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ローズマリー絶望と偽りの幸せの始まり
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しおりを挟むジークは微笑みながら
「あ~そうだよ。私達はね。小さい頃に出会ってから、お互い一目惚れで恋に落ちだんだよ。まだ。結婚できる年齢では、なかったからね。それに~王太子の立場として、直ぐに婚約者に出来なくてね。形としては候補の一人という立場だったんだよ。あの時は辛い思いをさせてすまなかった。その間。愛を育んでいたんだよ。そして~やっと婚約者として決まって、後は結婚式を待つだけだったんだ。(悲しい振りをしながら)候補者の一人がね。ローズを逆恨みして、馬車に細工をしたらしく。移動中車輪が外れて…ローズだけが左足にケガを。ローズは被害者なにも悪くないのに。」
「そうだったの~。」
「それに。傷物と言うけど。そんなの私とローズとの愛があれば、問題わないよ。」
「そうなの?それは嬉しいわ。ごめんなさい。そんな大事な事を忘れてしまって。ジーク。
ずっと。私の側にいて(涙目)」
抱き締めながら
「結婚式で誓った通りに。一生(離れようとしても)ローズ側から離れずにいるよ。愛しているよ。私のローズ。」
「私も愛しているわ。」と二人は熱い口づけをかわした。
その光景をスープを持ってきた侍女リリーは、戸惑いながら悲しい顔をしていた。
それから。スープを受け取り。ジーク自ら、ローズに食べさせた。「あ~ん。」パク「美味しいわ。」そんなやりとりを繰り返し、幸せを感じながらスープが空になったので。
「ローズ。嬉しい知らせだよ。ローズのお腹の中にね。私とローズの愛の結晶が宿ったんだ。ありがとう。ローズ。」と抱きしめると。
「まぁ~嬉しいわ。愛する人の子供が(手を当てて)ここに宿ったのね。私はなんて幸せ者なのかしら。」と笑顔を見せた。
ジークは「私こそ。愛するローズと子供ができて。春の国の王太子は幸せ者だと。全ての国に自慢したいくらいだよ。」
「私もよ。」
二人は再び抱きあって、口づけをして愛を確かめあった。
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