17 / 50
第17話 初めての補助魔法
しおりを挟む
更衣室を出て、俺たちは第一演習場の芝生の上に集まっていた。
日差しが眩しい。
そして何より太ももが涼しい……
俺は短いケープの裾を引っ張って、少しでも露出を隠そうと試みるが防御力は心許ない。
「それでは授業を始めます。まずは座学……と言っても立ち話ですが、補助魔法の基礎についておさらいしましょう」
アルノート先生が手を叩き、生徒たちの注目を集める。
先生はいつも通りの柔和な笑顔で人差し指を立てて解説を始めた。
「補助魔法には『身体強化』などの強化系や傷を癒やす『治癒魔法』などの回復系などがあります。これらは自分にかけることも、他人にかけることも可能です」
ふむふむなるほど。
「ただし、覚えておいてください。『治癒魔法』で自分の傷を治すことは可能ですが非常に危険でもあります。」
先生の言葉に生徒たちがざわつく。
俺も少し意外だった。
自分で治せるなら便利じゃないか?
「簡単な傷ならともかく重傷の場合は注意が必要です。自分が傷ついているということは、それだけ体力が低下している状態です。その状態で魔力を消費すれば……どうなるか分かりますか? 傷は塞がるかもしれませんが魔力欠乏や過労で倒れてしまいます。それに、そもそも魔力が足りず魔法を使うことすらできないかもしれません」
(ああ、なるほど)
「ですから、自分の傷を治す時は他人の治癒魔法を受けるか、『回復ポーション』を飲むといいでしょう。」
回復ポーション。
そんな便利アイテムもあるのか。
「説明はこれくらいにして、実技に移りましょうか。今日は身体強化(アクティベート)を練習します」
アクティベート……?
身体強化ということは筋力をあげたりするやつか?
「瞬発的に魔力を体の中心に集中させるイメージをし、肉体を強化する魔法です。まずは私が手本を見せましょう」
先生がふわりと構える。
次の瞬間、先生からオーラのようなものが出てきた。
そして、近くにあった大きな岩を軽石でも持ち上げるかのように簡単に持ち上げた。
「おおーっ!」
歓声が上がる。
すげえ!あんなでかい岩も持ち上げられるのか!
「ふぅ……。このように、魔力で筋繊維一本一本を補強するイメージです。ただし魔力の消費が激しく、力の加減を間違えると自分自身が怪我をするので気をつけてくださいね」
先生は軽々と持ち上げていた岩を
ドスン!
と地面に下ろした。
地面が少し揺れる。
見た目は優しそうな女性教師なのにやっていることはゴリラだ。
魔法ってすごい。
「それでは、みなさんもやってみましょう。サイズ別に岩を用意しましたから、自分に合ったものを選んで挑戦してください」
先生の指示で俺たちは岩が並べられたエリアへ移動する。
そこには小さいサイズから大人が数人がかりでも動かなそうな巨岩まで様々なサイズの岩が転がっていた。
「よーし! 私、あの一番大きいのやってみる!」
真っ先に手を挙げたのはミーナだ。
彼女は迷わず先生が持ち上げたのと同じくらいの巨岩の前に立った。
「いくよっ!
身体強化(アクティベート)!!」
気合一閃。
ミーナの体から荒々しい魔力が噴き出す。
彼女はガシッと岩を掴むと、腰を落として一気に持ち上げた。
「うおおおおらぁぁぁっ!!」
ズズズ……と岩が持ち上がっていく。
ついには頭上まで掲げられた。
魔法とはいえさすが村娘のパワーだ。
握手の時も力強かったもんなぁ。
本当に魔法なのか……?
「やったー! 持ち上がったー!」
「すごいですね、ミーナさん!でも腰を痛めないように気をつけて」
「余裕余裕!」
やっぱり野生児だ。筋力強化との相性が抜群にいいらしい。
「うぅ……私はこっちで……」
一方でリリィは、バスケットボールくらいの一番小さな岩の前で屈み込んでいた。
「えいっ……! えいっ……! ……あうぅ、動きません……」
プルプルと震えているが岩は地面に根が生えたように動かない。
やっぱり補助魔法にも個人差はあるんだな。
小動物がじゃれているようにしか見えない。可愛い。
「では、わたくしもやってみますわ」
俺も試してみよう。
俺は優雅に歩み出ると、ミーナが持ち上げたのと同じ特大サイズの岩の前に立った。
(やってやるぞ!)
