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136話 収穫祭④
しおりを挟む細雪と和泉は、祭りを楽しみながらも、巨人族を観察していた。
許可をもらい村を見てまわっていると、畑の土の中から大きなモググが現れた。
和泉の一発の蹴りで、気絶した。
「流石だな。和泉。それにしても、この世界の生き物は大きいよなぁ~持って帰れるか?」
「細雪様、ちゃんと許可をもらってからにしましょうよ。」
「そうだな。いちおう、断ったほうがいいか。」モググを収納した。
少しウロウロしてから戻った。
バドに聞いたら、何匹でもどうぞとOKが出た。
細雪がそれならば~と、探しに行こうとしたので和泉に止められた。
今回は、一匹だけ持ち帰るので諦めた。(改めて1人で来るか。誰か連れてくると煩いからな。)
楽しい祭りも終わり、みんなにお礼を言って帰ることになった。
「また、来てくださいね。」と見送られて。
祭りの片付けが終わり、家に帰り(嫁達は自分の家へ)今日の話をした。
バドが「彩葉と杏果とあらためて会ったが、2人は今後どうしたい?」
ダードンは「彩葉さんともっと話がしたいし、付き合ってすぐに結婚したい。」
ザーラドは「杏果ちゃんと一緒にいたいし、すぐに結婚したい。」
それを聞いた家族は、そうか~と嬉しそうに頷いていた。
2人を村に来るようにしてくれと、グロウに頼んだ。
「わかった。明日、聞いてみるよ。」
「「ありがとう。」」
「わしも協力するぞ。嫁が増えるのは良いことだ。」
「「俺達も協力するぞ。」」
母ニーナは、ほどほどにしてね。
相手の気持ちも考えるのよ。
と心の中で思った。
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