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町の散策
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城を出て三日。目の前にようやく町が見えた。
「ようやく町だぁ。八京さん、あそこが目的地ですよね?」
両腕を上げて身体を伸ばしながらナオキは言った。乗馬にもすっかり慣れたものだ。
「そうだよ。今回はあの町で食料や色々な物資を調達しながら訓練をするから。って言っても、実際にテントを張るのは町の外だけどね」
「え? そうなんですか!? なんで?」
驚きながら明日香が理由を聞いた。
「町中でこれだけの軍人が野営なんてしたら町の人たちがビックリするし、それだけのスペースを確保するのも難しいんだ。必要な時だけ町に行くのさ」
「じゃあ私達、町の中に行くことは出来ないんですか?」
「そこは大丈夫だよ。訓練以外の時間も取ってあるし、少しくらいだったら買い物も許されてるから。あ、お金は気にしないで。ある程度は国から預かってきてるから」
「いいんですか? やったー! じゃあ早速買い物したいです。ね、ルカちゃん?」
「え? あ、は、はい……か、買い物……し、したいです」
急に振られたルカも買い物には興味があるようだ。
「まぁまぁ。先ずはテントを設営しないと日が暮れちゃうよ。その後に町を散策しようか」
「やったー! じゃあ急ぎましょ。早くテント張ってゆっくり買い物したいし」
八京の提案にテンションの上がった明日香は馬を走らせた。余程買い物がしたいらしい。流石年頃の女子だ。
「明日香のヤツ、はしゃぎすぎだろ」
「いいじゃないか。たまには息抜きも必要だよ。ナオキ君も勿論行くでしょ?」
「は、はい。それじゃあ一緒に行きます」
内心ナオキも町の中が気になっていた。異世界の町がどんなものか興味がある。
「センパイ。楽しみですね」
ルカがナオキに話しかけた。とても嬉しそうだ。
「そうだね。よし! オレたちも急ごうか」
「はい」
明日香に続いてナオキ達は馬を走らせた。
町の中は古びていた。レンガ造りの建物が、所狭しと並んでいるわけでは無く、ゆったりとした、どことなく田舎の町並みを感じさせる。ナオキはそこに妙な懐かしさを感じていた。
「へぇ。なんか趣のある雰囲気ですねぇ。作りは全然違うんだけど、なんか田舎のばぁちゃん家を思い出しますよ」
「えぇ? なんか古臭いし、思ってたのと違うわ。もっとお洒落なお店とかカフェがあったら良かったのに」
どうやら明日香にはこの町が不満なようだ。
「そ、そうですか? わ、私はこういった町き、嫌いじゃないですよ」
ルカは満更でもないようだ。
「さすがに城下町と比べると、ここはそんなに栄えてないかもね。でも都市と都市の中間地点で、時期によっては人もそれなりに来る場所なんだよ」
「ほら明日香。折角だし何か食べようぜ。八京さん。この町にはどんな店があるんですか?」
明日香にずっと不機嫌でいられるのも面倒なので、ナオキは少しでも明日香の機嫌が良くなるように努めた。
「そうだね。この町はウィンナーとジャガイモ料理。あとは少し硬めのパンなんかが名物だよ。勿論、スイーツの店もあるよ」
「おぉ! いいですね! 明日香、ルカちゃん、折角来たんだし色々食べよう。明日からは訓練で大変そうだし、今日ぐらい楽しもうぜ」
「そ、そうですね。あ、明日香さん。色々食べましょう」
ルカもナオキの気持ちを察してか明日香を誘ってくれた。本当にいい子だ。
「そ……そうね。みんながそこまで言うんだったら仕方ないわ……しょうがないからナオキの提案に付き合ってあげるわよ」
明日香もナオキの提案に賛成なのだろう。しかし、素直にそれに応じられないのが明日香らしい。
「あぁ、そうだな。オレの提案に乗ってくれてありがとな」
「し、仕方なくだからね。本当はこんな町興味無いんだけど、八京さんもいるし、仕方なくよ」
「あぁ。そうだな。仕方なくだ」
「ほ、本当だからね」
「わかったから行くぞ。八京さん、最初はどの店に行きますか?」
「そうだなぁ……」
八京はナオキ達を見回しながら少し考えた。
「やっぱり初めはウィンナーとパンのお店かな。そこに行ってみよう」
「はい、お願いします!」
「八京さん、お願いします。勿論、八京さんの隣には私が座りますよ」