俺はわくわくしていた。
ほんとにこんな大きなものが持ち上げられるのか想像できない。
「お姉様ー! ファイトですー! その岩を銀河の彼方へ投げ飛ばしてくださいー!」
カノンが無茶な声援を送ってくるが、無視して集中する。
(イメージしろ……身体の中心に魔力を集めるイメージだったな……)
俺は目を瞑りイメージする。
ドクン、と心臓が力強く鼓動する。
魔力が中心に集まっていくのを感じる。
温かい。この魔力を腕の筋繊維に流していけばできるはずだ。
「身体強化(アクティベート)!」
カッ! と、俺の体から目に見えるほどの濃密な魔力オーラが立ち昇った気がした。
「ふっ!」
俺は岩に手をかけ、軽く力を込めた。
すると――。
ズオッ!!
「えっ?」
持ち上げるつもりだった。
しかし俺が少し力を入れた瞬間、岩はまるで重力が消滅したかのようにかっ飛び、俺の手を離れて空高く舞い上がってしまった。
ヒュオオオオオオオ……
岩は放物線を描くどころか、垂直に近い角度で遥か上空へ射出された。
全員が見上げる中、岩は太陽の光に重なり、きらりと光って……。
数秒後。
ズドォォォォォォォォン!!!!!
演習場の遥か彼方、誰もいない森の方角で隕石が落下したような轟音が響き渡った。
衝撃で地面が揺れ鳥たちが一斉に飛び立つ。
「…………」
演習場に重苦しい沈黙が落ちた。
周りの生徒たちはみなぽかんとしていた。
ミーナが「おお~」と口をあんぐりと開けている。
リリィが「あわわ……」と涙目で震えている。
カノンだけが「さすがですお姉様!!」と叫んで拍手している。
そしてアルノート先生は慌てて俺のほうを向く。
「セレスティアさん!?」
「お、おーほっほ!みなさまご覧になりまして?これがわたくしの力ですわ!」
俺は冷や汗をダラダラ流しながらも開き直り、精一杯の「悪役令嬢スマイル」で誤魔化した。
なんか思ってたのと違う!
持ち上げるだけのつもりだったのに……
これじゃあまるで投石器だ。
「……素晴らしい出力ですが、加減というものを覚えましょうね?校舎に向けていたら大惨事でしたよ!」
「あっはい……」
確かにそうだ。
もし、岩が落ちた場所が校舎で建物を壊したり、生徒に怪我なんてさせてたら大ごとになっていたな。
危なかった……
「さて……基礎はこのくらいにしておきましょうか。セレスティアさんの魔力制御については後で『みっちり』指導するとして」
「ひえっ」
先生の目が怖い。
穏やかな先生だが怒らせると怖いぞこれは。
「次は応用編です。この筋力強化を脚力に応用した移動術――『高速移動(クロックアップ)』を練習します」
高速移動かぁ。
速く移動できたら便利だろうが、さっきのこともあるし大丈夫だろうか……
不安になってきたぞ……
(ま、まあ、走るだけなら岩を投げるより安全だろう。……たぶん)
日差しが眩しい。
そして何より太ももが涼しい……
俺は短いケープの裾を引っ張って、少しでも露出を隠そうと試みるが防御力は心許ない。
「それでは授業を始めます。まずは座学……と言っても立ち話ですが、補助魔法の基礎についておさらいしましょう」
アルノート先生が手を叩き、生徒たちの注目を集める。
先生はいつも通りの柔和な笑顔で人差し指を立てて解説を始めた。
「補助魔法には『身体強化』などの強化系や傷を癒やす『治癒魔法』などの回復系などがあります。これらは自分にかけることも、他人にかけることも可能です」
ふむふむなるほど。
「ただし、覚えておいてください。『治癒魔法』で自分の傷を治すことは可能ですが非常に危険でもあります。」
先生の言葉に生徒たちがざわつく。
俺も少し意外だった。
自分で治せるなら便利じゃないか?
「簡単な傷ならともかく重傷の場合は注意が必要です。自分が傷ついているということは、それだけ体力が低下している状態です。その状態で魔力を消費すれば……どうなるか分かりますか? 傷は塞がるかもしれませんが魔力欠乏や過労で倒れてしまいます。それに、そもそも魔力が足りず魔法を使うことすらできないかもしれません」
(ああ、なるほど)
「ですから、自分の傷を治す時は他人の治癒魔法を受けるか、『回復ポーション』を飲むといいでしょう。」
回復ポーション。
そんな便利アイテムもあるのか。
「説明はこれくらいにして、実技に移りましょうか。今日は身体強化(アクティベート)を練習します」
アクティベート……?
