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22話
しおりを挟む午後 天音と若葉が歩いていると、ギルドから出てきた、なつめ(樹の兄)と由弦(ゆづる 同級生)とグロウさん3人が町の外に出ようとしているのを見かけた。
「由弦、どこかに行くの?」と声をかけた。
「ほら、今月の終わりに釣り大会があるだろ?俺、今回参加しようと思ってさぁ~。」
ドワーフのコールト様に釣り竿注文して作ってもらったんだぁ~。どうだぁ~と私達に見せた。
「これから練習をしようと思っていた時、なつめさんが、つり達人のスイさん(川の上流に住んでいる。川の管理をしている)に教わっているのを聞いて、俺も教えてもらえるように頼んでもらったんだ。OKが出たので今から、行くところなんだよ。グロウさんも練習したいと言っていたから、一緒に行くことにしたんだよ。ちゃんと町の外に行く前に、ギルドで魔物除けの道具もレンタルしたぞ。」
「へぇ~そうなんだぁ~。」「なつめさんのグロウさんも釣り大会出るんですか?」
なつめ「私は出ますよ。今回は1位の賞品が欲しいですからねぇ~それに魚屋の息子としては、魚に関連することには出ないとね。父と樹は出ないみたいだけど。」
グロウ「俺も特別に参加できるように頼んだよ。」
若葉が「賞品って、なんだっけ?」
由弦「見てないのか!」
若葉「だって、参加しないしさぁ~。」
由弦が「ほら。」と紙を私たちに渡した。
=〇月30日釣り大会開催について=
集合時間 7時30分
集合場所 町の入り口
受付場所も同じです。番号と魔物除けの道具を受け取り下さい。(私物の魔物除け道具、魔法でも可)
開催時間 8時から12時まで(終了後、みなさんが釣った魚と、近くにいる魔物でお昼にします)
会 場 川(町から歩いて約25分)
競技方法 時間内での魚の数で競います。(大小関係なし)
会場に行けるのは、参加者と関係者のみです。応援は、できません。
= 賞品 =
1位 収納魔法がついたバック(収納できる量は、イメージとして学校の一教室分ぐらいです。)
2位 町に一瞬で帰ってこれる魔法のドリンク2本(味は決められる。)
3位 足が速くなるドリンク5本(飲んでから30分有効。緊急の時、魔物から逃げる時便利。)
つきがさ町の住民以外の方で、参加希望の方は、町長まで連絡下さい。
みなさんの参加をお待ちしてます。 町長 細雪
「「なにこれ~ほし~い」」天音と若葉は叫んだ。
※魔物除けの道具が開発され、ギルドでレンタルできる。ONとOFFができる。遠くまでは行けないが、近くの外出が可能になった。
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