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ジーク 出会いと永遠の別れ
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しおりを挟むその日は朝から母上が
「今日の10時に○○○○(聞いてなかった。)侯爵夫人と娘さん達が挨拶に来るから、ジークも良かったら来てちょうだい。今日会わなかったら、7年は会えないわよ。隣国の学校に二人を通わせる為に、行くそうだから。
今まで、お茶会に招待をしていたんだけどね。ずっと欠席だったのよ。今回の訪問は、長くこの国を離れるから挨拶にと言われたの。」それからいろいろ話していたが~あまり聞いていなかった。
私はその時に思ったのは~母上がその子達に会わせようとしていると感じ「時間があれば。」と一言いいながら、訓練場に向かった。
その時は、嫌気を感じてそう答えたが。
もう少し母上の話をしっかりと聞いて、おとなしく挨拶に行けば良かったと、後になって後悔はしたけどな。
いつも通りに汗をかき。
タオルで拭きながら歩いていると。いつもなら気にせずに通り過ぎる場所に~足が止まった。
「この場所は、絵本で聞かされていたな。確か。天使が舞い降りる神聖なる場所だったな。確かに。そんな幻想的な場所だな。見ていると気持ちが安らぐようだ。」としばし浸っていた。
まさか~そこで。
あの運命の出会いがあるとは。
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