~春の国~片足の不自由な王妃様

クラゲ散歩

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アルトとマリーナ 2通の手紙と永遠の愛

7 アルト視点③

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部屋でいつも通り引きこもっていると、両親に呼ばれた。
今後の話があるから、ローバー侯爵家に行く事になった。

久しぶりにローバー侯爵家に着くと、以前の明るい感じではなく重い雰囲気だった。

そして。マリーナが妊娠していると…聞かされた。

あの時の。
避妊はしてないので、可能性がないわけではなかったが。
(これも~まさか。あいつの…。)マリーナも少し痩せ暗い顔をしていた。お互いに複雑な心境だった。

子供の事もあり、当初の予定通りにローバー侯爵家に婿入りする事になった。

結婚式当日。

遠くに止まっている馬車を、私は時々見つめた。ローズと王太子が乗っていると。

会うことすら…できない。

親類や招待客(仕事関係)たちからは、祝福をしてくれる。(友人は呼ばなかった。)

マリーナと私は「ありがとう。」と笑顔でお礼をいう。

晴天のように、心は晴れる事もなかった。

私の隣に、愛しいローズがいない。



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