「お、お願いします」
4人は八京がすすめる店へ歩き出した。
「ようやく町だぁ。八京さん、あそこが目的地ですよね?」
両腕を上げて身体を伸ばしながらナオキは言った。乗馬にもすっかり慣れたものだ。
「そうだよ。今回はあの町で食料や色々な物資を調達しながら訓練をするから。って言っても、実際にテントを張るのは町の外だけどね」
「え? そうなんですか!? なんで?」
驚きながら明日香が理由を聞いた。
「町中でこれだけの軍人が野営なんてしたら町の人たちがビックリするし、それだけのスペースを確保するのも難しいんだ。必要な時だけ町に行くのさ」
「じゃあ私達、町の中に行くことは出来ないんですか?」
「そこは大丈夫だよ。訓練以外の時間も取ってあるし、少しくらいだったら買い物も許されてるから。あ、お金は気にしないで。ある程度は国から預かってきてるから」
「いいんですか? やったー! じゃあ早速買い物したいです。ね、ルカちゃん?」
「え? あ、は、はい……か、買い物……し、したいです」
急に振られたルカも買い物には興味があるようだ。
「まぁまぁ。先ずはテントを設営しないと日が暮れちゃうよ。その後に町を散策しようか」
「やったー! じゃあ急ぎましょ。早くテント張ってゆっくり買い物したいし」
八京の提案にテンションの上がった明日香は馬を走らせた。余程買い物がしたいらしい。流石年頃の女子だ。
「明日香のヤツ、はしゃぎすぎだろ」
「いいじゃないか。たまには息抜きも必要だよ。ナオキ君も勿論行くでしょ?」
「は、はい。それじゃあ一緒に行きます」
内心ナオキも町の中が気になっていた。異世界の町がどんなものか興味がある。
「センパイ。楽しみですね」
ルカがナオキに話しかけた。とても嬉しそうだ。
「そうだね。よし! オレたちも急ごうか」
「はい」
明日香に続いてナオキ達は馬を走らせた。
町の中は古びていた。レンガ造りの建物が、所狭しと並んでいるわけでは無く、ゆったりとした、どことなく田舎の町並みを感じさせる。ナオキはそこに妙な懐かしさを感じていた。
「へぇ。なんか趣のある雰囲気ですねぇ。作りは全然違うんだけど、なんか田舎のばぁちゃん家を思い出しますよ」
「えぇ? なんか古臭いし、思ってたのと違うわ。もっとお洒落なお店とかカフェがあったら良かったのに」
どうやら明日香にはこの町が不満なようだ。
「そ、そうですか? わ、私はこういった町き、嫌いじゃないですよ」
ルカは満更でもないようだ。
「さすがに城下町と比べると、ここはそんなに栄えてないかもね。でも都市と都市の中間地点で、時期によっては人もそれなりに来る場所なんだよ」
「ほら明日香。折角だし何か食べようぜ。八京さん。この町にはどんな店があるんですか?」
明日香にずっと不機嫌でいられるのも面倒なので、ナオキは少しでも明日香の機嫌が良くなるように努めた。
「そうだね。この町はウィンナーとジャガイモ料理。あとは少し硬めのパンなんかが名物だよ。勿論、スイーツの店もあるよ」
「おぉ! いいですね! 明日香、ルカちゃん、折角来たんだし色々食べよう。明日からは訓練で大変そうだし、今日ぐらい楽しもうぜ」
「そ、そうですね。あ、明日香さん。色々食べましょう」
ルカもナオキの気持ちを察してか明日香を誘ってくれた。本当にいい子だ。
「そ……そうね。みんながそこまで言うんだったら仕方ないわ……しょうがないからナオキの提案に付き合ってあげるわよ」
明日香もナオキの提案に賛成なのだろう。しかし、素直にそれに応じられないのが明日香らしい。
「あぁ、そうだな。オレの提案に乗ってくれてありがとな」
「し、仕方なくだからね。本当はこんな町興味無いんだけど、八京さんもいるし、仕方なくよ」
「あぁ。そうだな。仕方なくだ」
「ほ、本当だからね」
「わかったから行くぞ。八京さん、最初はどの店に行きますか?」
「そうだなぁ……」
八京はナオキ達を見回しながら少し考えた。
「やっぱり初めはウィンナーとパンのお店かな。そこに行ってみよう」
「はい、お願いします!」
「八京さん、お願いします。勿論、八京さんの隣には私が座りますよ」
「お、お願いします」
4人は八京がすすめる店へ歩き出した。
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