、移動費用の事を考えると躊躇し始めたみたいだ。
そんな三人の様子を見てラドロが言った。
「なあ。今迄口座を作ってなかったんだから、すぐに必要でもないんじゃないか?今、持ち運びに困る程の金を持っているわけじゃないだろ?」
「‥‥そうなんだけど‥‥。」
ロアン君が俯いた。ローレ嬢が,困った顔でラドロを見た。
「その‥‥。一度、盗られちゃったことがあって‥‥。まとまったお金とかを持ち歩くのが心配なの。護衛依頼達成したら今の倍くらいにはなると思うし‥‥。」
「盗られただと!?」
ラドロに強めの声で聞き返されてロアン君がビクっと肩を震わせた。
「うん‥‥。スラれたことがあるんだよ。」
「スラれたのか。じゃあ,その時怪我とかはしなかったんだな。」
「怪我はしなかった。でも、せっかく溜めたのがなくなっちゃって‥‥。その時は防具買おうって、デヴィンが分けて持ってたから、文無しにはならないで済んだけど。」
ロアン君は気まずそうにラドロと目線を遭わさずに言う。ラドロが小さく溜め息をついた。
「だから、実家に送ってたのか。‥‥それから紹介状を送ってもらって口座を作るまでは、今まで通り送金したらどうだ。
一緒にツヴァンに来て、紹介状が届くのを待ってても良いぞ。」
「え?良いの?」
ラドロの言葉で、三人がまたごにょごにょと相談を始めた。
ラドロが続けた。
「依頼主にパーティメンバーを増やしても構わないか交渉をしてみるよ。人数が増えた分の依頼料の増額だとか、宿泊費や飯代とか一切なしなら了承してもらえるかもしれない。」
「本当?」
ロアン君が顔を上げて、目を見開いた。
一転して、ロアン君達もツヴァンに向かう方針になったようだ。
スリに遭ったなんて聞いたら、心配になるよな。
冒険者としても、ラドロと一緒の方が安心だろう。
ロアン君達の護衛依頼の目的地であるネーダベルクまで到着したら、ネーダベルクから実家に口座開設のための紹介状を書いてもらう手紙を出すという。
この街で出すよりは、手紙の送料も安く済むはずだということだ。
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