身体強化ということは筋力をあげたりするやつか?
「瞬発的に魔力を体の中心に集中させるイメージをし、肉体を強化する魔法です。まずは私が手本を見せましょう」
先生がふわりと構える。
次の瞬間、先生からオーラのようなものが出てきた。
そして、近くにあった大きな岩を軽石でも持ち上げるかのように簡単に持ち上げた。
「おおーっ!」
歓声が上がる。
すげえ!あんなでかい岩も持ち上げられるのか!
「ふぅ……。このように、魔力で筋繊維一本一本を補強するイメージです。ただし魔力の消費が激しく、力の加減を間違えると自分自身が怪我をするので気をつけてくださいね」
先生は軽々と持ち上げていた岩を
ドスン!
と地面に下ろした。
地面が少し揺れる。
見た目は優しそうな女性教師なのにやっていることはゴリラだ。
魔法ってすごい。
「それでは、みなさんもやってみましょう。サイズ別に岩を用意しましたから、自分に合ったものを選んで挑戦してください」
先生の指示で俺たちは岩が並べられたエリアへ移動する。
そこには小さいサイズから大人が数人がかりでも動かなそうな巨岩まで様々なサイズの岩が転がっていた。
「よーし! 私、あの一番大きいのやってみる!」
真っ先に手を挙げたのはミーナだ。
彼女は迷わず先生が持ち上げたのと同じくらいの巨岩の前に立った。
「いくよっ!
身体強化(アクティベート)!!」
気合一閃。
ミーナの体から荒々しい魔力が噴き出す。
彼女はガシッと岩を掴むと、腰を落として一気に持ち上げた。
「うおおおおらぁぁぁっ!!」
ズズズ……と岩が持ち上がっていく。
ついには頭上まで掲げられた。
魔法とはいえさすが村娘のパワーだ。
握手の時も力強かったもんなぁ。
本当に魔法なのか……?
「やったー! 持ち上がったー!」
「すごいですね、ミーナさん!でも腰を痛めないように気をつけて」
「余裕余裕!」
やっぱり野生児だ。筋力強化との相性が抜群にいいらしい。
「うぅ……私はこっちで……」
一方でリリィは、バスケットボールくらいの一番小さな岩の前で屈み込んでいた。
「えいっ……! えいっ……! ……あうぅ、動きません……」
プルプルと震えているが岩は地面に根が生えたように動かない。
やっぱり補助魔法にも個人差はあるんだな。
小動物がじゃれているようにしか見えない。可愛い。
「では、わたくしもやってみますわ」
俺も試してみよう。
俺は優雅に歩み出ると、ミーナが持ち上げたのと同じ特大サイズの岩の前に立った。
(やってやるぞ!)
俺はわくわくしていた。
ほんとにこんな大きなものが持ち上げられるのか想像できない。
「お姉様ー! ファイトですー! その岩を銀河の彼方へ投げ飛ばしてくださいー!」
カノンが無茶な声援を送ってくるが、無視して集中する。
(イメージしろ……身体の中心に魔力を集めるイメージだったな……)
俺は目を瞑りイメージする。
ドクン、と心臓が力強く鼓動する。
魔力が中心に集まっていくのを感じる。
温かい。この魔力を腕の筋繊維に流していけばできるはずだ。
「身体強化(アクティベート)!」
カッ! と、俺の体から目に見えるほどの濃密な魔力オーラが立ち昇った気がした。
「ふっ!」
俺は岩に手をかけ、軽く力を込めた。
すると――。
ズオッ!!
「えっ?」
持ち上げるつもりだった。
しかし俺が少し力を入れた瞬間、岩はまるで重力が消滅したかのようにかっ飛び、俺の手を離れて空高く舞い上がってしまった。
ヒュオオオオオオオ……
岩は放物線を描くどころか、垂直に近い角度で遥か上空へ射出された。
全員が見上げる中、岩は太陽の光に重なり、きらりと光って……。
数秒後。
ズドォォォォォォォォン!!!!!
