~春の国~片足の不自由な王妃様

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今日は、一年中春の国の王太子ジーク=スノーフレーク=スプリングの結婚式。

お相手は、ローバー侯爵令嬢のローズマリー。

当初は、妹のマリーナが本命で。近々。婚約者候補から正式な婚約者として、発表があり。一年後か二年後に結婚式をおこなうのではと、国中の誰もが思っていた。

しかし。ある事件が起き。姉のローズマリーに決まり、一ヶ月後には結婚式をすると発表された。

国中は激震が走り、戸惑いを感じていた。

発表から一ヶ月なんて異例すぎるからだ。

貴族達からも異論があったが、王太子のたっての希望と譲らない気持ちがあり特例として～決まった。

今までの王太子としての功績があったので、納得された。

準備も足りないので。まずは～国内で簡単な式を挙げて、各国には改めてお披露目会をすることにした。

二人はまず。丘にある教会で女神像の前にたち。愛の誓いをたてた。

ジークの服装は～王族が身につける婚礼衣装に、ローズマリーの銀色の髪に合わせた銀色マントを羽織っていた。

ローズマリーの服装は～ジーク色をこれでもかと、周りが引くくらいの青一色だった。

頭には、春の国特有の花冠をお互いにのせていた。