~まるまる 町ごと ほのぼの 異世界生活～

47話

手を繋ぎ家に到着し、両親に会わせてから、花雪は仕事に戻って行った。
グロウはリビングに通され、花雪の両親の前のソファに座った。

グロウ君、たまにお店でも会うが、こうやって向かい合って、しっかりと話し合うのは初めてだね。
あらためまして、花雪の父の清春だ。
母の紗雪（さゆき）よ。よろしくね。

グロウ「私は、巨人族の村長の息子のグロウです。花雪さんとは、結婚を前提にお付き合いをさせて頂いてます。今日は、会って頂きありがとうございます。これは、村で取れた果物です。どうぞ、受け取って下さい。」(挨拶やどうすればいいのか分からないので、服装のアドバイスを受けるときに、簡単に教わった。気に入られる為に、必死だったグロウ。)
グロウは、大きな珍しい果物をテーブルの上に出した。

母紗雪「ありがとうね～ま、初めて見る珍しい果物ね♪とても嬉しいわ。グロウさんの事は、花雪から沢山聞いているわよ。フフ　そんなに緊張しないで。飲み物をどうぞ。」

グロウ「ありがとうございます。」飲み物をのみながら、花雪は母親似だな。花雪が歳をとったら、こんな感じかなと思いながらいた。

父清春「今日は、来てくれてありがとう。花雪から君の事を聞いて、今後の事を考えたら、きちんと話をしないといけないと思ってね。君の考えを聞かせてほしい。
わかっていると思うが、君と花雪は種族も住んでいる(いた)世界も文化も違う事もわかってほしい。」

グロウは、父清春の言葉を真剣に聞いていた。