演習場の遥か彼方、誰もいない森の方角で隕石が落下したような轟音が響き渡った。
衝撃で地面が揺れ鳥たちが一斉に飛び立つ。
「…………」
演習場に重苦しい沈黙が落ちた。
周りの生徒たちはみなぽかんとしていた。
ミーナが「おお~」と口をあんぐりと開けている。
リリィが「あわわ……」と涙目で震えている。
カノンだけが「さすがですお姉様!!」と叫んで拍手している。
そしてアルノート先生は慌てて俺のほうを向く。
「セレスティアさん!?」
「お、おーほっほ!みなさまご覧になりまして?これがわたくしの力ですわ!」
俺は冷や汗をダラダラ流しながらも開き直り、精一杯の「悪役令嬢スマイル」で誤魔化した。
なんか思ってたのと違う!
持ち上げるだけのつもりだったのに……
これじゃあまるで投石器だ。
「……素晴らしい出力ですが、加減というものを覚えましょうね?校舎に向けていたら大惨事でしたよ!」
「あっはい……」
確かにそうだ。
もし、岩が落ちた場所が校舎で建物を壊したり、生徒に怪我なんてさせてたら大ごとになっていたな。
危なかった……
「さて……基礎はこのくらいにしておきましょうか。セレスティアさんの魔力制御については後で『みっちり』指導するとして」
「ひえっ」
先生の目が怖い。
穏やかな先生だが怒らせると怖いぞこれは。
「次は応用編です。この筋力強化を脚力に応用した移動術――『高速移動(クロックアップ)』を練習します」
高速移動かぁ。
速く移動できたら便利だろうが、さっきのこともあるし大丈夫だろうか……
不安になってきたぞ……
(ま、まあ、走るだけなら岩を投げるより安全だろう。……たぶん)
10
あなたにおすすめの小説
前世で過労死し、宿屋のモブ女子に転生。失感情なばかりに完璧な接客で最強の女たちをダメにする――「お客様、添い寝はオプション料金になりますが
駄駄駄(ダダダ)
ファンタジー
前世で部下のミスを被り、不眠不休で働いた末に過労死した伝説のマネージャー・清水(28歳)。彼女が転生したのは、人気RPG『アステリア・ファンタジア』の世界。それも、名前も出ない宿屋のモブ店主、シエル(18歳・小柄)だった。
前世で感情を使い果たして「失感情症」気味になったシエルは決意する。「今世は、自分の手の届く範囲だけを、完璧に『おもてなし』して静かに暮らそう」
そんなある日。宿の前に、かつての自分と同じように使い潰され、泥の中に捨てられた一人の「ゴミ」がいた。それは、クズ勇者に「壊れた盾」と罵られ、解雇された最強の聖騎士・アルテミス。
泥まみれの彼女を、シエルは淡々と「収容」し、プロの技術で洗浄し、栄養満点のスープを差し出す。「お客様。当宿のサービスに『絶望』は含まれておりません。オプションで『安眠』ならございますが?」
勇者への復讐? 世界平和? そんなもの、宿屋の仕事には関係ない。だが、完璧な接客(隠れママ力)で心身を解されたアルテミスは、いつしかシエルなしでは眠れない体になってしまい――。
さらには後悔して戻ってきた天才魔術師までが、シエルの「膝」を奪い合う抗争を始め……。これは、失感情症な少女が、無自覚に最強の女たちを「わからせて」しまう、癒やしと執着の宿屋経営録。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ゲームの悪役貴族に転生した俺、断罪されて処刑される未来を回避するため死ぬ気で努力したら、いつの間にか“救国の聖人”と呼ばれてたんだが
夏見ナイ
ファンタジー
過労死した俺が転生したのは、大好きな乙女ゲームの悪役貴族アレン。待つのはヒロインたちからの断罪と処刑エンド!?冗談じゃない!
絶対に生き延びて平穏な老後を送るため、俺はゲーム知識を総動員して破滅フラグ回避に奔走する。領地を改革し、民を救い、来るべき災厄に備えて血の滲むような努力を重ねた。
ただ死にたくない一心だったのに、その行動はなぜか周囲に「深謀遠慮の聖人」と勘違いされ、評価はうなぎ登り。
おまけに、俺を断罪するはずの聖女や王女、天才魔導師といったヒロインたちが「運命の人だわ!」「結婚してください!」と次々に迫ってきて……!?
これは、破滅を回避したいだけの悪役貴族が、いつの間にか国を救う英雄に祭り上げられ、ヒロインたちに溺愛される勘違い救国ファンタジー!
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる